庄司
「わっ、めっちゃ可愛い・・・」
「でも俺知らない人だよ?」
「誰?マジ誰?」
「もうちょっと顔をアップして」
庄司の歓喜の声が聞こえる・・・
ご主人様
「庄司さんが顔をアップしてとの要望ですよ。」
ご主人様は、庄司の要求に応えるべく、カメラを三脚から外し、奈々に近づいてきて、目元から上のアップにして撮影し始める。
テレビ画面に目元がアップで映し出される・・・
変装しているとは言え、目元は奈々なのだ。
それを分かった上で、ご主人様は奈々を追い込む。
恥ずかしくて堪らない・・・・
本気で逃げ出したかった。
こんな姿をいつも一緒に働く庄司くんに晒していることが、恥ずかしくて、恥ずかしくて、死にたいくらい恥ずかしい・・・
そして目元で身バレしてしまうんじゃないかという恐怖・・・・
口から心臓が出てしまいそうなほどドキドキしていた。
庄司
「マジで、超かわいい!可愛い!」
「でも誰か全然分からない。見たことない顔」
「本当に俺知っているの?」
「男の方が知り合い?」
庄司の興奮する声が部屋中に響き渡る・・・・
ご主人様
「いつまで胸隠してるんですか?」
「やると決めたら本気でやりなさい」
「だから、しほさんといつまでも比較されてしまうんですよ」
ご主人様は徹底的にしほと比較し煽り続ける・・・
庄司君もまだ、変装だとも気づいていない・・・
ご主人様
「ほら、日中、放置プレイされた時の格好に自らなりなさい。」
「早くしなさい。これは命令ですよ。」
少し口調が強くなった。
でもそんな簡単なものではない・・
奈々は頑張って、足を開こうとするが、恥ずかしさのあまり、すぐ閉じ合わせてしまう・・・
それを何度も繰り返す・・・
奈々はものすごい葛藤していた。
全然知らない人ならまだしも、一番仲の良い同期の庄司君に、こんなはしたない姿を晒す訳だから・・・
ご主人様
「ほら、早くしなさい」
奈々
「・・・・・」
ご主人様
「仕方ないですね。やはりこんだけ言ってもしほさんの様には行かないですね」
「自発的を望んでいましたが、まだあなたには残念ですが難しいみたいですね」
ご主人様
「さて、問題です。」
「今、私があなたのフルネームを口にしたらどうなりますか?」
「それを少しでも考えたことがありますか?」
ご主人様は、仕方なく奈々を追い込んだ。
ご主人様
「庄司さんは、あなたが誰か全然分かっていないんですよ」
「なのに私の命令が聞けないんですね」
「だったら、一層のこと、私があなたのことをバラしてあげましょうか?」
庄司
「うん!うん!」
「マジだれか教えて!冗談抜きで」
「知りたいよ!!」
名前を出されたら、今まで自分が築いてきた人生が一瞬で終わる・・・
もう今までの世界では生きていけないことを意味する。
奈々は、嘘をつくのが苦手な庄司君の誰だか分からないという言葉を信じた。
画面越し同期の庄司くんの視線を感じながら
1人用のソファのひじ掛けに足をのせ、M字開脚を披露する。
そして、自ら腕を頭の後ろに組み、あまりにはしたない姿を庄司君に晒した。
強烈な羞恥心に、体が燃えるように熱い・・・・
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