そんな気はしていた。
いくつも、そうだと確信する材料はあった。
そしてそれは全て、自分から進んで受け入れたと思われても仕方のない行動だった。
それは、あの頃、私がした事のトレース。
自分で自分に与える破滅だった。
錆びた非常階段を登り、鉄製の防火扉を開け、非常灯だけの廊下を歩き、、、通された部屋は薄暗い、部屋の真ん中のスポットライトがビニールのクッションベッドを照らしているだけの部屋だった。
スポットライトの明かりで、部屋の中に、、、、壁際に立つ数人の男、事務机に腰掛ける男、ソファーに座る男、、、、そしてクッションベッドを囲むように配置されたビデオカメラが見えた。
私はフラフラと歩き、クッションベッドの上に登り、、、スポットライトの下に立った。
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