私は大型犬用の伸縮性リードに股間の縄を引っ張られながら、虻七と性悪女がビールを飲み交わしているテーブルにおつまみを運びました。 「アンタ、お尻の穴ムチャクチャ感じる体になったんちゃう? 腰を前後にヒクヒクさせたり、しょっちゅう立ち止まって「の」の字書くように腰コネクリ回したり、体が火照って赤みさしてるし....。 アレ~? 股縄食い込んでるとこ、ちょっと湿ってきてるやないの。 お上品な顔してんのに、本当はドスケベやったんやね。」 私はいたたまれず、お尻の刺激に必死で耐えつつ、慌てて台所に戻りました。
「おい、もう1本ビール持ってこい!」 私はビールを片手に、お尻の金属プラグがなるべく動かないよう、そろりそろりと虻七たちがいる部屋に向かいました。 すると二人のヒソヒソ話が聞こえてきたのです。 「虻七はん、あの女、ものすごぅ高い値段で売れたって聞きましたでぇ。」 「そうなんや、50本で買ってくれる客が現れたんや。」 「50本? そんな話信じられんわ。 確かにあの女、上品で滅多といない別嬪やし、お乳もお尻の周りもええ按配に脂のってますわ。上品な小顔に似合わんくらい、ホンマに男好きするええ体してるんで、どえらい高値つくと思ってましたんや。それでも、どんだけ高うても1本までやろとウチは思てましたけどな。」 「ワシもホンマに心底驚いたわ、大リーグの一流選手みたいな金額やからな。 それはそうと、今回も納品をアンタにお願いするわ。 1週間後に現地渡しや。」 「そう思って1週間うんち禁止用の仮り栓を持ってきましたわ。この仮り栓、納品日に入れる指紋認証機付きのヤツと同じLLサイズやし、出し入れ自在のカエシもついてますから、自分で抜こうとしても、おいそれと抜けまへんわ。じゃあ、もう1杯ビール飲んでからあの女のお尻の穴にしっかり栓させてもらいます。」 「実は客から納品前の「1週間排便禁止」はやめてくれてと言われてるんや、女が可哀想やと。」 「へぇ~、どえらい優しい人でんなあ。そうですか、承知しましたわ。」
私は二人の会話を聞いて、地獄に救いの糸が差し伸べられたように大きく安堵しました。 虻七質店の外商用特別サロンで、あの恐ろしい看板を見せられて以来、私は死刑宣告を受けて執行を待つ身のように、その日がいつ来るのか毎日が恐怖でたまりませんでした。 昨日、虻七から売却先が決まったと知らされた時は気を失いそうになりました。 ただ唯一の希望は、展示品コーナーから見た客たちは虻七とは正反対の、上品で優しそうな老紳士風の男ばかりでした。 私は優しい男に買われたに違いないと祈願し続けました。 指紋認証機付きのプラグをお尻に常時装着されても、あの優しそうな男たちの一人なら、排便を訴えて器具を外させた隙に逃亡できるかもしれない、隙を見て警察に電話できるかもしれない、優しい夫にもう一度会えるかもしれない、生き地獄から脱出して夫との幸せな生活を取り戻せるかもしれない....。 私の涙は止まりませんでした。
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