第2話 森田佐智代
旦那と結婚して5年が経過したにも関わらず、子どもには恵れず夫婦二人の生活を続けていました。旦那も新婚当時は毎晩私の身体を求めてきてはセックスをしていました。
生まれて初めての中出しも結婚してから旦那からあそこの中に精液を注がれました。その時に感じたあそこの中がじわっと満たされていくような感覚が女として生まれてきた喜びと感じていました。
けれども、そんな楽しい生活は長くは続きませんでした。いくら旦那に中出しをしてもらっても子どもが出来ず婦人科に行って夫婦ともに検査をしてもらっても異常が見つからない不妊だと言われ、自然と夫婦の営みは減っていきました。
それと時期を同じにして旦那の仕事の帰りが遅くなってきました。一人部屋の中で旦那の帰りを待つのが寂しくなった私はコンビニへパートに出ることにしました。外の世界は私にとってはとても新鮮で毎日が楽しく過ごしていました。
アルバイトの男子学生は30歳を手前にした私に対して「綺麗ですね」「旦那さんが羨ましいです」などと嬉しいことを言ってくれていました。ある日店内にその男子学生と二人きりになった時、私の耳元で「佐智代さん、ほんと綺麗でセクシーですね。毎晩旦那さんに抱かれているんでしょ?」などといやらしいことを呟いてきました。
旦那と夫婦の営みがほとんどなかった私は年を重ねるごとに性欲が強くなっていました。若い子に耳元でそんなことを囁かれて私のあそこはキュンとなってしまいました。
(ぁあ…この身体を…鎮めて…欲しい…こんな…若い子と…セックス…したら…激しく…攻められ…ちゃうかも…)
そんな妄想だけが頭の中でぐるぐると駆け巡りました。
今日も旦那から帰りが遅くなるとラインが入って一人の夜を過ごさなければならないのかと憂鬱な気持ちになりました。そういう日は洗濯でもしてパァーッ気持ちを切り替えなきゃと思い、家に帰ってから溜まっていた洗濯物を持ってコインランドリーにいこうと思いました。
セーターにフレアスカートといった格好で車に乗り、洗濯物を車に積んだ私はエンジンをかけて隣町にあるコインランドリーを目指しました。
しばらく車を走らせていると、見慣れない奇妙な建物が目の中に飛び込んできました。それはコインランドリーと呼ぶには似つかわしくない漆黒の闇を彷彿させるような黒壁に色とりどりの電飾で飾られたコインランドリーという文字が書かれている看板でした。
しかもオープルセール全て100円と店内への入り口と思われる扉にポスターが貼られていました。
「えっ?こんなの昨日までなかったじゃない?でも安いならいいかも。」
佐智代は急いで車を駐車場に停めると洗濯物を持って店内に入っていきました。店中は他のコインランドリーと何ら変わりはありませんでした。
洗濯物を洗濯乾燥機の中に入れて扉を閉めて100円玉を投入口に入れると80分という表示が示されました。佐智代は洗濯物が出来上がるまで車の中で待機しようと思いましたが、目の前に立派なマッサージチェアーを見つけそれに乗って時間を潰すことにしました。
マッサージチェアーに座ると先日買ったVR機と同じようなものを見つけました。マッサージチェアーの使い方の紙を読むとこのVR機を装着して極上のマッサージをお楽しみ下さいと書かれていました。
佐智代はVR機を頭に装着して早速マッサージチェアーのリモコンのボタンを押して身を委ねました。
しばらくするとVRの画面に佐智代がパートに出ているコンビニに似た映像が流れてきました。レジには1人の女性がセーターにフレアスカートといった姿でお客さんの対応をしていました。
「えっ?何なのこの映像。これってまるで私みたいじゃないの?」
映像が切り替わりコンビニの中にはお客さんが1人もいない状態が映し出されました。すると店奥から1人の男性が現れました。
「えっ須原くん?なになに…怖いよこれ。」
佐智代はVR機を外してマッサージチェアーから降りようとした時、マッサージチェアーから拘束具が突如現れ、腰、両手、両足が完全にマッサージチェアーに繋がれて身動きが取れなくなってしまいました。
必死の抵抗をする佐智代に対して映像は止まることなく流れていました。須原くんに似た人物が佐智代に似た人物に近づいていきました。そこでカメラが2人の顔をクローズアップしていきました。
「ま…まさか…これ…私と須原くんじゃないよね…それにしても…すごく…似ている…」
いつのまにか佐智代は画面に映し出されている人物が自分やアルバイトの須原くんではないかと思い始めるようになりました。
須原くん似た男の子が佐智代に似た女性の耳元に口を近づけて「佐智代さん、ほんと綺麗でセクシーですね。毎晩旦那さんに抱かれているんでしょ?」とあの日須原くんに言われた言葉そのまま画面の男の子が私の名前を呼んで囁いていました。
佐智代は完全に画面の女性と自分をシンクロさせ画面の中で囁かれる須原くん似た男の子の行動を固唾を飲んで見ていました。
画面に映し出された女性の背後に立った男の子の手が女性の肩にポンと手が置きました。その手が徐々に女性の胸の方へとずらされ、服の上から胸の形にぴったりとフィットするように手のひらの形を変えていき、完全に男の子の手のひらの中に女性の胸がすっぽりと包み隠されました。
「えっ?」
画面を見ているはずの佐智代の胸にも手のひらで胸を包まれているような感覚を感じました。
画面の中の男の子がゆっくりと胸を揉んで行くとそれに合わせて佐智代の胸もゆっくりと揉まれていきました。
「ぁあん…何なのよぉ…はぁん…」
画面の中の男の子が「佐智代さんの胸、すごく大きくて柔らかいです。ずっと憧れていたんですよ。貴女とこうしていやらしいことをすることを。」と言った時、佐智代は思わず赤面してしまいました。
画面には男の子の手がセーターの首元からゆっくりと侵入していきブラジャーの中に手を入れられ、指と指の間に乳首を挟むと軽くそれを摘みました。
「はぁん…痛いっ…あっ…気持ちいい…」
あまりにもリアルな映像に佐智代は自分が須原くんに実際にされているかのように感じ声を上げてしまいました。
ゆっくりとセーターを脱がされ紫色の刺繍の入ったブラジャーが画面に映し出されました。そのブラジャーも今実際に佐智代が身につけているものと全く同じものでした。
彼の手がブラジャーのホックに伸びていきパチンという音とともに画面の中の女性の胸が勢いよく現れました。胸にある黒子の位置も佐智代のものと全く同じでした。
男の子が画面の中の胸を手のひらで優しく揉んでいき、唇を乳首にそっと挟むようにして舌先で乳首の先端部分を舐めていました。
「ぁあん…そんなぁ…だめっ…乳首…舐められるの…すごく…弱いの…」
しばらく画面の中では乳首を入念に攻めている男の子の映像が流れていました。佐智代はそんな画面の中での行為に興奮を隠しきれなくなり喘ぎ声をあげて感じていました。
画面がゆっくりと下の方に移り、佐智代に似た女性のフレアスカートが映し出されました。男の子がフレアスカートの裾を握るとゆっくりとまくっていきました。上下お揃いの紫のパンティが画面に大きく映し出されました。男の子の手がそのパンティの縁にかけられると少しずつパンティがずり下げられていきました。
黒々と生い茂った陰毛が映し出されると佐智代は息を飲みました。
「この女性…本当に…私じゃ…ないのかしら…」
頭の中が混乱してきた佐智代は一種の催眠術にかけられているような気分になりました。男の子の舌がクリトリスに当てられペロリと舌先で下から上へと舐め上げていきました。
「ひぃっ…はぁん…あっ…ぁあん…気持ちいい…もっとして…須原くん…もっと…佐智代の…クリトリスを…舐めてぇ…ぁあん…感じちゃう…」
目の前に映し出された映像と自分を重ね合わせた佐智代は画面の中の男の子に向かっておねだりをし始めました。
画面が切り替わりレジ台の上にM字で大股開きにされた女性が映し出されました。男の子の手にはカミソリがもたれていました。男の子の反対の手にはシェービングクリームがもたれていました。男の子はスプレー缶からたっぷりとクリームを出すと女性の陰毛を全て覆うように塗っていきました。それからカミソリの刃をあそこに当てるとジョリジョリという音を立てて毛が剃られていきました。男の子の手でクリトリスを押さえられた時、佐智代のクリトリスにも実際に暖かい指が当てられているような感覚になりました。
画面の中の女性はただ陰毛を剃られているだけなのにあそこから透明の液体が溢れていました。男の子はそのビラビラを傷つけないように指で押さえて丁寧に毛を剃っていきました。
その指の感触すら佐智代は感じられていました。綺麗に毛を剃られた画面の中の女性のあそこにはいやらしいビラビラが見てその閉じられたビラビラの間からは露のような透明の液体が出ていました。
男の子はそれを指で下からすくい上げるように動かした時、画面の中の女性は「ぁん」と言って仰け反りました。それに合わせるかのように佐智代も身体のマッサージチェアーに仰け反らせて喘ぎました。
男の子が画面の中の女性のあそこに顔を近づけました。男の子の鼻息がクリトリスやあそこにフッとかかるたびに女性の身体はビクンビクンと震え感じているようでしたが、佐智代のクリトリスやあそこにも鼻息のようなものが触れその度にビクンと身体を反応させ喘ぎました。
ゆっくりと舌があそこに当てられると画面の中の女性は「んんんんっ…ぁあああっ…舐めて…舌を動かして…はぁん…おかしくなるぅ…」とあられもない表情を浮かべていやらしく感じていました。
佐智代のあそこにもザラッとした舌の感触が感じられ「んんんんっ…ぁあああっ…舐めて…舌を動かして…はぁん…おかしくなるぅ…」と同じ言葉を発していました。
舌がペロリとあそこを舐め上げられたかと思うと舌先をあそこの中に入れた男の子は画面の中の女性の乳首を両手の指で摘まみ上げるようにしてクンニを始めました。
佐智代の身体にもやはり同じようなことが感じられ、佐智代自身が犯されている姿をまるで横から見ているような感覚になりました。
「ぁあん…私って…こんな…いやらしい…声を出して…淫らな…表情を…浮かべて…感じてるんだぁ…ぁあああっ…」
もはや佐智代は画面のことなど気にすることが出来ないほど身悶え、本能の赴くままに感じていました。
「欲しい…おちんちんが…欲しい…須原くんの…おちんちんを…佐智代の…あそこに…入れて…欲しい…」
佐智代は思わず自分から須原くんのおちんちんを欲しいと言ってしまいました。その言葉に反応するかのようにVRの画面でも須原くんのおちんちんが女性のあそこにあてがわれ、ズブズブっといやらしい音を立ててあそこの中におちんちんが入っていきました。
「ぁあん…硬い…旦那には…ない…硬さ…ぁあん…ずっと…これが…欲しかった…のよぉ…はひぃ…」
男の子は腰を振るスピードを速め、肉と肉がパンパンとぶつかり合う音が聞こえ画面の中の女性は獣のように喘ぎ叫んでいました。佐智代も同じような感覚になっていて硬く大きなおちんちんの感触をあそこの中に感じることが出来ました。
「うっ…出る…ぉおおおおっ…出るぅ…」
男の子が画面の中の女性にそのように言うと、男の子は腰を思いっきり前に突き出し、女性のあそこの奥に精液を注ごうとしていました。男の子の身体が何度かビクンと動きました。画面の中の女性はビクンと身体を何度も震わせ余韻を楽しんでいました。佐智代も同じくして呼吸をするのも忘れていたかのように身体をビクンと震わせその余韻を味わっていました。
「ピー…ピー…ピー…」
洗濯物の終わりを告げるブザーがなるとVRの画面は真っ黒へとフェードアウトしていき、佐智代の身体を拘束していた拘束具が外れていきました。両手両足と身体の自由を取り戻した佐智代は頭に装着しているVR機を取り外してマッサージチェアーから身体を起こそうとしました。
その時、マッサージチェアーの上で素っ裸になっている自分の姿を見て思わず叫んでしまいました。
「キャーーッ、何なのよこれぇ。何で裸になってるのよぉ。それにあそこの毛が…」
佐智代はおもむろに自分の手をあそこに持っていきました。ツルツルになったあそこにヌルヌルになったものがありました。
トロッ…
手には粘り気のある液体が付着しました。それを佐智代は顔の前に近づけ匂いを嗅ぎました。それは紛れもなくあの強烈な匂いを放っている男性の体液でした。佐智代は自分の手についた男性の体液を舌ですくうように舐め上げていきゴクリと喉を鳴らしてそれを体内に飲み込みました。
「ぁあん…久しぶりの…臭い…男性の精液…でも何でなの…あっそうだ…こんな姿を…見られたりでもしたら…」
佐智代は慌てて服を探そうとしましたけれども、先程まで着ていた服はどこにも見つかりませんでした。
仕方なく裸のまま洗濯乾燥機の扉を開けて洗濯が終わった洗濯物の中からスウェットのワンピースをノーブラノーパンのまま急いで着ました。
「もぉ何でこんな時に洗濯する下着も持ってこなかったのよぉ」
と自虐的に独り言を呟いきました。
ふとマッサージチェアーの上を見ると一枚の紙が置かれていました。佐智代はそれを手にして声に出しながら読んでいきました。
「この度は当コインランドリーをご利用頂きありがとうございました。当店のコインランドリーは正式にはコ・淫乱・ドリーという店名で洗濯をしている間に気持ちよくなって頂くというサービスを始めました。しかもそれは従来のVR以上にリアルを求めたもので貴女の願望が貴女の身にも起こるという最新技術の全てを導入されて作られたものVRです。もちろん、貴女の体内に放出された精液は紛れもなく本物の精液です。誰のものかは秘密と言うことで。当サービスを十分に楽しめましたでしょうか?そして貴女には今回特別に淫乱になれるよう最新の科学が生み出した淫乱剤を貴こっそり投与しております。これからの人生をどうぞ淫乱にお過ごしください。」と書かれていました。
私は身の毛もよだつほどの寒気を感じ急いで洗濯物を片手に車に乗り込みました。運転席に座ってエンジンをかけた佐智代でしたけれども、まだ身体が火照っていたので近くにある佐智代が働いているコンビニでジュースを買おうと思い車を走らせました。
コンビニについた佐智代の身体はまだまだ火照っていてノーブラの乳首がスウェットの上からでも十分にわかるほど隆起していました。
コンビニ内に入ると須原くんがレジに入っていました。
「あっ佐智代さん。こんな時間に…。もしかしてノーブラですか?乳首が盛り上がっていますよ。」
と言っていやらしい目で舐めるように佐智代の身体を見てきました。佐智代はその声を無視するかのようにジュースが入っている冷蔵庫に近づきコーラのペットボトルを手に取りました。
レジに行くと須原くんがまじまじと佐智代の胸を見てきました。
「佐智代さん、ごちそうさまでした。」
佐智代はその意味も分からず手渡されたコーラを手にしてコンビニを出ようとした時、レジ奥に見覚えのある服を見つけました。
「ま…まさか…」
佐智代は須原くんの顔を見ると笑顔でニッコリと微笑んだ須原くんがいました。須原くんはレジの下からゆっくりと手をあげてきました。その手には先程見たばかりのカミソリがもたれていました。
「えっ?」
コンビニを出ると車のフロントガラスのワイパーに一枚の紙が挟まれていました。
「貴女の本当の望みを叶えるコ・淫乱・ドリー」
この日を境にコンビニで仕事をするのが楽しみになりました。
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