いかなる組織や個人にも、関係ありま…せん。弐
『会場に行く前に、薬局を経営している壮年部の所に寄りますから』
会合や、活動には参加してくれませんが、家庭訪問に行くと、気さくに話だけはしてくれる明井さん宅兼店舗に向かった。
『そうでしたね』と宮里婦人部長も、思い出したかのように、返答した。
店舗前の駐車場に車を停め、婦人部長より一足早く、店に入る。
『こんばんわ』と私が声をかけると、
明井さんは、『ちょっと、待ってください、少しはやいけど、店を閉めますから』と、足早に店先に向かった。
後からきた、コート姿の宮里婦人部長と軽く会釈しながら、すれ違った。
ガラガラとシャッターを下ろす音が響いてきた。
足早に戻ってきた明井さん
婦人部長に、『こちら壮年部の明井さんです』と紹介すると、『圏婦人部長をやらせてもらっている宮里と言いますと』と婦人部長自ら、自己紹介した。
『仕事はどうですか?』と、あたり差わりない話題から、宮里婦人部長は話しかけた。
『最近は大変ですよ、コンビニでも、扱う~』と、話だし、聞き手にまわった宮里婦人部長は、たまに、そうですねとか、そうなんですかと、相づちをはさんだ。
話がとぎれたところを見計らい、宮里圏婦人部長は、明井さんを会合に誘ってみた。
いつものように、いやー、また次の機会にでもと、適当な理由で、断られた。
『会合に参加すれば、いいことがあるかもしれないですよ。』
宮里圏婦人部長は、それでも粘り、笑顔で、誘ってみた、コートのベルトを緩めながら…。
コートの前が少し左右に開き、明井さんの目に、中が見えた。
白地のブラジャーとパンティーが、見え隠れしている。
明井さん、黙ったままで、時折、私を見ては、視線を戻した。
宮里圏婦人部長の件は教えていたが、冗談だと思っているらしく、半信半疑だったようだ。
今の今まで
『どうですか?、今夜、参加しませんか?』
私は明井さんに尋ねながら、宮里圏婦人部長のコートをはいだ。
髪を整え、綺麗に化粧をした笑顔で、たたずむ宮里圏婦人部長
首もとの真珠のネックレスが、すぐに、目をひく
しかし、それ以上に、宮里圏婦人部長の出で立ちは、目を奪った。
ブラジャーのカップは刺繍状になってり、乳首とわかる膨らみの部分が、茶色に滲んでる
パンティー?、よく見ると布地の小さなTバックをはいている
呆気にとられている明井さんの返事を待たずに、私は宮里圏婦人部長にコートをかけ直し
両肩に手を添え、入口に振り向かせた。
婦人部長の背中を押し、『待ってますね』と明井さんに言いながら、表へ向かった。
再び車に乗り、今夜の会場の奥貫地区婦人部長宅に向かう。
奥貫地区婦人部長ー地区婦人部長に任命される前から、顔見知りの四十手前の人妻だ。
子供が生まれて、まもなく夫の浮気を知り、悩み苦しむ事態に
ギャンブルやショッピングに逃げて、気持ちをまぎらわせたが、今度は借金にも苦しむ事になった。
相談を、受け、借金の一部を負担するようになった。もちろん肉体姦系という利子払いを前提に。
私だけでは、負債を補えないので、他の男を仲介した。何人も、時には一度に複数を相手し、変態行為を強要されることも。
そのような地区婦人部長だから、宮里圏婦人部長を罠にかけるさいは、相談があると呼び出す役目を引き受け、自宅に招き入れた。
睡眠薬入りのコーヒーを飲ませ…。
宮里圏婦人部長の破廉恥な日常が始まった。
※元投稿はこちら >>