内庭とは言え野外での排便、それを撮影された事で翼はついに泣き出した。
それまでも唇を噛みしめて涙を流したりはしていたが、声を出して泣くのは必死に我慢していたのに..。
「うえっ..うえっ..、お、お母さん..、僕、僕..。」
小さな子供に戻って母を呼びながら泣く翼を見て、鏡子はまだ幼い息子を自分の過ちからこのような地獄の世界に引き込んでしまったことに激しく心を痛めた。
しかし同時に幼い子供の様に泣く翼に、
「翼ちゃん..、可愛いわ..。
私のものしたいわ..
翼ちゃんを抱きたい..!」
と不思議で不自然な気持ちも芽生えてきた。
鏡子の思う可愛いとは母が子供に対して思う可愛いではない。
年下の性愛の対象として、弄ぶ相手として自分の息子をそう思ったのだ。
地面にしゃがみ並んで尻を突き出し排便していた二人だったが、鏡子は横でしゃがんで泣いている翼に声をかけた。
「翼ちゃん..」
母の呼びかける声に翼が横を向く。
するとその唇に鏡子は自分の唇を重ねた。
ここに連れて来られる前に香奈子から言われてした母と子供のキスとは違っていた。
鏡子は両手が縛られていないのを幸いに、両手で翼の顔を挟むと自分の唇を押し付けたのだ。
そして息子の唇をこじ開ける様に舌を捻じ込んだ。
清楚な母親と可憐なその息子が裸でキスを交わす姿は上半身だけ見れば美しいとも言えるものだった。
しかし実際の二人は全裸で地面にしゃがみ込んで下水の穴にまだ治まらない便意に水の様な軟便を垂れ流しながらなのだ。
奥様は勝手な行動をした鏡子を激しく怒ったが、旦那様はこれほど美しくアブノーマルな画像が撮れた事に満足した。
妻に対して
「そう怒るな。
なかなか良い母息子の図じゃないか。
赦してやれ。」
と取りなしてくれ、激怒した奥様からどんな激しい拷問を受けるかと恐れた鏡子と翼も少しホッとした。
しかし旦那様の次の言葉に、再び自分達の悲惨な運命は続く事を思い知った。
「さあ、まだ浣腸液は400cc使っただけだ。
あとその10倍は残ってるぞ。
朝までには二人に全部注入してしまうからな!」
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