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SM・調教 官能小説

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投稿者:雄一
祖母が風邪をこじらせて寝込んでしまった、ということを母の口から聞いたのは、元女優の
百合子夫人とのことがあってから、五日ほどが過ぎた頃だった。
 僕が幼少の頃から、祖母が病気で寝込んだということは、一度もなかったことで、僕の驚き
も大きかったが、実の娘である母は、すぐに奥多摩に出掛けて行った。
 その日の夜、母からの電話で、隣町の病院で診てもらったら、ただの熱風邪の症状で、余病
的なものはないとのことで、僕も一息ついたのだが、暫くは安静にということのようだった。
 母は二日ほど奥多摩にいて帰ってきたが、僕は週末に祖母の見舞いに出かけることにした。
 「お婆ちゃん、聞いてくるのあなたのことばっかり。よっぽどあなたのことが心配なのね」
 母が少し不貞腐れたような声で、僕にぼやくように言うのだったが、確かに長い間、祖母の
顔を見ていないことは僕も承知していた。
 祖母と二人きりの夜を、まったりと過ごしたいと、僕も思っていた。
 あの百合子夫人との時も、僕は唐突に祖母のことを思い浮かべたのだ。
 風邪で臥せっている祖母の横に添い寝して、
 「僕は若いから、風邪を僕にうつせ」
 とキザに言って、優しく唇を塞いでやりたいと思っていた。
 そこでふいに、あの紀子の顔が浮かび出てきて、僕は思わず顔を曇らせた。
 このことを彼女に言うべきか?
 前に内緒で奥多摩へ一人で出かけて時、ひどい大目玉を食らっている。
 あくる日の学校で、昼休みに彼女をいつもの踊り場に呼び出し、事情を話すと一もにもなく、
 「行く」
 との喜色満面の返答だった。
 「お前、部活あるんじゃないのか?」
 「あるけど、お婆ちゃんの病気のほうが大事」
 それだけ言って、紀子はすたすたと廊下を戻っていった。
 その背中に向けて、
 「一泊するんだからな」
 と僕が驚かすように言ってやると、紀子は振り返りもせず、片手を上げて振ってよこした。
 土曜日の九時過ぎ、僕と紀子は第三セクター線の列車の中にいた。
 長い髪を後ろに束ね、真っ赤なダウンジャケットとジーンズで細い身体を包み込んで、二人掛
けの座席で、身体を必要以上にくっつけてくるようにしてきたので、
 「お前、もっと離れろ。人が見てるだろ」
 と叱ってやるのだが、
 「雄ちゃんと二人きりって、久し振りだもん」
 まるで意に介することなく、掴み取った腕にさらに力を込めにきた。
 そういえば、紀子の口紅の色が、いつもより赤く見えた。
 雑貨屋のある駅を降りると、冷え込んだ空気と雪一色の景色が出迎えてくれた。
 タイミングがいいのか悪いのか、雑貨屋の気のいい叔父さんが外に出ていて目が合った。
 「やあ、兄ちゃん、久しぶりだね。おや、今日は恋人と婆ちゃんのお見舞いかい?」
 「ああ、いつも祖母がお世話になってます」
 そういったのは紀子のほうだった。
 叔父さんの話で、今朝がたまで雪が降っていたという話で、祖母の家までの坂道も足跡のない
真っ白な道になっていた。
 「婆ちゃんっ」
 玄関戸を開けて大きな声で祖母を呼んでやると、居間の戸が開いて、パジャマ姿に綿入れを羽
織った、祖母の小さな身体が驚きの表情を一杯にして立ち竦んでいた。
 「お婆ちゃん」
 僕の後ろから紀子の明るい声が続いた。
 今日の紀子との二人の来訪は、祖母には何も言っていなかった分だけ、祖母の驚きは大きかっ
たようで、口を小さく開けたまま、祖母は放心状態になっているようだった。
 そして言葉より先に、祖母の目から涙が零れ出ていた。
 そこでまたしても、紀子は僕より早く動いて、靴を慌てて脱いで祖母に抱きついていった。
 抱き合ったまま、紀子ももらい泣きしているようだった。
 久し振りに見る祖母の顔は、化粧をしていないせいもあってか、ひどく小さく見えた。
 昼までの間は、紀子のほとんど独り舞台で、僕にはわからない話題で祖母と明るく喋り合って、
十分に一回くらい、お情け的に僕のほうを見てくるだけだった。
 昼食も紀子の独壇場で、祖母にはお粥を作り、冷蔵庫の中のあるものを使って調理し、炬燵の
上に皿が何枚も並んだ。
 午後になって、祖母が僕に気になっていることがあるといい出した。
 病気で臥せる前に畑に出かけていて、その時、椎茸小屋の戸を風通しをよくするのに開けたの
は憶えているのだが、帰る時閉めたのかどうかの記憶が曖昧なので気にしてるとのことだった。
 「閉められているかどうかを確認してきたらいいんだね?」
 僕が即座に引き受けると、
 「私も行く」
 と紀子も即座に反応してきた。
 二人で足跡のない雪道を歩いて椎茸小屋を目指した。
 「わあ、スキーができそう」
 辺り一面の雪景色を見て、紀子ははしゃいだ声で言った。
 「だな、ここが東京とはとても思えないな」
 「夏は盆地で暑くて、冬は適度に雪が降って…こういうところで毎日を過ごせたら、本当に穏や
かでいいでしょうね」
 「へ、たまに来るからそう思うだけで、お前みたいなお喋り女は三日も持たないよ」
 「雄ちゃんが私の相手してくれたらいいじゃん」
 「三日で死ぬ」
 古びた椎茸小屋に着くと、僕はすぐに戸の開閉をチェックしたが、二つある戸は全部閉められて
いた。
 祖母から言われていたのはもう一つあって、戸が閉まっていたら、十分ほどでもいいから、戸を
開け放して、空気の入れ替えをしてきてほしいということだった。
 小屋の中に入ると、椎茸の菌が放っているのか、腐った葉のような匂いが充満していた。
 「あら、意外と中は暖かいんだね。これが菌の匂いなの?」
 一緒に小屋の中に入ってきた紀子は、尖った鼻先をひくひくさせて、物珍しそうな顔で薄暗い中
を見廻していた。
 「十分か十五分くらい、空気の入れ替えをするように言われてるんだ」
 僕がそういうと、いつの間にか、紀子が物音一つしない静かな暗さに怯えたのか、僕の片腕をし
っかりと掴み取ってきていた。
 突然、外のほうで何かが落ちるような音が聞こえてきた。
 きゃっ、と短い叫び声を挙げて、紀子が僕の身体にしがみついてきた。
 外の木の枝から雪の塊りが地面に落ちたのだ。
 紀子は暫く僕の身体にしがみついていたが、自然な動きで顔を挙げ、少し困ったような顔をして
僕の目を見つめてきた。
 「キスしていいか?」
 紀子の赤いダウンジャケットを包み込むように抱いて、僕はできる限りの優しい目で問いかけた。
 紀子の僕を見つめる目に、真剣さのようなものが浮き出たのがわかった。
 いつもの化粧の時とは違う感じの赤さに見える、紀子のかたちのいい唇が微かに上下したようだ
った。
 僕のダウンジャケットの両腕を掴みながら、紀子が睫毛の長い目を閉じた。
 紀子の少し震え気味の唇の柔らかな皮膚が、僕の唇に触れた。
 ついさっきの落屑の音以外に、物音は何も聞こえてこない。
 触れ合った唇の中で、紀子の歯が小刻みな音を出して震えていた。
 僕の鼻孔に化粧だけではない、紀子そのものの匂いが漂ってきていた。
 舌を差し出すと、震えていた紀子の歯が自然に開いた。
 紀子の滑らかな舌を僕の舌が捉えた時、彼女の喉奥から、くんという小さな声が漏れたような気
がした。
 僕が十六のまだ若僧であるということは、高校同学年の紀子もまだ十六の小娘である。
 その二人がこの奥多摩の自然の中で、男性と女性になって、大人にも負けないくらいの激しさで
抱き合い、唇を重ね合っていることに、僕はおよそ少年らしくない感慨の思いを抱いていた。
 その一方で、紀子には何があっても絶対に喋れない悪行を重ね、祖母を含めて何人かの女性を抱
いてしまっている自分がいることも、間違いのない事実だ。
 一体、どれが本当の自分なのか、自分自身もわからなくなる時があるのだが、社会通念とか良識
を大きく逸脱しているのは、間違いのない事実であっても、僕は僕なりに人物を見て対処している
と、小さい声ながら言いたいと思っている。
 その中でも今、こうして雪の小屋の中で紀子を抱いているからいうのではなく、彼女といる時の
安心感、安堵感、安寧感は、僕にとってはこの世で一番大切にしなければいけないというのは、心
底から思っている。
 狭い口の中での紀子の舌の動きに、これまであった戸惑いや躊躇いがなくなっているような気が
して、僕は少しばかり驚いていた。
 唇が離れた時、
 「こんなところで…」
 とはにかんだような表情で言ってきた。
 「見てるのは椎茸の菌だけだよ。それより、お前、何かキス上手くなったみたいだな?」
 つい正直な気持ちを言うと、
 「バカ、何を基準にしてそんなこと言うの?」
 藪蛇に切り返され、僕は思わずたじろいでしまった。
 まるで青春ドラマのワンシーンのように、背中をつつき合ったり、雪の玉を投げ合ったりして家
に帰ると、祖母が居間で待っていてくれて、温かいインスタントコーヒーを淹れてくれた。
 祖母はパジャマと綿入れのままだったが、化粧をしたせいか、色白の顔は朝よりもずっと奇麗に
華やいで見えた。
 三人の座談会が始まったが、会話のほとんどは祖母と紀子の声ばかりで、僕は完全に蚊帳の外だ
った。
 お互いに何が気に入ってるのか、本当の孫息子を差し置いて、笑いの絶えない会話が長々と続い
ていたので、僕のほうから強引に割り込むように、
 「ね、婆ちゃん、吉野百合子っていう女優知ってる?」
 と祖母に呼びかけた。
 「あ、知ってる。昔の名女優さんよね?」
 即答してきたのは紀子のほうだった。
 「家のお父さんもファンだったって言ってた」
 「お前に聞いてねえし」
 そういって祖母の顔を覗き込むと、
 「知ってるわよ」
 と言って、それが?という表情になった。
 「俺、その人とあることがあって仲良くなってね」
 僕が少し得意げに話すと、祖母と紀子が一斉に訝しげな目を向けてきた。
 何となく不気味な気分になって、その話を打ち切ろうかと思った矢先に、
 「雄ちゃんが、どうしてあんな有名女優と知り合いになれるのよ?」
 と紀子が詰問口調で口を挟んできて、祖母もそれに同調するように、僕に疑念の目を向けてきた。
 余計な口出しから、僕はまるで取調室で、二人の女刑事に取り調べられているような気分になっ
たのだが、ここで話を打ち切るとまたややこしくなりそうなので、表面上の経緯だけを端折って説
明した。
 去年の夏休みに書いたレポートが、早稲田大学の歴史学の教授の目に止まり、それが縁で教授の
自宅に招待されたら、その夫人が元女優の吉野百合子だったということを、僕はまるで何かの犯人
のように説明させられた。
 勿論、夫人との関係は、ただ手料理を美味しく頂き、雑談もしたとだけの説明で終わったのは言
うまでもないことだった。
 祖母がそこで、恥ずかしそうな声で口を挟んできた。
 「私も…もっと若い頃だけど、吉野百合子に似てるって、よく冷やかされたことがあったわ」
 僕の言いたかったことを、祖母が顔を少し赤らめて言ってくれたのだ。
 「そうよ、お婆ちゃん、この奇麗な人にそっくりよ」
 と紀子が相槌をうった。
 「その話をしたかったんだよ、僕は。あ、その人に婆ちゃんのこと話したら、奥多摩へぜひ来た
いって言ってた」
 僕らの知らない時代に、一世を風靡したという元女優の、抜けたような美貌のせいもあってか、
何か場の空気がもやっとした感じになったので、僕は早々にこの話を打ち切り、すごすごと口を噤
んだ。
 こちらも嘘をついてて、脛に傷を持つ身だったので、特に紀子の白けたような視線がひどく胸に
刺さった。
 この話は後に続いて、三時過ぎに紀子と二人で食材の買い物に出た。
 雑貨屋までの坂道の途中で、僕の後ろを歩いていた紀子が、呟くような声を漏らしてきた。
 「雄ちゃんの周りって、たくさんの奇麗な人がいるのね」
 「は?…何のこと?」
 「さっきの女優さんもそうだけど、学校でも卒業していった細野多香子さんとか、あのお寺の尼
僧さんも奇麗な人だし…」
 「何だい、珍しくヤキモチ妬いてくれてるのかい?」
 「何だか、雄ちゃん、危なっかしいのよ」
 「自分では、俺…モテてる気持ち少しもないんだけどな」
 「やっぱり、ヤキモチなのかな?…あなたは誰にも優し過ぎるのよ」
 「そうかい?お前にも優しいか?」
 「私を完全に自分の所有物だと決め込んでる」
 「それは、お互い様じゃないか?」
 「浮気は、絶対に許さないからね」
 「やっぱりヤキモチだ」
 女性への用心は、くれぐれも怠りのないようということを僕は学んでいた。
 夕食は祖母の病気回復と栄養補給を兼ねて、紀子が台所で八面六臂の活躍をしてすき焼きという
ことになった。
 夜になった。
 何もかもことはうまくいくはずはなく、僕は一人でいつもの寝室で、紀子は祖母の室に寝ること
になった。
 紀子を連れてここへ来た時から、こうなる予想は僕もしていたのだが、同じ屋根の下にいて、二
人の獲物があるのに、どちらにも手出しできないのは、僕には苦痛以外の何ものでもなかった。
 紀子が最後の風呂に入っている時、僕は居間で祖母に頭を下げて詫びを入れた。
 「何を言ってるの。あなたもだけど、紀ちゃんまで来てくれて、それだけで私は充分に満足して
るわよ。あの子はほんとにいい子だから、何があっても離してはだめよ。目移りもほどほどにしな
いとね」
 昼間、雪の坂道で紀子に言われたことと、同じことを言われ、僕はすごすごと寝室に退散した。
 明日は祖父の墓参りに行くことになっている。
 しかし、どう考えても、祖母と紀子を切り離してどうにかするという、名案は浮かんではこなか
った。
 寝る前に、スマホのボタンを押したら、一通のショートメールが入っていた。
 細野多香子からだった。
 会いたい…と。



                                    続く

 (筆者後記)

 色々とご心配のメールをありがとうございます。
 どうにか頑張って書き上げたいと思いますので、よろしくお願いします。  
 
 
 
 
 
 

 
 
 

※元投稿はこちら >>
23/08/03 17:11 (zKxZszX4)
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