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SM・調教 官能小説

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38
投稿者:雄一
「私ね、お婆ちゃんと約束したの。今度は雄ちゃん抜きで、一人で奥多摩に来るって」 
 テーブル両肘をつき、両手で顎を支えながら、紀子が窓の外の遠いところを見るような目
で言った。
 奥多摩からの帰り、紀子が降りる駅で無理矢理降ろされ、まだ話があると言って、駅前の
スタバに連れ込まれ、昨日の祖母との畑仕事の時に、色々と聞かされたことを、頼みもして
いない僕に聞かそうとしてくるのだ。
 ああ、そう、の生返事を二回以上続けると、こらっ、と目を吊り上げて怒ってくる獰猛さ
に、僕は辟易しながら聞いているだけだった。
 「あなた、小さい頃に行方不明になって、村中の人に大捜索されたんですってね?」
 突然の思いがけない、嫌な話題での突っ込みに、
 「そ、そんなの忘れてるし」
 少し狼狽えながら、僕は紀子から目を逸らした。
 「小学校二、三年の頃、お盆にお母さんと一緒に奥多摩に来た時、帰るの嫌だって言って、
駅から逃げ出したんだって?それでそのまま行方不明になって、お巡りさんから、村中の人み
んなが大捜しすることになって。朝まで見つからず、いよいよ、隣町の警察署が大勢の警察官
を出すことになった時、お婆ちゃんが、前の日、あなたを畑に連れてった時、あなたが草むら
に死んでた蝉の何匹かを、土を掘って埋めてたのを思い出して、畑に走ったら、椎茸小屋で寝
てたんだって?お婆ちゃんとお祖父ちゃんが、村の一軒一軒を廻って謝り歩いたって」
 何かの手柄をとったように、紀子は得々と喋ってきていた。
 「俺、帰るわ」
 不貞腐れた顔で、僕が帰ろうと席を立ち上がろうとすると、
 「その話をしている時のお婆ちゃんの顔がね、とても嬉しそうで、誰か愛する人でも思い出し
ているような顔が、とても素敵だったの。ほんと、いい顔だったなぁ」
 とうっとりとした顔で言う、紀子の言いかたが少し引っ掛かったので、僕は席に座り直した。
 祖母もやはり生身の女で、強い理性で内包している、僕との秘めた関係の一端を、つい綻びと
して出してしまうのだな、と紀子に悟られないような惚けた顔をして、コーヒーの残りを啜り飲
んだ。
 紀子と別れて駅に戻っている時、ジーンズの後ろポケットに入れていた、僕のスマホがメール
の着信音で震えた。
 歩きながらディスプレイを見ると、細野多香子からだった。
 後、五分も早かったら、僕は間違いなくしどろもどろになるところだった。
 念のためかどうか、僕は無意識に後ろを振り返っていた。
 帰りの電車で上手く席に座れることができたので、多香子からのメールをディスプレイに開い
た。
 (どうして返事をくれないのですか?私のどこが悪いのか教えてください。  多香子)
 わかってない女だな、と思いながら、僕はスマホをポケットに戻した。
 高校生徒は思えないくらいの美しい顔と、大人の女性にも引けを取らないスタイルで、いつも
憧憬と羨望の眼差しを受けて、育ってきた多香子にすれば、僕如きにメールでの呼びかけを無視
されるのは、彼女には信じられないことで、愚弄された思いに陥っているのだろうと、電車の揺
れを受けながら僕は思っていた。
 何ならこのまま無視し続けて、そのまま縁切れか、自然消滅でも、僕のほうは一向にかまわな
かった。
 だが、それではさすがに後味が悪くなるのと、もう一つの僕の心の中で、暫くの間、なりを潜
めていた嗜虐の思いが、多香子という女性を標的にして、じわりと頭を擡げてきていることに、
僕は自分で気づき始めていた。
 学校内での美人ランキングか何か知らないが、長くマドンナと呼ばれていた美貌と名声を嵩に
着て自分が見初めた男の、素行調査まがいのことを、内緒でするという自惚れた行為には、天誅
を加えねばと、僕はまるで自分が正義に味方のように、一人尖りに思っていた。
 電車を降りて家までの道々で、僕は多香子への仕置きの手法を考えていた。
 無論、仕置きといっても、女性の多香子を暴力的に叩いたり、引き摺り廻したりとかするので
はない。
 女性としての辱めを与えてやるのだと、僕の胸の奥に潜んでいる嗜虐の心を持った、もう一人
の自分が、牙のような歯を覗かせて、盛んにそそのかしてきていた。
 うまい具合に、僕の密かな憩いの場でもある、区立図書館の芝生公園の前に来ていた。
 公園の中に入り、木製の白いベンチに僕は座り込んだ。
 小さな子供たち二、三人が芝生を走り廻っていたが、気になるほどでもなかった。
 僕の頭の中に、ある考えが浮かんでいた。
 スマホを取り出し、ディスプレイに名前を出して、迷うことなく発信ボタンを押した。
 三回ほどのコールで相手は出た。
 「あらま、お珍しい人からのお電話で。驚いた」
 「ご無沙汰してて」
 「日曜のこんな時間に、あなたに思い出される顔じゃないのに、どうしたの?」
 「頼みたいことあって」
 「何?私の姪っ子と喧嘩でもしたの?」
 「そんなんじゃない。あのさ、半日くらいでいいんだけど、そちらの家全部を貸してくれない
かな?」
 「いきなり何それ?」
 「半日だけ…いや、夜になるかも知れないから、一日になるかな?とにかく僕に使わせてほし
い」
 「…つまり、私に家を出てろってこと?」
 「うん」
 「理由は聞くなってことね?…いいわよ、了解」
 「日はまだ決まってないけど、四、五日前には連絡する」
 「わかりました。あなたからの頼みなら何でもするわよ。そういえば、今日は奥多摩じゃなか
ったの?」
 「えっ?どうしてそれを?」
 「一昨日の夜、姪っ子が嬉しそうな声で電話してきたのよ。叔母さんの恩人の家に行くって」
 「あの、バカ…あ、ごめん」
 「恋人に誘われたって、ウキウキの声だったわよ。上手くいってるのね」
 「じゃ、また連絡します」
 電話を切った後、僕は歯ぎしりをしていた。
 全く思いもかけないところで絡んでくる、紀子のどうしようもない奔放さに、僕は呆れてもの
が言えなくなっていた。
 その紀子の叔母の、益美の了解を取り付けた後、気を取り直して、僕はスマホを手に持ち直し、
多香子の名前をディスプレイに出した。
 「もしもし、俺だけど、今、いいか?」
 声を固くして、僕は口火を切った。
 「え?…ええ」
 驚きの籠った声だった。
 「何回もメールくれてたのに、悪かった」
 「も、もうあれきりかと…」
 「バカはバカなりに忙しかっただけで」
 「な、何か私に気に入らないことがあったのかと、心配してたの」
 「俺なんかより、頭も顔も優れた奴、一杯いるんじゃないの?」
 「そんな言いかたしないで」
 「俺なんかつまみ食いされたんだと思ってたから」
 「ひどい言いかた…」
 「どこがいいの?俺の」
 「こ、言葉では上手く言えないけど、あ、あなたと過ごした時間が忘れられなくて」
 「もう一度会ってくれるの?」
 「わ、私がお会いしたいの…」
 「また軽井沢?」
 「ううん、どこでも」
 「俺が決めていい?」
 「ええ…」
 嫌われるのを承知で、僕は少々、高飛車で自分本位な口の聞き方で、話を進め、来週の水曜
か木曜のどちらかで、夕方の六時を指定して、日がはっきり決まったら連絡するということで、
取り敢えず電話を切り、その場ですぐに益美に。折り返し電話を入れた。
 益美は大人の女性らしく、僕からの奇異な依頼について、一歳の詮索もなく、どちらでもい
いという気のいい返答だったので、多香子と会うのは、僕が勝手に水曜の六時と決め、忘れな
いうちに多香子に、日時だけ言って電話を切った。
 多香子には、敢えて、彼女が学校での僕の素行調査を企てていることのへの、追及はしなか
った。
 家に帰ると、居間で母が一人で暇そうに新聞を読んでいた。
 「お帰り、お婆ちゃん元気にしてた?」
 母のその声で、ふいにあることを思い出し、全身を硬直させてしまっていた。
 「ああ、元気にしてたよ。あ、毛糸の帽子、すごい喜んでた。向こうはこっちよりもだいぶ
ん寒いから」
 そういって、慌てて二階の自分の室に上がった。
 スマホに祖母の名を出して、急いでボタンを押した。
 まるで神業のように、祖母は一回のコールで出た。
 「ああ、婆ちゃん、ありがとうね。色々世話になって」
 「なぁに、珍しいこと言って。紀子さんも無事着いたの?」
 「あ、ああ、ちゃんと家まで送り届けたよ。それよりね、婆ちゃん、俺、行く前に母さんか
ら、婆ちゃんのために編んだという、毛糸の温かそうな帽子を、婆ちゃんに渡すの忘れてて。
赤と白が綺麗に混じった色で、可愛い感じ。…で、婆ちゃん、今から母さんにお礼の電話入れ
といてくれない?忘れたって言うと、また母さん煩いから」
 「あらまあ、大変なことね。はいはい」
 「来週の土、日のどちらかで、僕が一人で届けるから。それに今回は煩い邪魔者がいたから、
婆ちゃんの手にも触れられなかったしね」
 気を利かしたつもりで、そう言ってやると、
 「私はとても楽しかったわよ。あんないい子が、あなたの傍にいてくれて、とても嬉しく思
ってるのよ。また、一緒に来たらいいじゃない」
 「婆ちゃん、来週のことは、絶対にあいつには言わないでね、お願いだから」
 「あらあら、どうしましょ」
 祖母との電話が終わって、机の上のノートパソコンのスイッチを入れると、メールが二通入
ってきていた。
 俶子からだった。
 その夜、今日より前に届いてる、俶子からの未読メールを読むことにした…。




                                     続く
 
 

 
 
 
  
 
 
 

※元投稿はこちら >>
23/07/02 14:07 (OlUIbFI4)
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