「お客さん、そろそろ目的地周辺やけどどこで降ろしたらいいんかな?」
「…」
「お客さん…起きてます?」
タクシードライバー歴25年の木村は自分の娘と同じぐらいの女性客に対して後部座席に振り向きながら寝ているであろうお客さんに声をかけました。
女性客の頭がリズミカルに前後にカクンとなったり、お酒臭に混じってほのかに香るシャンプーの匂いが微かに感じられたりとその女性客をマジマジと見ていました。
「これは完全に泥酔状態だな。冷たい水でも買ってきて起こしてやるか。」
木村はこれまでタクシードライバー一筋で仕事には誇りを持って取り組んできた成績優秀なタクシードライバーであった。どんなにお客さんから罵声を浴びせられても笑顔で丁寧に接するその姿にリピーター客がつくほど人柄も良かった。
だが、木村には悩みがありました。それは昨年、たった数年しかしていない夫婦生活を共にしていた妻が若い男と不倫をした挙句、木村に離婚届を突きつけそのまま家を出て行ってしまったことでした。炊事や洗濯は妻がしている姿など見たことがなかった。元妻との出会いは木村が32歳の時、出会い系サイトで偶然見つけた当時18歳の女子大生美月でした。まだ男を知らない美月でしたが、その日を境にセックスの喜びを知るようになった美月は毎晩木村に関係を迫るようになってきました。
もちろん、木村の方も若い女の子と関係を持つことに対して喜びしかなかったので、若い身体を貪るように毎晩求めていました。けれども、それはそう長くは続きませんでした。美月は美人というよりもなぜか男性の父性をくすぐるような可愛らしさを持ち合わせていたこともあり、大学に通う美月に何人もの男性が美月を遊びに誘うようになりました。
美月もタクシードライバーで忙しくしている私よりも、いつでもすぐに遊べる同年代の男の子といる方が楽しいと思うようになってきました。それから、男女の関係になるまであまり時間はかかりませんでした。
木村と会う美月の身体のラインが日毎にエロさが際立つようになってきました。それを見た木村は格段怒ることもなく、ただただ大人の男としてのテクニックを駆使して美月の身体を離すまいと考えていました。
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