【変態マゾ適正試験 1】
全裸の身体に白いコートを羽織り、姿見の前で『呪文』を唱えた亜希子。
白いコートは、一番のお気に入り、重要な催し物の際は、いつも着用している。
しかし、脚を覆う真っ赤なストッキングは、真っ白なコートは、全体的に卑猥で下品に見えた。
その姿を見て…
(フフフ…変態マゾの私にピッタリだわ…)
と笑みを浮かべる亜希子。
そして、昨日購入した1ダースのイチジク浣腸は、もう半分の6個。
(もう半分だけなんて…使いすぎね…
でも浣腸オナニー気持いいのぉ…)
その浣腸をバッグに入れ、コートのボタンを留める。
真紀の部屋に寄り…
「ママ…ちょっと出掛けるから…」
もう昼食は、済んでいる。
「お夕飯までには帰るわね…」
上品な母として、真紀に言う…
(真紀ちゃん…ママの秘密を知っだらどう思うかしら…)
と変態的なことしか頭を過ぎらない。
そして、玄関を出ると、やはり目を引く美人であるとともに、下品の出で立ち。 道行く男達の目を捉える。
気温も10度前後と低く、普段ならコート一枚では寒いが、その視線と変態マゾに一歩踏み出し、興奮状態で身体中を暑くし、全く寒さを感じない。
(この辺りじゃ、良妻賢母で上品な美人奥様って言われているの…
ボタンを外して中を見たい…?)
と誘うような笑みを浮かべる亜希子…
しかし、前方から近所でも有名な『おしゃべりおばさん』が歩いて来る…
(あの人にバレたら、大変だわ…
どうにか気づかれませんように…)
おしゃべりおばさんに見つからないように、俯き加減でスマホを持ち、歩きスマホをしているように装うが…
「あら、水澤さんの奥さんじゃない…?」
と見つかってしまう…
「あっ、田中さん…こんにちは…」
「ダメじゃない、歩きスマホは危ないわよ…」
と小言を言いながらも、亜希子の格好を上から下まで見ている…
亜希子は、妄想してしまう…
(もし、今ボタンを外して、コートの中身を見せたら、ご近所から変態、マゾ女のなんて罵られるかしら…)
とそんな妄想をし、身体を熱くする。
完全にマゾ思考になっている。
そして、気がつくと、指をコートのボタンに掛けている…
「今日は随分派手な格好ね…
いつもお上品だけど…いつもの奥さん同様違って下品よ…」
(そうよ…私は下品な変態女よ…)
と心の中で、反芻しながら、笑みを浮べ…
「そうですよね…娘にもちょっと変と言われたんですよ…」
「ねえ、まさか…男の人と会うの…?」
(そう…これから男の人に会って変態マゾの適正検査をしてもらうの…)
「好きなブランドへ買い物行くだけですよ…今日の格好もそのブランドで揃えただけですから…
ごめんなさい…ちょっと急ぐので…」
長く話し込めば、心の声が漏れて墓穴を掘る可能性もある…
横山との約束の時間も迫っているため、適当に濁して駅へと急ぐ…
*****
途中の電車の車中でも、マゾの歓びに浸る亜希子。
比較的、空いている車内。一人で座っている、可愛らしい制服を着た中学生の向かいに座る…
本を読んでいるが、亜希子のイタズラ心に火が着く…
向かいの中学生に見えるか見えないか程度に股を拡げる。
(真面目に本を読んで、可愛いわ…
でもこっちを見て、おばさんのオマンコが見えるかも…)
と挑発する。
その中学生も亜希子の様子に気づいたようで、コートの裾の隙間を覗くように見ている…
わざと亜希子は、ソッポを向いて、気付かないふりをしている…
そして、脚を組んだり、組み替えたり…
(ねえ、見えた…?ボク…
見えたなら、おばさんの毛だらけのオマンコ、もっと見せてって言ってよ…)
実際には、見えていない…
いや、楽しんではいるが、亜希子も計算し、ギリギリまで見せないでいる…
時々、亜希子が少年の方を見て、亜希子と目が合うと、恥ずかしそうに目を伏せる…
次の駅で、横山の会社の最寄り駅。
(フフフ…可愛から、大サービスよ…)
と駅に到着する直前、コインを床に落とし、しゃがみ込み、片膝を立てて拾い、わざと中身を見せた…
少年は驚いた顔をして、目を丸くする…
(ママのオマンコとどっちがいい…?
おばさんの毛深いオマンコでしょ…)
そんな風に思いながら、電車を降りる際、少年にウインクする。
少年ははにかんだ笑みを見せ、亜希子に応えた。
*****
横山の事務所のあるビルに到着する。
横山に言われた通りに2階の店舗へと急ぐ。
2階の店舗は、アダルトショップだった。
店舗内には、セクシーランジェリー、ボンデージ衣装、コスプレなどを着飾った複数のマネキンが展示されている。
そして、バイブなどのアダルトグッズが多数。
実際には、初めて見るが、いかがわしい商品でショックだということはわかった。
店の奥のカウンターに小柄で陰気な感じの男がいた。
その男に…
「横山さんの使いで来ました…」
というと…
「水澤さんかい…?横山から話は聞いているよ…
ここで試験の第2問を行えってのことだ…
コートのボタンを外し、ちゃんと横山の指示通りか確認するように言われたんだ…
だから、ボタンを外して、身体を晒すんだ…」
この店の店長らしき男。
横山の関係者らしいが、初めて会う男にそんなことをする義理はない。
また、今気付いたが、店の奥に5人の客の姿が見える…
そんな状況で亜希子は…
「い、いくら横山さんのお知り合いだからって、貴方にお見せる必要はないと思います…」
と少し切れたように言う亜希子…
その様子に客全員が気付いたようで…
「店長…どうしたの…?揉め事…?」
と集まって来る…
「いや、横山のところのビデオ出演希望の変態マゾ試験をしているんだけど、あまり言うことを聞かないんだよ…」
「あー、横山さんのね…しかし、そんな雰囲気もない上品なご婦人だねぇ…
奥さん、どうしても出たいなら、店長の言うことを聞いた方がいいよ…」
と店長を受けて、客が答える…
そして、再度店長が…
「まあ、出来ないなら、試験終了だから、俺には関係ないけど…
そうそう、横山が言っていたよ…
どうしても出来ないなら、家を出るときの言葉を思い出して、同じことをやってみたらって…」
姿見に映った自分の身体を見ながら『私は変態マゾ』と5回言った呪文を思い出した亜希子。
実は裸なんて、夫にしか見せたことがない。
夫にだって、暗い部屋で、こんなに煌々と電灯が灯った場所ではない。
しかも、初対面の6人。
でも、自分の中で芽生えたマゾの本性をもっと晒け出したいと思い、ここで終わったら、借金返済の目処も立たない。
葛藤しながら、目を閉じ、小さいな声で…
「私は変態マゾ…」
と言い出すと、ゆっくりと徐々に声が大きくなり、最後には…
「私は変態マゾ…」
と叫ぶように言う…
すると何かふっ切れたようで…
(そうよ…私は変態マゾなのよ…
見ず知らない人達に裸を見せ、辱めを受ける変態マゾ…)
と自分に言い聞かせると、コートのボタンを一つ一つ外して行き、コートを開き…
「変態マゾ亜希子のだらしない身体をじっくりご覧下さい…」
とガーターベルトとストッキングだけの姿を見せる…
それだけで恍惚の表情を見せ、目の焦点が定まらない…
濃い腋毛も陰毛も晒し、弛んだ腹も見せる…
そして、下品にデカい茶黒い乳輪まで。
「フフフ…上品そうな雰囲気なのに、下品な身体をしているな…」
「腋毛も陰毛も少しくらい手入れしないとな…だらしない女だ…」
「腹もあんなに弛ませて…」
そんな風に言われた亜希子…
(そうよ…下品なオッパイなの…
だらしないから、お腹にお肉も付いているし、腋毛も剃らないわ…)
と自虐に浸り、酔っている亜希子。
店長は…
「それからな…これを付けろと横山が言っているぞ…
何かわかるか…?」
ウズラの卵を少し大きくしたもの、ローターだったが、こういう物には全く無知で。
「これはなんですか…?使い方は…?」
と店長に尋ねると…
「まず、あんたの膣内に入れてみろよ…」
と膣内に入れる亜希子。
何も起こらないと思ったところ、急に振動が。
「あっあっ…何…凄く気持ちいい…?」
そして、店長は、リモコンを手に持ち…
「このリモコンで操作しているんだ…
今は弱だが、これをマックスにすると…」
不意に微弱で震えていたローターが膣内で暴れるように激しく震える…
「ヒィー、しゅごい…しゅごい…もう頭がおかしくなるぅ…」
と腰から砕け落ちる…
「そのまま、三階の横山の所に行け…
横山もリモコンを持っているから…」
と言われ、フラフラしながら店を出る亜希子。
【つづく】
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