調教一日目
喉の渇きで目覚めた哲夫はベッドの上だった。
ふー、あれは夢だったか。
飲みすぎて酔い潰れたみたいだが、
どのように帰って来たのか覚えていない。
起き上がろうとしたら足がベッドに手錠で拘束されてた。
なんだこれは!
夢ではなかった。
体のあちこちに鞭の痕が付いてる。
乳首も腫れあがり敏感になってる。
目隠しもボールギャグも無いが縄の縛り跡は残っていた。
ドアが突然開いた。
誰が来るのか目を凝らすと男爵が笑顔で入って来た。
水の入ったコップとハンバーガーをお盆に乗せて。
哲夫は驚いたが渇きと飢えが一気に蘇りお盆を凝視した。
「気がついたようだな。」
「始まったばかりで気を失うとはだらしない、フッフッフ。」
「だ、男爵、これは一体どういうことですか?」
「見ての通りだ。」
「今日から10日間みっちり調教してやる。」
「やめてくれ、何故こんなことするんですか。」
「俺の趣味だ、観念するんだな。」
「頼むからやめて、今やめれば警察沙汰にしません。」
「別に構わんよ。」
「終わったらお前の気の済むようにしたらいい。」
「喉が渇いただろう。」
「水と食べ物を置いとく、終わったら調教再開だ。」
男爵はベッドの上にお盆を置き部屋を出て行った。
哲夫はまだ何か言いたかったが飢えと渇きを我慢できなかった。
喉を鳴らして水を飲み干し、ハンバーガーにむしゃぶりついた。
男爵は別室で一部始終笑みを浮かべながら見てた。
これから繰り広げられる光景を思い浮かべてた。
哲夫は亀甲縛りされ、穴空きボールギャグを噛まされ、
ブルーシートの上に転がっていた。
拘束され身動きできない格好は屠殺前の豚のように見えた。
もう小一時間くらい経ったような気がする。
まるで人買いに囚われた奴隷のような惨めさだった。
部屋は空調が効き暑くはなかったが、体は熱かった。
哲夫の体は汗ばんでた。
唾液は穴からブルーシートへ滴り落ち、シートは濡れてた。
手足の関節が軋んだ。
10日間も続いたら気が狂ってしまうと哲夫は思った。
なす術のない己の無力さに嗚咽を漏らした。
一時間、二時間と過ぎていくと哲夫にある変化が生じた。
哲夫の変化を男爵は見逃さなかった。
時折見せる腰の震えや太ももを擦り付ける様子をじっと見てた。
「ふっふっふ、効いて来たようだな。」
「後30分くらいか。」
男爵はその時を待っていた。
屈服させる第一段階、人前で決して見せられない姿を晒す。
羞恥が体全体に広がり自尊心が砕かれ諦めへと変わり屈服に至る。
その序章が今始まろうとしている。
男爵はゆっくりと立ち上がり部屋へ向かった。
「うーーーあーーーぐあーーーーーーんんんーーー」
哲夫は切羽詰まっていた。
無理もない二日近くトイレに行ってないのだ。
自然現象でトイレに行きたくなっても不思議じゃない。
なのに一服盛られてるのだから我慢の限界に達してた。
「ト」(トイレに行かせてくれ、頼むもう限界だ)
脂汗で哲夫の体は光ってヌメヌメとしてた。
顔は苦痛で歪み漏らさまいと体は丸くなり、
太ももだけが必死に動いてた。
ガチャリとドアが開いて男爵が入って来た。
手にバラ鞭と蝋燭が握られてた。
足で体を仰向けにすると太腿へバラ鞭が飛んだ。
「んぐあー」と哲夫は呻いた。
熱い蝋燭が体に落ちた。
(熱いーーー)
腹や太ももにも情け容赦なく降り注いだ。
(ヒーーー熱いいいーーー)
敏感になってた乳首にもポタリポタリと落ちた。
哲夫は悶えて身をよじったが次々と蝋燭が襲い掛かった。
その度悲鳴をあげた。
鞭も飛んでくる。
バシッと腹部に飛んだ。
「んも」(もうだめだ、トイレに行かせてくれーお願いだ)
男爵へは呻き声しか届いてなかった。
呻き声も哀願の涙目も無視され、
容赦なく鞭が2度3度と飛んだ。
「ぎー、ら」(ぎゃーらめーーー)
大きな擬音とともに哲夫は破水した。
一度堰を切ると出し切るまで止まらなかった。
そして止まるまで鞭の音は鳴り響いた。
哲夫の目は虚ろになり、口から涎を垂らし放心状態になった。
人前で裸のまま小便を漏らし、脱糞などしたこともない。
男爵に全て見られて屈辱と恥辱は限界を超えた。
精神は幼児退行し何をするかも忘れてしまった。
男爵はゆっくり哲夫を起こしボールギャグを外した。
そしてシャワー室へ連れて行き隅々まで洗った。
放心状態の哲夫はされるままだった。
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