続きです。
呼び出し音がなり、しばらくすると荒川さんが、電話に出た。
「もしもし。荒川です。」
「あっ。荒川さん。私です。雪乃です。朝早くごめんなさい。」
「いえいえ、雪乃さん。大丈夫ですよ。何か御用ですか?」
「あの、昨日荒川さんが、『一度僕の店に遊びに来てください。いつでも歓迎しますよ。』って、言われたので、不躾ですが、電話いたしました。」
「なるほど、昨日の話で、」
「今夜、お邪魔してもいいですか?」
「いいですよ。雪乃さんなら、いつでも歓迎しますよ。」
「ありがとうございます。ご無理を言ってすみません。」
「そうだ雪乃さん。今夜と言わず、時間がお有りなら、昼食でもいかがですか?」
「時間はありますけど。・・・」
「じゃあ。お願いします。」
「はぁ。わかりました。」
「ごめんなさい。生来のセッカチがでました。」
「いえ、大丈夫ですよ。どこにお伺いすればいいですか?」
「じゃあ、○○駅に△△時に、大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫です。では、後ほど。」
「よろしくです。では、後ほど。」
そして、指定時間に指定場所の駅に行った。
しばらくして、【プップッ~】とクラクションが鳴り、振り向くとBMWのスポーツタイプに乗った、彼がいた。
「雪乃さん。お待たせ。さあさあ、乗った、乗った。」
私は、促されるまま、車に乗った。
荒川さんは、私を乗せると、車を走らせ、高級レストランに向かった。
そして、私たちは、食事をした。食事時中、亡夫の思い出話や、私の子供のことなど、世間話に花を咲かせた。
食事が終わると
「雪乃さん。どうです、夜までには時間がある。ちょっと、面白い所にいきませんか?」
「面白い所?」
「まあ、そう警戒せず。何もしませんから。」
「そうですか?んん~。」
私は、考え込んだが、昼食の礼もあると思い
「いいですよ。」
「OK。じゃあ、行きましょう。」
私たちは、再び車を走らせ、繁華街の雑居ビルの前に止まった。
そして、車を降り、地下の部屋に入った。
部屋は明るく、エステで使われているような、顔の部分に穴の開いた平らなベッドや棚には、アロマオイルの入った瓶が並び、観葉植物などが置かれていた。
「どうです、雪乃さん。昼食に付き合っていただいたお礼に、エステでもいかがですか?」
「お礼って。お礼を言うのはこちらのほうなのに。」
「はははは。僕のほうこそ楽しい時間を過ごせたんだ。遠慮なさらず。どうぞ。」
「いいんですか?私なんかが」
「いいですよ。どうぞ、どうぞ。」
私は迷ったが
「そこまで仰るなら、お言葉に甘えますね。」
私は、更衣室に案内され、服を脱ぎ、裸になって、タオルを体に巻き、部屋に戻った。そこには、白い施術服を着た彼がいた。
「雪乃さん。どうぞ、うつ伏せになって。」
私が訝っていると
「大丈夫ですよ。こう見えても、エステシャンの資格とマッサージの資格も持ってます。安心してください。」
「そうですか。じゃあ。」
私は、うつ伏せになった。そして、彼は、アロマオイルを私の足に垂らし、エステを始めた。
足を入念に施術し、それが終わると
「タオル外しますね。」
「えっ。ちょ・・・」
荒川さんは、私の言葉を聞こうとせず、タオルを体から槌ぎ取ると、太ももからヒップ、背中にオイルを垂らし、エステを始めた。
強張った私の体を彼は丁寧に施術した。わたしは、その施術の気持ち良さに意識が朦朧としてきた。
「う~ん。いい肌だ。孝弘が、生前自慢していたことはある。さて、こちらはどうかな?」
そして、アナルにオイルを垂らすと、指で擦ろうとした。
「荒川さん。何をするんです。それはやり過ぎです。」
私は立ち上がり、ベッドを降りて彼に、平手打ちをしようとした。しかし、彼の手のほうが早く、パシッ。パシッ。と頬にビンタをし、私が項垂れると、体を起こし、ベッドにうつ伏せにすると、手枷と足枷を私に装着し、ベッドの足に固定した。
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