無事に1日目の教習が終わった。
部屋へ上る前に食堂で食事をした。
バイキング方式で適当に惣菜を選び空いてる席に座ると次々に声をかけられた。
遠くから雪菜を見ている教習生もいる。
雪菜は周りに寄ってきた教習生と会話しながら食事をする。
「ねー。この後遊ばない?」
「初日で疲れたから部屋へ戻るわ」
「どこから来たの?」
「いくつ?」
「名前は?」
遠慮なく質問攻めにあう。
「雪菜です。よろしくね」
「雪菜ちゃんかー」
「そろそろ戻るわね。ありがとう」
食器を返却口に戻そうと席を立った。
「俺が返却しておくよ」
「いいわよ」
「いいから」
「そう?ありがとう」
その男に深くお辞儀をして乳房を見せた。
周りの男女の教習生にも前方や横からは乳房を、後方にはお尻を晒す格好になった。
一瞬静かになったがすぐに騒がしくなった。
雪菜は見られながら通路を通り食堂を出た。
後を着いてくる男達もいるが開いているエレベーターに乗ると5階を押しドアを閉めた。
部屋に戻ると宿泊棟の案内を読んだ。
館内図も載っていてだいたい把握できた。
『結構広いのね。ジムもマシンが豊富だけど疲れちゃったから無理ね。プールも水着ないしなー。ゲームセンター大きい...周りに何もないからかな』
『あっ温泉浸かるか』
雪菜は自宅のシェアハウスで同居する西野からもらったバスタオルをキャスターバッグから取り出すと部屋を出た。
「あっ」
カードキーは部屋の中に置いたままだった。
ドアも閉まりロックされてしまった。
『どうしよう...』
「すみません」
雪菜は1階フロントに来た。
「はい」
男性スタッフに声をかけた。
「あの...カードキーを部屋に置いたまま出てしまってロックされてしまって...」
「そうですか。よくあることですよ。何号室ですか?」
「501号室です」
「501号室ですね。少々お待ち下さい...あれっ大浴場に行かれるところでしたか?」
「はい」
「でしたら忘れ物とかなければご入浴後でいかがでしょうか?」
「あっ。そうですね。そうします」
「はい。ではごゆっくり」
「ありがとうございます」
深くお辞儀をした。
「えっ」
男性スタッフは雪菜の乳房を見た。
『エロい格好だな...混浴か』
雪菜は大浴場前にくると男女がベンチに座って談笑していた。その他男達がその辺に数人いて雪菜を見てニヤニヤしていた。
手前から男湯、混浴、女湯となっていて女湯へ入った。
『初日だし混浴じゃなくてもね...あれっ?ロッカーじゃないのか』
棚に籠が置いてある。
「あれっ今から?」
脱衣所に入ると2人の女性から声をかけられた。
「はい」
『誰だろ?』
雪菜は不審な顔をしていたのか2人は察知した。
「同期の萌乃よ」
「私は琴美。覚えてないの?」
『そういえば2人の女性がいたなぁ。でも顔よく見てなかった』
「ごめんなさい。雪菜です」
「知ってるわよ」
「えっ...」
「ねえねえブラ着けてないよね?パンツも?」
「えっ」
「だってその乳首」
「ちょっと萌乃...」
「ねえどうなの?」
「えっと...はい」
「やっぱり。そういう趣味なんだ」
「...はい」
「キャーエロい。ヤリに来たの?」
「えっ。免許取得です」
「でもここ選んだって...そうなんでしょ」
「そうなんですか?」
「えっ?知らないの?」
「ちょっと萌乃...」
「琴美も男探しにって言ってたじゃない」
「ちょっとやめてよ」
「同期の男達は雪菜ばかり見てるって嫉妬してたじゃない」
「してないよ」
「何かごめんなさい」
「何で謝るの?」
琴美はイラッとした。
「いえ...ごめんなさい」
「ねえ服脱いでよ。これからなんでしょ」
「えっ...見られてると恥ずかしいな」
「何言ってるのよ見られたい...露出狂なんでしょ」
雪菜は2人に背を向けてタンクトップを脱いだ。
「キャー凄い」
「変態」
萌乃は喜び琴美は怒っていた。
雪菜はタンクトップを畳むと籠に置いたバスタオルの下に置きタトゥーを隠し浴場へ向かった。
「じゃぁね」
「はい」
雪菜は浴場へ消えた。
「ねえ雪菜ヤル気満々じゃない」
「変態よ」
「何怒ってるの?男いっぱいいるじゃない」
「そうじゃないわよ」
「ねえ下着持ってきてないのかな?」
萌乃は籠からバスタオルを取り出すと拡げた。
「ちょっと萌乃」
「琴美良いこと思いついちゃった」
「えっ」
「雪菜のこと嫌いなんでしょ」
「嫌いじゃないよ」
「仕返ししちゃう?」
「仕返しって?」
「はい」
タンクトップを琴美に渡すとバスタオルを戻した。「えっ?」
「隠しちゃってよ。捨てても良いよ」
琴美はニヤニヤした。
「楽しそうね」
琴美はタンクトップを持ってきたカバンに押し込んだ。
大浴場前のベンチに2人は座った。
「様子見ようよ」
「そだね」
「ねえねえお風呂上がり?」
「えっ?ええ」
「これから遊ばない?」
「んー友達待ってるから」
「友達?」
「うん」
「じゃあ3人なの?」
「そう」
「俺等も3人だよ。友達来たらゲーセン行かない?」「琴美どうする?」
萌乃が聞くと琴美はニヤニヤしている
「行こうよ」
「本当?じゃっ決まりね。今呼んでくるから」
「うん」
男は一旦離れた。
「琴美タイプだった?」
「えっ全然。ほらっ雪菜の痴態を晒すのよ」
「琴美怖っ。やっぱり雪菜嫌いなんだ」
「嫌いじゃないよ。雪菜が露出狂だから雪菜のためじゃない...ウフフ」
「鬼だわ」
先程の男が友達を呼んできた。
「やぁお待たせ。友達はまだ来てないの?俺は和幸。っでこっちが...」
「英治です。よろしく」
「春樹です。どうも」
「萌乃です」
「琴美です」
「萌乃ちゃんと琴美ちゃんか可愛いよね」
「えっ?ヤダッ」
「うん可愛いよ」
「ありがとう」
「そういえば何でスウェットなの」
「えっ」
「風呂上がりはみんな浴衣着てるよ」
「えっ」
「ほらっ」
「フロントにあるから着替えてきなよ」
「どうする?」
「着替えようか」
2人はフロントで浴衣を受け取ると女湯で着替えた。
「ゲーセン行くから服はここに置いておこうか」
「そだね」
雪菜から離れたところの籠に置いた。
「浴衣似合ってるよ」
「本当?」
「うん可愛い」
「ありがとう」
琴美はニヤニヤしていた。
『琴美結構単純なのね』
「さぁ座って」
英治、萌乃、和幸、琴美、春樹の順でベンチに座って談笑している。
「琴美ちゃんおっぱい大っきいね」
「ヤダッ」
和幸が乳房に軽く触れた。
春樹はベンチの後ろから琴美のお尻を撫でた。
『えっ痴漢されてる...えっ?萌乃もされてる』
「ちょっと触りたいな...」
「えっ?...少しなら...」
「ブラしてるの?浴衣に下着はアウトだろ」
「えっ」
「外してこいよ」
「えっ...萌乃行こっ」
琴美と萌乃は脱衣所でブラとパンツも脱いだ。
「琴美ヤルの?」
「分からないけど雪菜が来るまで痴漢させて...雪菜が来たら雪菜に行くんじゃない?」
「うん。バスタオル姿だもんね。喜ぶよ」
「でしょ。ヤル気にさせておいて雪菜を提供するのよ...廻されるんじゃない」
「本当に鬼だわ」
「だから少し我慢して痴漢させるのよ」
「別に痴漢くらい何でもないけど」
『私も相手探してるんだけど...何なら英治くん欲しいかな...』
2人はベンチに座ると琴美は和幸の手を太ももに置かせた。
「パンツ脱いだよ」
「マジ?」
「うん」
英治の手が浴衣の裾から入ってきた。
「琴美可愛いよ」
英治はニヤニヤすると萌乃の裾にも手を入れて行った。他の2人は乳房を揉んでいる。
周りにいる男女はチラチラ見ていた。
『雪菜...舞台は作っておいたからね』
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