第三日(森林野外調教)
日が昇ってずいぶん経っていた。遅めの朝食をエサ皿に入れて座敷牢に向かう。メニューは、だし巻卵、シラス入り大根おろし、鮭の切り身、香の物に白ご飯をエサ皿に一緒に入れて味噌汁をぶっかけたものである。牝豚、いや牝犬らしく手を使わせず、直接口で食べさせる。
「ほれ、朝飯だ!」
「おはようございます」
座敷牢の下の差し入れ口から、無造作にエサ皿を差し入れる。奴隷として当然のように、エサ皿に口を持っていき食べ始めた。
「美味いか?」
「はい、美味しいです」
「犬らしくこぼさずに食べろよ。食事が済んだら、今日は野外調教だ。楽しみにしていろ」
「はい。かしこまりました」
そう言い残して、準備のために座敷牢を後にする。
由紀に朝飯を食べさせている間に、今日の調教道具を準備する。麻縄、バラ鞭、乗馬鞭、一本鞭、ボールギャグ、充電式電マ、蛇腹付き上戸、蝋燭、携帯ガスバーナー、牝豚由紀と刻印した焼印、200mlガラス浣腸器、プラスチックシリンジ(注射器)、ピンチコック(鉗子)、エネマシリンジ、吹き矢などなどを調教部屋のシートに順番に並べていく。調教道具は由紀の目の前でカバンに詰めていくことに決めていた。食事が済んだ頃を見計らって、リードを持って座敷牢に向かう。
「済んだか?」
「はい。ご馳走様でした」
一粒残さず綺麗に平らげてあった。
「こっちへ来い」
くぐり戸へ手招きし、南京錠を外して蓄尿袋を手に下げた由紀の首輪にリードを付けて、調教部屋に引き連れていく。
蓄尿袋とゴムホースは取り外し、バルーンカテーテルは、このあとの調教を考えて挿入したままでピンチコックを挟み、太腿にテープでしっかりと止めおく。
「由紀、今日の調教グッズだ」
「…………」
麻縄から順に、由紀に一つひとつを確認させながら調教カバンに詰め込んでいく。それを見ている目が白黒したり、大きく見開かれたり、顔が赤くなったり青くなったりの表情を楽しむ。カバンに詰め込むのが終わった。
「さあ、出かけるぞ」
「は、はい」
五日間、由紀に服を着せることは考えていない。奴隷の正装である裸に首輪で過ごさせるつもりである。今日は、牝豚を牝犬に見立てて犬同様に四つん這いで歩かせ、リードを引っ張って車に乗せる。いつか、こんな監禁調教の日もあろうかと古民家に来たついでにここら辺りの下見はしておいた。車を小一時間ほど走らせたところに格好の調教スポットを発見していた。
「着くまで、これで遊んでいろ。脚を広げて外から見えるようにな」
「は、恥ずかしい」
「私は、恥ずかしくない」
山あいを抜けて車を林道の広くなったところに停めて、電マでオナニーに耽っている由紀を降ろす。
「ここまで来れば、やはり涼しいな。ここらは山が深いので水が枯れることなく、清流が流れている。渓流釣りの釣り名人がいれば面白いな」
「…………」
「さあ、行くぞ」
「…………」
案外に山の手入れもされており、木々も開かれて小石混じりの道だが、四つん這いでもなんとか歩けそうだ。調教カバンを肩にかけて、リードを引きながら由紀を清流の谷に連れて行く。たまに、乗馬鞭で追い立てるのを忘れない。水際近くになれば、石も丸みを帯びて由紀も難なく這いだした。
「朝の掃除を忘れてたな。浣腸だ」
「お願いいたします」
調教カバンから、ガラス浣腸器とエネマシリンジを取り出す。夏とはいえ、山から滲みだした水が流れる清流は、手を長くは入れておけないほどに冷たい。これを由紀に注入してやるのだ。由紀の手首と脛が浸かるくらいのところでお尻を突き出させて浣腸ポーズをとらせる。
「水は、いくらでもある。はじめるぞ」
「はい」
「まずは、1本目」
「冷たいです。お腹が……お腹がイ、イタイです」
「そうか、痛いか。じゃ、2本目だ」
「は、はい」
由紀が吐く『痛い、苦しい』などの言葉を無視してどんどんと数を増やしていく。由紀のお腹が妊婦腹のように膨らんでいく。7本、1400mlの抽入を終えた。アナルプラグに丁度よさそうな石を拾いあげ栓をする。
「もうダメです。出させてください」
「まあいい、水洗便所だ。存分に出せ」
そう言いながら、石を抜いてやる。『ブリュ、ビュー』と遠慮のない音を立てながら、川面に糞をひり出しはじめた。
「痛い、お腹が苦しい……」
「じゃ、お腹を揉んでやろう」
揉み込めば、それに合わせて面白いように途切れ途切れに茶色の液体が流れに吸い込まれていく。
「お、終わりました」
「じゃ、洗腸だな」
「もう、もういいです」
「遠慮はするな。水はいくらでもある」
「…………」
ガラス浣腸器をエネマシリンジに替えて、嘴管をアナルに捻じ込む。吸い込み口を水につけずに、二度ほどゴム球を握り潰して空気を注入する。次に水につけてリズムよくグイグイとゴム球を握り込む。その度に、由紀の口から「ウッ」という声がシンクロして漏れる。先ほどの妊婦腹くらいになった。あと三度注入して嘴管を抜き取る。
と同時に『ブ、ブブー』の空気音に続いて、綺麗な放物線を描いて放出が始まった。手にしていた乗馬鞭で尻を打擲しながら、『それっ、ほれっ』と奴隷の排泄を楽しむ。由紀がこちらに目を向ける。
「終わったみたいだな。今度はVomitだ。下の口からひり出したんだから、次は上の口から強制嘔吐だ。とその前に……」
水に濡れて剥がれかけのテープが気になり、調教カバンからОバンドの太い輪ゴムを取り出し、由紀の足をくぐらせて太腿のところでピンチコックとカテーテルを止める。準備ができたところで由紀の髪を引っ掴み、下流の方に顔を向かせる。右手の人差し指と中指を重ね、左手の親指で由紀の鼻を押し上げて喉奥に突っこむ。
「ゲボッ!」
由紀の口から朝に食べたものが固まりとなって吐き出された。環境汚染のことが頭を掠めたが、『魚の餌になるだろう』と構わずに、さらに喉奥を責める。
「グウェ」
涙と鼻水を流しながら、口からは嘔吐物を吐き出していく。今度は、美食を貪っていたフランス貴族が、食べたものを吐き出しては、また料理を食する王侯貴族さながらの光景が頭をよぎる。
「グェ、グウェ」
空エズキだけとなった。胃から出てくるものがなくなった。涙と鼻水、口の周りを涎と吐瀉物まみれにした由紀の顔をまじまじと見る。
「胃の洗浄もしてやろうな」
予め用意しておいた蛇腹ホースを口に咥えさせ、朝から溜めに溜めた小便を上戸に放尿してやる。由紀がグイグイと飲み込んでいく。何回にも分けながら膀胱を空にしていった。
目の端に、釣竿を担いだ初老の男を捉えた。
「こんにちは。どうです、見ていきませんか。こいつは見られるのも好きなもので……」
傍らを通り過ぎようとする男にこちらから声をかける。
「何やら面白い事をされておられますな。私も嫌いな方じゃありませんが、今日は……」
声をかけられた男が、手にした釣竿を二、三度振って、釣りに向かうことを仄めかす。
「残念ですね。気が向いたらご遠慮なく……、近くで遊んでいますので」
「では」
「釣果を期待していますよ」
後ろ手で手を振りながら、奥の方に進んでいった。話をしながらも、由紀への飲尿は続けさせていた。漸くに小便を出しきって肉棒をしまい、ホースを取ってやる。
「今度は、自分で吐き出せ。手を突っ込んで出してみろ」
「は、はい」
由紀が先ほどと同じように二本の指を喉奥に押し込んで、舌を押し下げて、吐いている。相当な量の小便が胃を満たしている筈だ。何度も何度も指を突っ込んで、涙と鼻水まみれになりながら吐き出している。
奴隷の胃も腸も綺麗にしたところで、次の調教に取り掛かることにした。先の釣り人と同じに浅瀬を選びながら沢に向かって奥に進む。途中、小さな滝が現れた。由紀の腰ぐらいまでの滝つぼがあった。由紀を後ろ小手で軽く縛って、かろうじて口が水から出る位置に体を沈めて、冷水放置だ。次第に唇が紫色になり、歯が『ガチガチ』と鳴りはじめる。頭を鷲掴みにして力一杯に顔全体を沈める。10、20と頭の中で数字を数える。30になったところで、引き出す。
「ブッ、ファー」
息ができない苦しみと水責めに由紀の表情がこわばっている。縛られている由紀は、私に身を任せることしかできず、その表情は、もっと虐めたくなる嗜虐心を掻き立てるに十分だ。何度目かのとき、その由紀が頭を大きく振った。
「お、お願い、お願いがあります」
「なんだ?」
「オシッコがしたいです」
冷たい水に浸かり、体が冷えているのであろう。また、尿道カテーテルもピンチコックで固定されて、垂れ流しもできない状態でもある。そういう私も先ほどに放尿したにも関わらず、同じように腰まで浸かっている体が冷えて尿意を覚えていた。
「わかった。オシッコをさせてやる」
「あ、あ、あり、がとう、ございます」
ガチガチと震えながら言葉を繋ぐ。縄を解き、タオルで体を拭いてやり、腰掛に丁度いい岩に足を投げ出させて座らせる。Оバンドを抜き取り、ピンチコックに手をかける。
「取るぞ」
「お願いします」
ピンチコックを外すと一条の黄色の液体が河原の石に降りかかり飛沫を辺りに飛び散らせていく。いつ終わるのかと思えるくらいに延々とカテーテルからオシッコが垂れている。蒼ざめた顔から、羞恥で赤らんだ顔に変っている。
途切れのなかった尿も『ボト、ボト』になり終わりを迎えた。
「すっきりしたか」
「はい」
「今度は、私の尿を奴隷にくれてやる。膀胱にな」
「…………」
膀胱に留置されているカテーテルの管に100mlのプラスチックシリンジを差し込み、シリンダーを抜き取り、シリンジに尿を注ぎ込む。抜き取ったシリンダーを差し込んで、私の尿を送り込む。ピンチコックで挟んでは、排尿、注入、鉗子で止めるのを繰り返す。
持ってきたペットボトルのお茶を手渡す。
「飲め!飲んだら、これに出させてやる」
「はい」
由紀がゴクゴクと美味しそうにお茶を飲んでいく。飲み終わって空になったペットボトルを差し出した。ピンチコックを外してペットボトルにカテーテルの管を挿入する。ペットボトルがお茶ではない液体で満たされ、容器の5分の3辺りで膀胱に注入された主の尿の強制排泄は終わった。ペットボトルにキャップをしてしっかり蓋をして調教カバンに入れる。バルーンカテーテルも抜き取り、飴の時間を楽しむ。
由紀の口で肉棒を大きくし、蜜壺に挿入して軽く気をやらせて、浣腸で綺麗にしたアナルにも入れてやる。ヴァギナに入れた肉棒をアナルに、アナルに入れた肉棒をヴァギナにと交互に挿入して楽しむ。ジリジリと照りつける太陽による汗ばかりではない心地よい汗をかく。
中飯にと用意しておいたサンドイッチを摘まんでのしばしの休憩を経て、沢を後にして雑木林へと足を向ける。リードを引き、乗馬鞭で追い立てながら奥へと進む。由紀を吊り下げるのに枝振りの良い木が見つかった。幹が太く、手頃な高さから水平に枝を張りだしており、吊り下げにも十分に耐えそうだ。
由紀が木を抱くように幹に縛り付けて、脚を開かせてお尻を突き出させる。吹き棒に吹き矢を入れて、一気に息を吐く。
「ウッ」
尻たぶに深々と吹き矢が突き刺さる。右に左にと交互に命中する吹き矢が尻たぶを飾っていく。由紀の嗚咽が静まり返った山の中で生々しく響いている。鞭打ちの邪魔になるので、突き刺さった吹き矢を1本、1本と抜いてやる。私の手に10本の吹き矢があった。
吹き棒と吹き矢を片付けるついでに、充電式電マと長尺の一本鞭を取り出す。女陰に電マを埋め込み、快感を与えながら一本鞭で打擲するのだ。吹き矢を抜かれた尻たぶから幾筋もの赤い筋が流れている。
「もう少し、脚を開け。電マを埋め込んでやる。神経が敏感になるように目隠しと、それに『静けさや岩にしみいる……』でボールギャグもしてやろう」
昨日の今日で、鞭痕も消えず肌もところどころ鬱血しているのが痛々しいと常人なら思うところだが……。
「100本だ」
電マのスイッチを『強』にして、快感に尻を振るところで1本目の鞭を入れる。『ピシッ』と辺りの空気も張りつめる。
鞭の数だけボールギャグに言葉を封じられている由紀の『グッ』という音が耳に届く。背中、尻、太腿と蛇と化した鞭がその痕を残して纏いつく。鞭打つ私も大粒の汗を流しながら、奴隷の体に一本鞭を浴びせる。電マからの快感と痛みを快感に昇華できる由紀が小刻みに痙攣しながら気を失った。充電切れで電マも止まった。
意識を取り戻した由紀の縄を解き、目隠しとギャグを取り、横に大きく伸びた木に体を上向きにした形で横木と平行に吊り下げた。さらに、肩口、腰、太腿、足首に掛けた縄に朱色の蝋燭を挟みこむ。蝋燭に火を点ける。肩口の蝋燭は乳房を、腰縄に挟んだ蝋燭はお腹を、太腿は太腿を、足首の蝋燭は足指に降り注ぐ。由紀の体が蝋燭に染め上げられるのをタバコを燻らしながら見つめる。
「アツイ、熱いです。お許しください。許してください……」
由紀の泣き言が、この観賞に花を添える。蝋燭に染まった由紀の体を堪能したところで、蝋燭の火を吹き消した。幾重にも重なった蝋をバラ鞭で打ち払い、吊から降ろしてやる。
野外調教の仕上げの時がきた。幹を背に座らせ、脚をM字に大きく開かせて縛り上げる。由紀の目の前に縦に2㎝×横に5㎝の飾り文字で『牝豚由紀』と刻印された焼き型を見せつける。
「えっ!」
「そうだ。これを焼き付ける」
「お許しください。それだけは……」
「駄目だ。私の奴隷の印、拒否は許さない」
「お願いです。お願い……」
由紀の言葉に耳を傾けずに、携帯スプレーバーナーで焼印を炙り、真っ赤になったところで由紀の無毛の土手に押し付ける。
『ジュッ、ジュー』
「アツイ、熱いです」
恐怖に引きつった顔と涙声で窮状を訴える。肉の焼ける香ばしい匂いが立ち上る。
無毛の土手に『牝豚由紀』の文字が克明に浮き上がった。
これで、牝豚由紀が名実ともに変態奴隷の烙印を押され私の所有物となった。明日の調教に備えて、火傷によく効く軟膏を塗り、お風呂にも入れる保護ガーゼで手当てしてやる。
夏の宵の明るさに助けられているとはいえ、ここに来た時の太陽も西の山に沈んでずいぶんと経っている。第三日の森林野外調教も焼印で締めくくり、古民家へと家路を急ぐ。
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