ご主人様
「さっ、お出かけしますよ」
ご主人さまは、さっさとドアの外に出て行った。
2人も慌てて後を追った。
寝不足の少しの少し気怠い茉凛の体は、一気に細胞が目覚めてしまった。
頭が真っ白になり、快感に浸る以外に何も考えられないような、あの感じをもっともっと味わいたいと体が疼き始めていた。
それがご主人様の狙いでもあった、満足で終わらせるのでなく、敢えて不完全燃焼で終わらせ、相手に求めさせる…
奈々
「ま、待ってください」
「この格好で外に出るの怖いです」
ご主人様
「じゃあ、帰りなさい。フフッ」
「別にホテルに留守番しても構わないですよ」
奈々
「…」
ご主人様
「これから昨日知らないおじさんで逝った罰を受けさせて、クリアしたらチャラにしてあげようと思ったのですがね。フフッ」
「それを拒否すると言うことでよろしいですね?」
「こんな格好で外に出るくらいもう慣れっこなんじゃないですか?フフッ」
ご主人様は、奈々を置いて茉凛の腰に手を回し歩き出した。
奈々は、戸惑いながらも置いていかれないように二人の後を追う。
もちろん、レギンスの大事な部分に切れ目を入れられていることが一番恐怖だが、下半身のラインが丸わかりの状態で街中を歩くのも恥ずかしいし
上半身はパーカーだがショート丈でお腹丸出しで、下から覗いたら完全に肥大したまん丸乳首が丸見え状態であることも不安でしかなかった。
確かにいろんな辱めを受けてきたが、そんな簡単に慣れるものではない…
でも、奈々にとってせめてもの救いは、割れ目部分に切れ目を入れられたことによって、クリトリスリングを装着されていても、歩く度に生地が擦れて街中で潮を漏らす確率が下がったことだ。
ただ、こんな格好で朝早くからどこへ連れまわされるのか不安でしかなかった…
ご主人様の手が茉凛の腰やお尻の微妙な部分をいやらしく触る…
傍から見れば、ただ腰に手を添えているように見えるが、確実に茉凛に街中で弄られることを意識させている触り方をしていた。
茉凛も朝からスイッチを入れ、さらに焦らし的に触ってくるご主人様に骨抜きされ、
ご主人様にべったりと密着して歩いている…
奈々は、そんな様子を後ろか眺めて焼きもちを焼いていた…
表には出さないが内心不貞腐れていた。
朝の冷たい風が、奈々の体の大事な部分に直接当たる…
冷っとした空気が普段隠していなければいけない体の部位に当たる度に無言で街中で変態な服装で徘徊していることを責め立てられているようだった。
そして寒さでより硬くなる乳首、吸引されて通常よりも3倍くらい肥大し、ニップルリングを装着されたまん丸乳首が、パーカーの上に恥ずかしいくらいくっきりと浮かび上がり、生地が擦れてあまりにも気持ち良い刺激を絶えず与えられ続けている…
そっと腕で胸をガードしながら歩くが、街の中のすれ違う人の視線が奈々の体に突き刺ささる…
まるで変態行為を責められているような錯覚に陥り、無数の人の視線がさらに奈々を辱めていく…
街中のガラスに映し出される姿は、自分であって自分ない別女性だった。
自分は奈々ではないと自分に言い聞かせ、まるで別人格を楽しむように自分に暗示をかけていた。
通勤時間帯で人が多い中をこんな服装で街中を歩くのは非常に恥ずかしかった。
せめてもの救いは、今のところ前を歩く2人が辱め行為を強要してくることがないこと…
少しホッとすると同時に、2人の世界に入り、奈々は蚊帳の外である状況にやるせない気持ちを抱えていた。
2人のイチャイチャする姿に気を取られていて、
奈々が気が付ついた時には通勤で人が溢れる駅に連れて来られていた。
今日の服装的に勝手に朝のウォーキング的な中で、何かをされると予想していたが、2人は後ろを振り向くことなく改札を入って行った。
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