翼の方は母親ほど社会的な恐れは感じていないが、それでも隣の優しいおばさんから今の恥ずかしい姿を見られたらどうしよう..と言う位の不安さはあった。
でもそれより、全身の肌に突き刺さる1月の夜の寒気と裸足に感じるアスファルトの冷たさは未経験の辛さだった。
そんな不安と寒さとで自然に裸の身体がカタカタと震える。
なかなか足が前に出ない。
そんな二人の尻にピシッと音を立てて香奈子の厚い手袋を嵌めた手に持つ細い鞭が鳴った。
「ヒッ!」「アッ、痛い!」
思わず悲鳴があがる。
「あらっ、二人とも良い声ね。
悲鳴を上げたければ好きに上げなさい。
きっとご近所の方も良い声だって見に来るわよ。」
鏡子と翼は、痛みに対する悲鳴さえ自由にならない身でもあることを改めて知った。
香奈子の鞭は気まぐれに二人の頭部以外の全身に振るわれた。
尻や背中は当然として、柔らかな腹部、打ちやすい太股や上腕の外側等。
鏡子はチェーンを食い込まされている胸を何度も打たれたし、翼は太股の前部を打たれた時勃起したチンポを鞭が掠った。
「うっ!」「ひいっ」「あうっ!」「いやっ!」「助けて..」「お願い、赦して..」
さすがに大声は我慢したが、悲鳴や苦痛の喘ぎは完全に抑えることは出来ない。
低く小さな声で二人は泣き、打たないようにと香奈子に哀願しながら冷たいアスファルトの上を裸足で歩いた。
とぼとぼだが何とか香奈子の車の近くまで歩き続けて来たのだが、香奈子の鞭が翼の尻を打った時、アナルに突き刺さっているバイブに当たり、その衝撃で翼の腸内でバイブが激しく上下に動き、さらにバイブ機能のスイッチが入って作動を始めた。
「あっ!あっ!僕..、もうダメ!」
ひときわ大きな悲鳴を上げると、翼はその夜数回目の射精をすると路上に倒れ込んだのだった。
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