ヒロ
「何も怖くないですよ。私は単純にあなたを癒してあげたいだけです。」
「でも、私は嘘は嫌いです。それだけは覚えておいてくださいね。」
「嘘さえつかなければ、君が想像するような結果にはきっとなりませんから」
「分かりましたか?」
ヒロは優しい顔で問いかける。
内面をすべて悟られているような気持ちだった。
しほは黙って頷く。
ヒロ
「ではゆっくりと仰向けで寝てください。」
しほは言われた通りにするしかなかった。
心臓張り裂けそうな緊張感が走る。
ヒロ
「あっ、言い忘れましたが、この場だけ凌げればいいと思わないでくださいね」
「今は騙せても、嘘はいつかバレるものです。バレた時の代償は大きなものにきっとなります」
「素直に正直にいてくださいね」
ヒロは、しほにキスをしそうなぐらい顔を近づけて目を見ていった。
しほは緊張に体を硬直させて、身動きができなかった。
そして、ヒロはそんなしほの体をゆっくりと解すようにフェザータッチで触り始める・・・
しほの体はその刺激にビクンと反応した・・・
耳の後ろから、そっと触れるか触れないかの距離感で、
胸の周辺を通って下半身に向かう・・・
柔らかい、優しいタッチでしほの体のラインをなぞり出す・・・
しほは恐怖のあまり、自分の中で、ずっと考えないように
先送りしてきたことを確信せざるを得なかった・・・
しほの心の声
----------------
「私、犯される・・・」
----------------
ヒロ
「足から施術しますね」
しほの全身に力が入り、もしもの時に備える・・・
いつこの優しいタッチの手の動きが豹変するのか・・・
息を潜め、その手が触れる位置や動き、力加減に神経を集中させていく。
男は、そんなしほを弄ぶかのように焦らしながら触っていく。
しほの伸縮性の高い、施術着の上から
ふくらはぎから太ももの付け根まで焦らすように
ゆっくりと優しくやさ~しく撫でまわす。
円を描いたり、直線的に動いたり、滑るようにじっくりと這いずり回る・・・・
まるでキャンパス(しほの体)に、何かを描くように筆を滑らせる。
ゆっくり・・ゆ~~っくり・・・
触れるか触れないかの距離で・・・
優しく、や~さしく、しほの足の上をいやらしくなぞる・・・
久しぶりに男性に体を触れられていることもあり、
しほの意思に反して、太ももや際どい鼠径部を通過すると
ゾクゾクし、全身にゾワゾワと鳥肌が広がる。
股間部分に近づいていくと、しほの体に力が入り緊張が走る・・・
次はこのままオメコを触られるんじゃいないか・・・
今度は絶対に触られるんじゃないか・・・
何度も何度もそう思わせるように触ってくる。
でも男のいやらしい手は、膝辺りから円を描きながら、
徐々に上昇しては、すぐに元の位置に戻り、
3歩進んでは2歩下がるように焦らしていた。
しほの体は緊張と緩和を繰り返す・・・
男の手の動きやその強弱、触っている位置を意識するほど
しほの体は徐々に敏感になり始めていく・・・
でも一向にオメコを触ってこない様子から、しほの気が時より少し緩む、
その時、ふわぁっと男の手がしほのオメコの上をなぞった・・・
しほ
「ぁっ」
思わず声が出てしまった。
久しぶりに自分の手以外の男性の手が、一瞬、おめこに優しく触れただけだが、
久しぶりの快感に全身に電気が走る。
それは、男の「いつでも触れられるんですよ」という意思表示でもあった。
と同時に欲求不満のしほの体のスイッチをONにされてしまった瞬間でもあった。
※元投稿はこちら >>