「あっ…出して…奥深くに…精液を…たっぷり…出して…ぁあん…いいっ…美月を…壊して…気持ちよく…させて…」
その瞳には魔性が潜むほど黒く輝いていました。美月が木村の方を見て「ニヤッ」と笑うと大声をあげて快楽に貪りつくように喘ぎ始めました。
木村は病室を出るとそのまま病院の外へ歩いていきました。病院前にある小さなタバコ店で生まれて初めてタバコを買いライターで火をつけてタバコを吸いました。むせるような煙が木村の肺に痛みを与えました。その痛みが次第に木村の心の痛みを和らげていきました。
病院の外から美月が入っている病室を眺めると上半身裸の美月の姿が目に飛び込んできました。上下に動いたり前後に動いたりと木村への当てつけなのか精神的に崩壊して快楽に逃げ場を求めたのか分かりませんでしたが、言えることはただ一つ、妻の美月が木村以外の若いイケメンの男性とセックスをしているということでした。
木村の頭の中では夫婦関係がこの時すでに崩壊していることを理解していたが、それでもまだ夫婦生活を続けていけるかもという淡い期待を胸に家路へと向かいました。
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