しほの心の中
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「いやだぁ、ずっと担当しているけど、ヒロ様のこんなこと初めて。」
「えぇ、どうしよう。どんどん大きくなってる。」
「前回の話したら、思い出してしまったのかしら・・・」
「どうしよう・・・」
「・・・・。」
「・・・・。」
「それにしても・・・すっ、すごい大きい・・・・」
「えぇ、タオルがすごい上に盛りあがってる・・・」
「す、すごいビンビンに勃起してる・・」
「槌でしょ・・・。」
「もう早く鎮まって」
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しほは平然を装いながらも、勃起具合をさり気なく確認していた。
ふくらはぎ部分の施術を続けており、太もも部分に戻るか迷っていた。
でも一向に勃起が収まる気配がない・・・
しほは、妙にドキドキし緊張していた。
いつも優しい紳士の方の初めて垣間見る雄の部分・・・
しかも、股間部分に大きくテントを張る迫力。
顔を真っ赤にしながら、平然を装い施術を続けるが、ずっと収まらない・・・
しほ
「ごめんなさい。少し受付の方で予約の確認して参りますまね」
ヒロの勃起が全然収まらないので、しほは少し間を空けた方が良いと思い
この場から離れる選択をした。
一旦、肌から手を放し、タオルで手を拭こうとした時だった。
ヒロ
「もっと鼠径部の辺りを重点的に施術してください。」
しほはドキっとして、動きを止めヒロの方を見る。
しほ
「いやぁ・・その・・・」
チラッと、テントを張る股間を見て、恥ずかしそうに目で訴える。
ヒロ
「力加減の強弱や重点的に施術してほしい箇所、要望していいんじゃなかったですか?」
ヒロは至って真剣な表情で言った。
しほ
「いやそのぉ、あのぉ・・・今の状態では・・・」
ヒロ
「今の状態?どういうことですか?ちゃんと理由を説明してください」
そんなことは、本人が一番分かっているのでは?
というツッコミを入れたくなったが必死に飲み込んだ。
しほ
「こ、股間が今の状態だと・・・はい・・・」
しほは、顔を赤らめながら言った。
ヒロ
「君のところの店は、人を選んで差別するってことですね?」
しほ
「ヒロ様、そういうことではないです。」
「人を選んでいるのではなくて、健全なマッサージ店なので、今のヒロ様の状態では施術は致しかねます。」
「申し訳ございません」
しほは深々と頭を下げた。
しほ
「少しクールダウンして頂いてから再開させていただきます」
経営者の一人として、しほははっきりと伝えた。
そして、一旦、部屋の外に出ようとした時だった。
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