奈々は完全にご主人様の沼にハマった。
奈々の人生は常に優等生のレールに乗って歩んできた。
恋愛経験も少なく、同年代としか付き合ったことがなかった。
その経験の浅さこそ、初めての大人の男性の蜜の味を知り惑わされ、狂わされていくことになる。
特に人の心を先読みすることに長けているご主人様は、奈々を心を掴んで離さなかった。
そして、何よりも清楚な仮面の下に、ずっと隠しつづけてきた性癖を奈々以上に理解し、そこを苛めてくれ、一緒に楽しんでくれる存在・・・
心も体も満たされ居心地がいい場所以外の何物でもなかった。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがあるように、奈々の状態から、この興奮状態を継続的に続けることで、脳内の錯覚が真実に変わり、自分に堕ちていく、まさにそのタイミングだったのだ。
奈々は、ご主人様にもの凄く惹かれ、夢中になっていく。
ご主人様とこうやって出会えたことさえ、何かの運命と思い始めていた。
そんな心酔するご主人様からの命令で、奈々は変装をしては、自分のスマホのメモリに入っているの地元の友達や大学の同級生、職場、いつも行っている美容院の担当者など男女問わず、
彼氏にも見せたことないような、はしたないポーズで身体の隅々まで見せつけ、卑猥な言葉を吐きながら下品なオナニーを披露させられた。
自意識過剰な奈々は、知らない人に見られることも興奮するが、自分を知っている人に、はしたない姿を見られることに異常なほど興奮していた。
顔は変装用マスクで別人になっているとはいえ、
それ以外は全部奈々自身の体であり、奈々自身の変態行為を見られているわけで、当然、毎回、あまりの羞恥に必死に拒否をするのだが、
結果、ご主人様に操られ、発情スイッチを入れられてしまえば、もう自分でも止めることのできない興奮の渦にながされ、いつも以上に乱れてしまう有様だった。
そんな中でも、一番刺激的だったのは、行きつけの美容院の担当者にテレビ通話をした時だった。
この美容院は、モデル的なことを頼まれいることもあり、もう何年も通っているお店。
ヘアスタイルだけでなく、ファッションやネイルなども含め、トータルファッションの提案を店の公式SNSで発信しており、そのモデルの一人として奈々も毎月協力していた。
お店の忘年会や新年会にも参加するほどスタッフとも気心がしれた仲だった。
ご主人様の命令で営業後にカットを担当しているハヤト君にビデオ電話させられた。
いつもならもうお店には誰もいない時間だが、この日はスタッフミーティングあったようで、電話が繋がったときには、他のスタッフも全員いる最悪なタイミングだった。
この日も変装をし、セーラ服を着させられていた。
奈々
「ハヤトさん、私のはしたない姿見て、私を変態女と笑ってください」
通話が繋がるなり、ソファに正座し、セーラー服を着た奈々は頭を下げる。
これまで電話した人たちは、家にいる時以外だと、1人になれる空間に移動してくれたのだが
ハヤト君は違った・・・・
奈々が制服姿で頭を下げている間に
お店のお客様の悪戯かと思い、スマホのスピーカーを手で押さえ
ハヤト
「ねーねーみんな来て。イタ電みたいだけど、この女の子見覚えある?」
他のスタッフを呼んでいたのだ。
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