【亜希子の決意】
自宅に戻った亜希子。
今日の面接は、午前中だったため、今は丁度昼時だった。
いつもなら、真紀とお腹の子供のために、昼食の準備をする時間だが、今日の面接とドラッグストアのトイレでの初めての強烈な快感で、ボーッとしていた。
そこに真紀がやって来て…
「ママ…お昼の時間だよ…
午前中、お出かけしてたの…?」
それを聞いて、我に返る亜希子。
真紀の顔を見ると、慎吾を妄想でありながらも、性の捌け口としたことが、恥ずかしくなり、真紀に申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう…
真紀の顔もまともに見れずに…
「うん…ごめんね…今準備するから…」
今の『ごめんね』は、昼の準備が遅れたことではなく、慎吾を妄想の相手とした真紀への謝罪。
「ママ…最近おかしいよ…元気もないし…」
「そ、そうかしら…大丈夫よ…心配かけてごめんね…
そういえば、慎吾君の就職活動は、どうなの…?」
と話題を変える亜希子。
「結構いい大学、卒業してるけど、やっぱり2年間のフリーター生活がマイナスみたい…」
「そうなの…」
と言いながら、昼食を作る…
身重で少し食欲のない真紀のために、朝食と同じようなトーストと卵焼きを作る亜希子。
真紀の好きな甘い卵焼き。
しかし、真紀は口に入れると…
「ママ…何これ…凄くしょっぱいよ…
お砂糖とお塩間違えているよ…」
やっぱり気が動転している…
真紀に謝り、作り直す。
昼食を終えると、100万円の借金が頭を過る…
(やっぱり、変態ビデオを撮影して、お金を作らないと…
でも、やっぱり知り合いにバレたら…)
と不安が過り、もう少し考えてみることに。
しばらくすると、慎吾が帰って来た。
慎吾の顔を見ると、気まずいが、他愛ない話しをしていると、沸々と浣腸オナニーを思い出してしまう。
「ちょっとおトイレに行って来るわ…」
そう言うと、バッグから浣腸を3本持ち、トイレに入る亜希子…
あえて、施錠はしなかった。
(慎吾君…トイレの鍵をしてないの…
間違って、ドアを開けて…)
と危険な行為にドキドキしながら、一本目の浣腸を…
(慎吾君…まだ浣腸はあるわ…早く入れに来て…)
と二本目の浣腸を…
(やっぱり来てくれないの…?
三本目も自分でするわ…)
そして、今度はキッチンにあったワインのコルクを肛門に入れると…
(このまま、我慢して、慎吾君の前に行ってみよう…)
腹がギュルギュル鳴るが、我慢してトイレから出て、慎吾と話の続きをする…
腹の音がやけに大きく聞こえる…
慎吾と話しながら…
(フフフ…浣腸して、ウンチ我慢してるの…慎吾君、早く気づいて…)
しかし、慎吾は…
「じゃあ、僕は部屋に戻りますね…」
とリビングから真紀の部屋に戻ってしまう…
(やっぱり無理よね…)
とホッとしたような残念な気持ちが入れ交じる…
そして、トイレに行こうと立ち上がると、庭が目に入る…
(もし、お庭でしたら、2階にいる慎吾君、気づくかしら…)
とまた、危険な行為、胸を踊らせる…
庭は、塀で囲われているために、外からは見えない…
亜希子は、下半身に身に着けているものを全部脱ぎ、下半身丸出しの状態で、庭に出てしゃがむ…
そして、コルクを抜くと、思い切り排便をしてしまう…
今度は、自慰をしなくても、大興奮し、絶頂を迎える…
そして…
(やっぱり、こんなことダメよ…
もう止めないと…)
絶頂を迎えると、冷静になり、自分を見つめ直す…
そして、その日は、慎吾も真紀も夫もまともに見れず、悶々としたまま、翌日を迎える。
朝から、横山の名刺を触りながら、電話をしようかと迷っていたが、スマホが鳴り、電話に出ると…
『◯◯ネット証券でございます…
水澤亜希子様でございますか…?
ご返済の件でお話が…』
遂に督促の電話が入る…
「月末までには何とか…」
と答えやり過ごすが…
(やっぱり撮影するしかないわ…
私の性欲も満たされて借金も返せる…一石二鳥よ…)
と思い、横山に電話をする。
すぐに出た横山は…
『水澤さんですね…
やっぱり連絡が来ると思ってましたよ…
出演する決心がつきましたか…?』
亜希子は、返答すると…
『こちらの出演は、マゾでないと難しいと言いましたよね…?
それに値するか、試験をしますから、ご同意頂けますか…?』
亜希子が承諾の返事をする…
『まず、ガーターベルトは、お持ちでしょうか…?』
以前、下着の訪問販売をしている友人から買った真っ赤なガーターベルトがある。一度も使用はしていないが。
「はい、真っ赤なガーターベルトを持っています…それにペアのストッキングも…」
『わかりました…では、ガーターベルトとストッキングだけになり、下着も着けずにコートだけを羽織って、こちらの事務所に来て下さい…』
「そ、それは…ガーターベルト以外は、全裸ということでしょうか…?」
『はい、そうですよ…
マゾの試験と言いましたよね…』
(そ、そんな格好…もし、ご近所にバレたら…)
と戸惑い、沈黙する亜希子…
『出来ないのでしょうか…?
じゃあ、話は、ご破産で…』
「ま、待って下さい…言われた通りにいたしますから…」
『わかりました…それから、昨日、事務所の傍のドラッグストアで購入したイチジク浣腸も忘れずに…』
「な、何でそれを…」
『私の部下が尾行していてね…
ドラッグストアのトイレで浣腸して、オナニーまでしたようですね…
トイレの外まで、水澤さんの叫び声が聞こえたようですよ…』
あっと声を出し、亜希子は、何も言えなくなった…
『こちらの指定した格好になったら、姿見に向かって、私は変態マゾと5回言って下さい…
そして、1時間以内に事務所に来ること。
ビルに着いたら、2階に系列店がありますから、そこの店員に「横山さんに頼まれた物を取りに来ました」と伝えて下さい…』
そこまで言うと、電話は切れてしまった。
そして、急いで自室に行き、全裸になると、クローゼットの奥からガーターベルトとストッキングを取り出し、身に着ける…
「あっ、腋毛…処理してない…」
と気づくがもう処理する時間もない…
そして、コートを羽織ると、姿見に身体を映し…
「私は変態マゾ」と5回繰り返す…
繰り返した後、性器からドロリと固まりのような愛液が滴り落ちる…
【つづく】
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