タクは恋人も居てるのだが、元来の強い性欲のせいか、それとも生まれ持った性癖なのか、パートナーの居る女性を『寝取る』事を好んだ。
とにかくセックスが好きで、容姿は十人並みではあったが、その社交性やマメさに加え性欲と押しの強さで、若い頃は随分無茶をしていた。
人よりも大きく硬い男根は、タク自身に妙な自信を植え付け、そのお陰か様々な女性と関係を持った。
だが彼が行なっていたのは、愛撫もほどほどにしか行わず、あまり濡れてもいない女性器に、カリが張りガチガチに興奮した男根を突き刺すという行為であった。
『破壊する様な、獣の交尾』
アダルトビデオで見知った大人の世界は、そういった荒々しい行為で満たされると勘違いしてたのだ。
しかしある時、彼にも転換期が来る。
とある女性と性行為した何度目かのこと、少しく曇った表情に気付き問い質した。
「俺とのセックスはどうやった?」
「いつも通り良かったよ。」
いつも通りの会話を交わす。
しかし何度も肌を合わせる関係だと、それも嘘だと気付く。
「ほんまの事言ってな。
他と比べて俺ってどうなんかな?
絶対傷付かんし、ほんまの事知りたいねん。」
かなりしつこく聞いた後、女性は言い辛そうに答えた。
「あまり上手く無いと思うし、正直痛くて我慢してるねんよ。
濡れて無いのに入れてくるし…終わった後、ほんまにシンドかったりする…」
その言葉を聞きながら、タクの頭の中は真っ白になっていた。
若気の至りか、自分のセックスは特別に良いモノだと思っていたからだ。
アダルトビデオを見て研究し、とにかく激しい腰振りとカリ太の男根は自慢だった。
また遅漏でなかなかイカなかった為、女性にとっては最高の男性器だと言う自負があった。
そんな幼な過ぎた自分が恥ずかしく、顔面を真っ赤にした事を覚えている。
それからは女性目線の記事や、書籍を見て勉強し、いかに自分がしていた行為が稚拙だったかを思い知る事になった。
研究熱心な性格もあり、程なくして正しい女性の抱き方を覚えたタクは、そのキッカケを与えてくれた彼女をイカせる事となる。
またその彼女にとって、タクが初めて膣内での、アクメを与える事が出来る男性となり、タクはその女性、ナナと付き合い始めるのであった。
タクは恋人であるナナと、様々なセックスの深みを体験して行った。
アナル責めや野外での行為、ハプニングバーなどで他人を交えたプレイ。
道具や媚薬を使用したセックスも経験したが、やはりお互いを掘り下げるセックスが一番だと言う事に辿り着く。
タクの愛撫でナナは何度もアクメを迎え、段々と膣内の感度も上がり軽いイキなら、一晩のセックスで3桁を越えるほどとなった。
またクリトリスや膣内以外での性感帯、アナルや乳首、究極になると肩などを噛まれたり、声のみでイク所謂『脳イキ』状態の領域まで達する事となる。
自信を取り戻したタクは、ふと考えてしまった。
『他の女ではどうなんやろ?』
そしてまた悪い虫が騒ぎ始める。
そうやってアダルトサイトを通じ出会いを求め、そこで知り合ったのは人妻の女性だった。
ナナ以外の女性を久々に抱く事になったタクだが、思いの外簡単に愛撫でイカせる事が出来た。
『自分の技術は確かなモノやったんや。』
乱れる人妻を見ながら、優越感に浸る。
特にじっくりとクリトリスでイカてから、男根を挿入した時の女性の乱れ方は、タクの想像を超えていた。
獣の様に叫ぶ様によがり、腰を震わせながら痙攣する様にイキ果てる。
顔を充血させながら、過呼吸寸前まで感じ、犯し終わった後も真っ直ぐ歩く事も出来ず、床にへたり込む始末だ。
旦那がいるはずの女性は、タクとのセックスに溺れ、ハメ撮りや淫部の剃毛までも許す事となる。
それからも数人のパートナーの居てる女性達と出会い、彼女らを犯し、イカせ狂わせた。
面白い事にその殆どの女性が本能的に、ハメ終えて自分の肉壺から抜かれた男性器を、愛おしそうにしゃぶるのであった。
それらの仕草を見ながら、パートナーよりも強い快楽を与えれたのだと、本能的に感じる。
そしてタクは、『人のモノを寝取る』快感に目覚めてしまった。
ダイからのメールで、マリが少し待ち合わせの時間に遅れる事を知った。
それなら一度家に戻り、シャワーが出来る。
そしてホテルに入ったら、直ぐにマリを犯してやろう。
普段は穏やかな性格だが、タクのオスの顔が露わになっていた。
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