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そして30日…、性奴隷ステージの日がやってきた。
女性オーナーが所有するビルの最上階フロアで開催される会員制のステージは、以前ポールダンスショーが行われていた場所だ。
「さぁ着いたわ、開演は7時、それまでの2時間…今日は今年最後の特別会だから…B班は立食パーティーに参加される御主人様方のお供をするみたいね…」
安曇からこの日のスケジュールを聞いていた涼子が哀れむような視線を美沙に向ける…。
「…えぇ…聞いてるわ…。お供…要はステージ前の性奴隷品評会…、日奈子ちゃん…大丈夫?」
「もう…恥ずかしくて死にそうぅ…」
4人は車から降りると一端安曇と別れ、最上階フロアにある控室に入った。
妖艶な空気に満ちた室内では既に各性奴隷であろう女達が鏡に向かい、それぞれのランク分けに応じた指定衣装に着替えている…。
この日が初めての参加となる日奈子は、その光景を見てまざまざと現実味が増し、美沙の腕を掴んで離さない…。
「美沙先生ぇ…」
「大丈夫よ日奈子ちゃん…、ステージに上がるA班は立食パーティーに参加しないから脱がなくていいけど、私達は…さぁ準備しましょう?」
今更メイクという訳でもない美沙は空いているスペースに座ると、持参した大きなトートバッグを開いた。
「あらあら…さすが日奈子ちゃんは似合うわね。それに比べて…教師がその格好って…」
着替えの終わった美沙と日奈子を、普段通りのピッチリしたスーツ姿の涼子が蔑む…。
2人はこの日B班に指定された衣装…セーラー服を着ていた。
しかもそれは上だけであり、ブラの着用も許されていない…。
「…あんん…この歳でセーラーだなんて、衣装そのものが羞恥責めだわ…」
髪をポニーテールにまとめ直す美沙はそう言いながらも、今回ステージ上からB班に落とされた身分を既に愉しみ初めているようだった。
日奈子も不安げに周囲を見渡していたが、自分達以外にも徐々にセーラー服を纏う性奴が増えていく様子に安堵する…。
「あの…涼子先生、美沙先生…お久しぶりです…」
ふと、4人の背後に声をかける年増の女…。
「…ぁ…、美咲さん…!?」
ギョッとして振り返った涼子は女の姿を見て驚く。
女は全裸の上に全身麻縄亀甲縛りで、股間をキツく割る股縄の腰には皮鞭が差し込まれていた。
「美咲さん…御変わりないですか…?」
「…えぇ…先生方や安曇様のお陰で不自由なく…」
美咲は学院卒業生の母親…。
有名私立大学に進学した娘の、多額の奨学金が払えず困窮していたところに、安曇の助言で前回ステージの性奴隷オークションに出品されていた。
そこで39歳の美咲を落札したのは安曇も懇意にしているアダルトグッズメーカーの女社長であり、以後美咲は秘書兼グッズテスターを努めていたが…。
涼子と美沙は妖艶な表情を浮かべる美咲の変わりように内心驚いていたのだ。
「今日はその…こんな格好ですけど…愛華様のアシスタントを務めるよう社長に言われて…」
「…あぁ…そうなんですね、会社の業績も上向きだとか…確か美咲さんテスターを…?」
「はぃ…男性社員が女性向け試作品は全て私の身体を使って…、当然私…男性社員達のおちんぽ奴隷なんです、この歳になって毎日…ま、毎日…精液を頂いてるんですよ…先生方のお陰です…」
寂しく笑う美咲…、だがその表情は明らかに女として充実したものだった……………………………………続
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