ところどころに印象的なことがあった時だけ日記を書き後はスケジュールのようだ。
自分の勤務がメモられていて親の誕生日や友達との予定が記されていた。
その中には僕と会った日がメモられていて印はハートが書かれていた。
会った日には大体日記があり僕のことを愛を込めて書いてあった。
じっくり見ていると外から車の音がした!
慌てる僕は息を潜めた!
階段を登る音...
他の住人だ!ホッと胸を撫で下ろし
ゆっくり読んでいられない事に気がついた。
僕はページごとに携帯で写真を撮り持ち帰る事にした。
最後のメモがあるページを撮り枕元に戻した。
これでいいか!と帰りかけた時に洗濯機が目に入る。
気がついたら蓋を開けていた。
ピンクと水色のパンティが目当てなのは言うまでもない。
バスタオルの下に、それは重なって潜んでいた。
両手に取り男に摩られた部分の裏を見る。
彼女のエロい痕跡がハッキリと残っていた。
僕は、これを持ち帰ろうか悩んだが泣く泣くバスタオルの下に戻した。
玄関を閉めて車に戻ると汗だくで手が震えていた。
まるでストーカーの気分だ。
急いで自宅に帰り写真を確認する。
まず彼女への違和感を感じた日付のあたりからだ。
僕とあった日の2日前の日記
日記:あの人は人間じゃない!
2度と会いたくない!
これだけ書かれていた。
2日後の僕と会った日
日記: 何とか乗り切れた。
彼には気づかれなかったと思う。
早く忘れたい。
次の日
日記: また来た。
いくら拒否しても悪魔には通用しない。
もうこの世から消えたい。
次の日
日記: レディースクリニックに行く。
すんなり処方される。
その2日後
日記: もう途中から投げやりな気持ちになった。
たぶん私は地獄に落ちるんだと思う。
また2日後僕と会った日
日記: 彼の目を見れなかった。
今は一緒にいるのが辛い。
でも離れたくない。
次の日
日記: もう全部が無駄なのかも知れない。
ピルだけは確実に飲む!
そして昨日
日記: 女として知らなくていいことがあった。
知りたくなかった。
でもまだ戻れる!信じたい。
あまり具体的な内容ではなかったが
確実にあの男と関係を持ったことがわかった。
僕はどうすればいいのか...
卑怯な僕は今でも何とかこのままで!という最低な結果を望んでいた。
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