鏡子は羞恥を堪えながらワンピースを脱ぐ。
下は純白のスリップを落とし、大人しいデザインのブラの肩紐を外す。
淡々と脱いでいるようだが、奥様にも医師にも、そして裸で母が脱ぐのを見守っている息子の翼の目にも、実は鏡子は激しい羞恥に耐えながら脱いでいる事、その激しい羞恥が鏡子自身を興奮させている事等がはっきりと分かった。
すでにパンストとパンティーは脱いでしまっているから、ブラを外せば全裸である。
姪の香奈子と違って痩せ気味の華奢な体格で、両手でその胸と下を押さえるように隠そうとしている。
顔は羞恥に真っ赤に染まり、目を硬く閉じている。
何度か診察している医師は別にして、他の看護師達にとって鏡子が羞恥するのは意外だった。
鏡子はサディストから激しい調教を受けていると聞いていたので、羞恥心等とうに無くしていると言う先入観があったのだ。
それが今目の前で全裸になった熟年女性は、ごく普通の主婦が人前で裸にされたのと全く同じ激しい羞恥の様子を見せる。
それは見る人にとって新鮮で好感を抱かせる姿だった。
鏡子は両手で胸と陰部を隠して医師の前に立つ。
「うん。相変わらずきれいな身体ですね。
君達、この奥さんの身体測定を。
その後、婦人科診察台へ。」
医師は看護師達にテキパキと指示する。
「さあ、奥さん。こちらで身長、体重から測りますよ。」
先ほど翼の腕を押さえていた先輩格の看護師が全裸の鏡子を計測台の方へ促した。
清楚な白衣に身を包んだ看護師から全く衣類を身に着けていない鏡子は手を引かれ連れて行かれる。
お母さんだけ裸で、可哀想..。
自分も全裸のままで見ている翼は、そんな母を可哀想だと思うと同時に美しいと感じていた。
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