男性店員
「お待たせしました。」
「さっ、早速始めますよ。」
「お嬢ちゃん、申し訳ないけどコートを脱ぐか、しっかり前を開けて作業ができる状態にしてもらえるかな?」
「老眼でこの南京錠のサイズは、中々見なくてね。申し訳ないね」
優しい口調で言った。
そして、肥満体系の重い体を床に沈め、奈々の椅子の前に座った。
奈々は、助けを求めてご主人様の顔を見る・・・
ご主人様は、助ける方法がないとばかりに首を横に振る・・・
奈々は体が固まったように動くことができない・・・
男性店員
「申し訳ないが、他のお客様もいるので、どうするか早く決めてくれるかな?」
奈々
「ご、ごめんなさい。」
奈々は小さい声でボソッと答える。
その躊躇する奈々の様子が余計に周りの視線を集める・・・
お腹の部分にある貞操帯のベルト部分にも何か所か南京錠が付いている。
そして、オメコ部分を覆うメッシュの部分にも何か所か南京錠が付いている。
ということは、先ほどは少し下半身部分を開けただけだったが、
作業するためには、最低でもコートの前を全開にしなければならないということ・・・
コートの下の自分の状況を考えると恐ろしかった。
裸であること・・・
乳首が肥大してニップルリングをつけられていること・・・
でも、奈々が本当に恐ろしかったのは、
清楚な仮面を被ってずっと生きてきた奈々が
体中に落書きされる隠し続けてきた性癖が、本性が人の目に触れることが、何よりも耐えられなかった。
しかも、ご主人様が奈々の体に落書きしたのはAVとかで見る
「肉便器」「淫乱」「挿入無料」とかそう類のものではなく、
奈々が昨日した行為、奈々の普段している行為、性癖が体中に書かれているのだ・・・
それを人目に触れるということは、
今まで清楚、可愛い、優等生、真面目など言われて生きてきた奈々は完全に消える・・・
本当の変態オメコになるということ・・・
望んできた願望ではあるが・・・
それが現実として突きつけられると、もう自分が自分でなくなる恐怖が沸き上がってきた。
ご主人様
「奈々さん、もうこれ以上は本当に迷惑です。」
「帰りましょう。」
ご主人様は優しい声をかけた。
いや、奈々にとっては優しい声には聞こえなかった・・・
奈々の心の中
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「ご、ご主人様の声・・・なんか奈々を見限ったように聞こえた・・・」
「もう、奈々は必要なくなってしまったのかな・・・」
「しほさんだったら・・・」
「また心の中では比較されているのかな・・・」
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奈々は悲しかった・・・
勇気がでない自分が不甲斐なかった。
ご主人様の言葉が奈々の中で蘇る
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「地元でもないし、知っている人もいません。」
「通行人や店内にいる人たちも二度と会うことはない人たちですよ」
「さぁ、自分を解放してみなさい」
「自分が変態であることを自覚しない」
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以前、ご主人様に言われた言葉がループする・・・
なぜだか、ご主人様に対する承認欲求が膨れ上がる・・・
突然、そんな感情が自分の中で強くなる。
あまりの緊張に、手が震えていた・・・・
ウエストに取り付けられるベルトの結び目を解きボタンを外す・・・
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