友美は来店する客の応対を一手に引き受ける。
理江の下腹に彫られた『肉便器奴隷』という刺青をお客の目に触れさせない
ように、理江にはレジを担当してもらうためだ。
レジ台の陰なら下半身を晒さなくて済む。
もちろん股上フレアミニにノーパンで股間が丸見えなのは友美も同じだが、
少なくとも友美には猥褻な刺青は無い。
自分が恥ずかしさを我慢すれば良い…それが理江に対するせめてもの
償いだった。
相変わらず同性からの反発は強い。
女性向け雑貨を扱う瀟洒な店に乳首を透かし、オマンコ丸出しの変態女店員
がいるのだから、正常な女性なら強い嫌悪感を抱くのも無理は無い。
「変態」とか「色キチガイ」と罵声を浴びせる者もいる。
哀しかったのは少ないお小遣いの中から洒落たアクセサリーを選ぼうと
いつも友美に相談を持ち掛けて来た女子高生を傷つけてしまったことだ。
友美の卑猥な姿を前に固まり、ウルウルと瞳を潤ませ、何も言わずに店を
飛び出して行った。
友美を信頼し慕ってくれていたのが分かるだけに辛い。
「いらっしゃいませ…」
樋口さんが来店した。
人妻と知ってか知らずか友美に好意を寄せてくれている男性客だ。
いつも口実を設けて友美に話し掛けて来るのが常だったのに、
昨日は理江のボディコン姿に心を奪われていた。
今日も店に入るなり理江がいるレジの方に向かう。
「あらあらあの人いつも友美さんにご執心だったのに、理江さんがセクシー
な格好した途端に友美さんなんて目に入らなくなっちゃったみたいね」
百合が意地悪く友美に囁く。
それも当然のこと…背も高く巨乳でスタイリッシュで知的な美貌の理江と
貧乳で地味な顔立ちの友美が同じ露出服を着ていれば、どんな男性も理江
を選ぶに決まっている。
「ほらほら友美さん、しっかりエロアピールして彼の目をあなたに引き付け
ないと理江さんが困ったことになっちゃうわよ」
百合が言うとおりだ。
理江の刺青を樋口に見られる訳には行かない。
「あ、あぁん…樋口さん…いらっしゃいませ…今日も来ていただいて
嬉しいわ…」
レジに近付こうとする樋口の前に立ちはだかって友美は手を握る。
樋口はギョッとした目で友美を見る。
Tシャツの胸に乳首が浮かび上がっているのに気付き目は釘付けだ。
「ウフフ…樋口さんにモミモミされたくてノーブラなんです…」
そう言って友美が握った手を自分の胸に当てると樋口はいやらしい
手つきで友美の乳房を揉み始める。
「あぁん…中に手を入れても良いんですよ…生のオッパイを揉んで
もらいたいわ…」
「うぅっ…池野さんはお上品で慎み深い店員さんだと思ってたけど、
こんなにいやらしい人だったなんて感激だなぁ…」
直接友美の乳房を揉みながら樋口は友美がノーパンなのに気が付く。
「うふん…樋口さんに友美のオマンコを見てもらいたくて…
もちろん見るだけじゃなく触っても良いんですのよ。
でもここだと店長さんに気づかれちゃうからあっちの物陰に行きましょう」
樋口の関心を自分に引きつけるのに成功した友美は理江から遠ざけるため
レジとは死角になった陳列台の陰に樋口を誘った。
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