啓太と結婚して何年も時間が過ぎ去った。
私は啓太と結婚して、色々な楽しみ方を知った。
啓太から日々調教を受け、今ではすっかりとナンネットの常連になっていた。
けれども、私は啓太と結婚したことを後悔した日など一日もなかった。
だが、それは大きな間違いであることは私は気づかなかった。
それは、あの晩公園で出会ったみさの彼氏というのが高橋啓一。
それは山垣の母親の姓の高橋であった。
山垣の両親は離婚し山垣本人は父親に育てられ、弟の啓一は母親の元で育てられていた。
山垣が私と結婚したいがために弟の啓一に相談し、計画を立てたようだった。
セルフ調教開発センターというのも、IT関係の仕事に付いている啓一が作ったものであった。
私は知らず知らずのうちに山垣という男に人生までも調教されていたのだった。
終
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