あれから一週間が過ぎようとしていた。
俺は仕事でも私生活でも、どこか上の空だった。
始めは騙されてるだろうという気持ちが半分、会えたとしてもどうせ不細工な子が来るだろう、という思いでいた。
ところが現れたのは自分好みの可愛い子だった。
会った時から一目惚れしていたのかもしれない。
俺はまた会いたいという思いから約束も守り次回に繋がる様に振る舞ったつもりだった。
だからこそ、みやこがサイトを退会し連絡する手段を失った喪失感、脱力感は計り知れなかった。
どうせ会えなくなるなら、ああしておけば、こうしておけば…
俺のみやこへの恋心ともいうべき感情は、日に日に黒くそして歪んでいった。
俺は目隠しをさせた時にこっそり撮影したみやこの写真を見ては自慰を繰り返した。
そんな日々を過ごしていた八月も終わりに差し掛かったある日、同期入社の仕事仲間が骨折で入院したという知らせが舞い込んだ。
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