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SM・調教 官能小説

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41
投稿者:雄一
俶子からの長文メールは、後、二通が未読のままになっている。
 (結婚式もうすぐだね。俶子のウエディングドレス姿、また後で写真で見せてください。
生徒の僕が教師の俶子に言うのも何だけど、この先、何があるかわからないから、前と上
だけを見て頑張ってください。  雄一)
 俶子の長文メールには、敢えて何も触れずに、僕は送信ボタンを押した。
 火曜日の朝の登校時、駅の改札口を出て、校門までの約五百メートルの道を歩き出し
てすぐに、後ろから快活なだけの能天気な声に呼びつけられた。
 「雄ちゃーん」
 歩きながら首だけ後ろに向けると、アスパラガスみたいな細い身体が手を振って、こち
らに向けて走ってくるのが見えた。
 大きな息を二つほど吐いて、僕の目の前に立ってきた紀子が、
 「おはよう」
 と何の悩みもないような明るい声で言ってきて、いきなり片腕を掴んできた。
 慌ててその手を振りほどこうとすると、紀子が逆らうように掴み取った手に力を込めて
きた。
 「何だよ、離せよ」
 わざと嫌そうな顔をして言うと、
 「話があるから呼んだんじゃない」
 と紀子が口を膨らませて反発してくる。
 校門へ向かう何人かの生徒たちの目が、僕と紀子に注がれ、手で口を抑えて何かを囁き
合いながら通り過ぎていく。
 「こんなとこで呼びつけたりすんな」
 不平の気持ちをそのまま言うと、
 「だって、雄ちゃんにしか相談に乗ってもらえそうな人、いないんだもん」
 逆に不服そうな顔で返された。
 校門を入り、玄関の靴脱ぎ場まで、一方的に続いた紀子の話は、彼女の思惑とは、多分、
違う意味で僕の心に火を点けた。
 紀子の話を要約するとこうだ。
 昨日の夕方、知らない番号の電話があり、紀子が出ると、細野多香子と相手は名乗った
と言う。
 その名前には紀子にも、前年に生徒会の副会長をしていた先輩という記憶があり、多少
の訝りの気持ちを残しながら話を聞くと、多香子の叔父という人が、ある有名スポーツ雑
誌の編集長とかをしていて、去年の高校総体で陸上女子百メートル走で、好記録を出した
彼女を特集した記事を載せたいという企画があって、たまたまその話を耳にした多香子が、
雑誌の編集長をしている叔父への、仲介役を買って出たということだった。
 紀子はしかし、多香子との電話の時、自分はこれからも陸上を続けていくことは、考え
ていないのでと言って、丁重に断ったのだという。
 それでも多香子のほうの押しは強く、一度だけでもいいから、自分の叔父と会って欲し
いと粘ってきたので、学校の先輩からというしがらみもあり、紀子は二、三日、考えさせ
てほしいと言って電話を切ったというのである。
 これは紀子は当然に知らないことだが、明らかに多香子から僕への陽動作戦の一環だと
僕は確信した。
 「その話は、また放課後にしよ。あ、お前、部活あるか」
 玄関口のところでそういうと、
 「今日は足が痛いと言って休む」
 と紀子は即座に言って、
 「駅前のいつもの喫茶店?」
 嬉しそうな笑みを浮かべて言ってきた。
 「バカ、足が痛いって部活さぼる奴が、喫茶店にいたらまずいだろ。区立図書館の芝生
公園」
 「ああ、雄ちゃんの憩いの場所ね。じゃ、校門で帰宅部さん、待ってるね」 
 「別々でいい」
 「待ってるっ」
 押し切られて、僕は靴箱に向かった。
 紀子は、僕が相談に乗ると言ったことを単純に喜んでいたが、僕のほうはそうはいかな
かった。
 二人を会わせて話をさせるという危険は、何が何でも避けねばならないと思い、今日明
日にも多香子に会って、全面阻止の措置をとらなくてはと決意し、教室に入った。
 早速、ひょうきん者の恒夫が、半ば呆れたような顔をしてすり寄ってきた。
 「やるねぇ、おたくも。朝から早速のおデートかい」
 「何にもねぇよ。向こうが勝手に来ただけだ」
 「能天気だね、お前も」
 「何だよ?」
 「あるテレビ局が学校長のところへ、村山紀子をある番組のアシスタントというか、レ
ポーターとして登用したいって頼みに来てるらしいぞ」
 「何だそれ?」
 「スポーツ番組らしいんだけどな、帰宅部一筋の、お前の知らないところで、彼女、ど
んどんと有名になっていってるぜ」
 「ああ、そうかい。俺には関係ねぇ」
 「その内、彼女、とんでもなく遠いとこ行っちまうかもだぜ?」
 「結構なこった」
 つまらなさそうな顔で、恒夫は僕から離れていった。
 僕自身があまりに紀子に近すぎて、見えていないのかも知れなかったが、そういえば、
彼女と人の往来の多い道を歩いていると、男女や年齢に関わらず、必ず何人かが目を瞬か
せたり、小さく驚いたりしてきていることは、薄々ながら僕も知ってはいた。
 何ヶ月か前に紀子が健康診断を受けた時、身長百六十六センチで、体重が四十八キロと
言って、後、二キロ筋肉を増やさないと、百メートルで十二秒は切れないと、ぼやきなが
ら話しているのを聞いたことがあったが、体型的にはモデル並みに細さに見え、女豹が自
分の子供を見る時のような深い目と、つんと高く尖った鼻と、細く引き締まった顎や、輪
郭のはっきりとした唇が、何となくバランスよくまとまった、顔立ちをしているのは事実
で、それが薄い小麦色の肌と不思議な感じでマッチングしている。
 しかし、紀子本人は自分については、普通の女子高生と自覚しているようで、何となく
いつも近くにいる僕のほうも、周りが言うほどの意識は、灯台下暗しかも知れないが、そ
れほどには意識はしていなかった。 
 その日の放課後、校門で紀子は嬉々とした顔で僕を待っていた。
 友達の多い紀子は何人かの生徒たちに、笑顔で手を振ったりしてたが、僕を見つけると
一目散に駆け寄ってきた。
 「俺に近づいて歩くな」
 僕から最初にそういってやったが、効果は何もなかった。
 区立図書館に行くまで、僕の腕はほとんど掴まれっ放しだった。
 おまけにお腹が空いたと言われ、途中のコンビニでコーラとサンドイッチまで買わされ、
 「相談に乗ってやってるのは俺だぜ?」
 と言っても、お金持ってないと言われ、あっさりと奢らされた。
 「俺がケリをつける」
 明日の水曜日の夜、紀子の叔母の益美の家を借り切って、細野多香子と会うということ
を、少しばかり念頭に置いて、僕が一言そう言ってやると、紀子がサンドイッチを口に頬
張ったまま、ポカンとした顔をこちらに向けてきた。
 「どうして?」
 サンドイッチを急いで飲み込んで、紀子が怪訝な顔をして言ってきた。
 「お、俺が、その細野多香子と会ってだな、ケリをつけてやる」
 「細野さんと、あなた、面識あるの?」
 「か、顔だけは知ってる」
 「それで、あなたはどういう立ち位置で、細野さんに会うつもりなの?」
 「お、お前の、と、友達でいいじゃないか」
 「他に何か案はないの?」
 紀子の頭の中で、僕の意見はすぐに却下されたみたいだった。
 まるで自分が、何か悪いことをして詰問されているような感じだった。
 「ま、俺に任せろって」
 僕はそういって強がるしかなかった。
 「細野さんって、男子生徒の間では、すごくモテる人だったんでしょ?…もしかしてあ
なたもファンの一人?」
 「バカ言え。あ、もしそうだったらどうするよ?」
 「雄ちゃんと離婚する」
 「結婚もしてないのに?」
 「あなたは、私の大事なバージンを奪ったんだから、慰謝料請求してやる」
 それから紀子の機嫌がすこぶる悪くなり、言葉も少しつっけんどんになったきた。
 これは何があっても、多香子とのことはひた隠しにして、空惚けるしかないと、僕は心
の中の褌を締め直した。
 同時に僕は、明日、多香子と会うということを、紀子に言わなくてよかったと、内心で
安堵の気持ちになっていた。
 冗談口調であっても、紀子は心の中で細野多香子をライバル視しているのでは?と僕は
勝手に自惚れていた。
 結局、紀子の気に入る作戦的な意見を、僕は何も言えず、一日二日の考える猶予をもら
って、僕と紀子はしっくりしない気持ちで別れた。
 その夜、益美のスマホに電話を入れると、待っていたようにすぐに彼女は出た。
 「明日はお世話かけます」
 丁重にお礼の言葉を言うと、
 「あなたからの頼みだもの、喜んで。冷蔵庫に食料品とお飲み物入れといたから、好き
に使ってね」
 「ありがとう。多分、食事はないと思うけど…ベッドは少々汚すかも?」
 「憎たらしいこというのね。でも、何故だかあなたには怒れない自分が、少し悔しい」
 「あ、それから、このことは紀子には絶対に内緒にしてほしいんで…」
 「あの子に何か急所を掴まれているみたいね。私も後で聞いてみよ」
 「そ、そんなもの何もないし…じゃ、頼みます」
 益美との電話が終わったら、急に祖母の顔を思い出したので、すぐに電話を入れた。
 例によって一回コールだ。
 「どうしたの?」
 少し掠れ気味の優しい声を聞くと、心がすごく和んだ。
 「声聞きたくなって」
 「あらあら、また紀ちゃんと喧嘩でもしたの?」
 「な、何もないよ。おやすみ」
 「おやすみ」
 明日のことは明日だ、と小さく呟いて、僕は苦もなく眠りについた…。





                            続く

 
 
 
 
 

※元投稿はこちら >>
23/07/05 15:22 (tgFbRgUh)
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