4日目の朝
躰が重い...
筋肉痛で今まで痛みを感じたことのない場所も痛かった。
家事をこなし10時。
義父が起きてこない。
洗濯物を干し終わり11時。
まだ起きてこない。
心配になり義父が寝る客間にいく。
トントン
恵美: お父様?
返事はない...
カ...ッチャ...
布団の上で横になっていた...
寝ている...?
布団の横までいき義父が寝ているかを確認しようとする
急に寝返りを打って仰向けに!
義父: ぅぅん...
寝ているようだ。
安心して部屋を後にしようと視線を落とすと
恵美: ァ!
義父のモノがそそり勃っていた!
ジーっと視線が外せなくなる!
ゴク...
なんて...立派なの...コレが...私の...
...触っていいぞ!
恵美: おっお父様!
義父: どうしたんだ?そんなに見惚れて...
恵美: 起きてらしたんですね...もうお昼です..
立ち去ろうとする恵美の手を義父が掴んだ!
恵美: お父様?...
義父: とっくに起きていたよ。
恵美: そうでしたか...
義父: ざっとだが私の持つ財産を改めて計算していた。
恵美: ざいさん...
義父: 恵美の両親は元気なのか?
恵美: はい...元気にしてます...
義父: お父さんは?病気はもういいのか?
恵美: 落ち着いています...仕事は辞めて年金で...
義父: 一軒家に?
恵美: はい...古い家ですが...
義父: 幾つだっけ?
恵美: 父が66に...
義父: 前立腺だったか?
恵美: はい...今は放射線が終わり自宅で療養しております。
義父: 大変だったなぁ...
恵美: ご心配いただき...
義父: 家をリフォームしたら?住みやすいように!
恵美: リフォーム?
義父: バリアフリーの方がいいだろ?
恵美: それはそうですけど...そんなお金は...
義父: 1000万もあればいいかな?
恵美: え?
義父: やってあげなさい!私が出すことは伏せてね!
恵美: そんな...大丈夫です...2人ともまだ元気ですし...
義父: そんなこと言っているうちに皆んな老人になっていくんだ!
恵美: でも...受け取れませんそんな...
義父: いいから!私の知り合いの工務店にやらせよう!請求は私にさせればいい!
恵美: ...
義父: なーに遠慮しなくていい!税金対策になる!
恵美: でも...本当にいいんですか?
義父: 息子には私から上手く言っておく!
恵美の父は昨年の春に前立腺癌の診断を受け闘病中だった。
抗がん剤と放射線による治療で歩行が少し不安定になっていた。
実家は古く築30年を経過している。
バリアフリーにし老人向けの住宅に改修することは恵美の最高の親孝行になる。
※元投稿はこちら >>