もう何回犯されたのだろう。
男たちの性欲は尽きるところを知らない。
阿部ちゃんと谷本はすでにベッドサイドのソファで寛いでいる。
「ククク…シャルールの美人店長もこんなビデオを撮られたら
まともな人生は送れねぇなぁ」
「へへへ、このクソをひり出してるところなんてメチャメチャ
良く撮れてますよ…知り合いのAV会社に言ってスカトロ物で
売り出せばマニアは大喜びでしょうね」
ビデオカメラのモニターで撮影した映像を肴に缶ビールを煽り
ながら聞こえよがしの恐ろしい会話を交わしている。
理江はというとまだベッドの上で徳さんの玩具にされていた。
乳房を揉まれ、吸われ、身体中くまなく愛撫される。
肉棒は逝き果ててもすぐに復活し何度も何度も理江の女性器を
凌辱する。
「よほどこの女が気に入ったんだな…これで何回目だよ」
阿部ちゃんは呆れている。
「うひゃひゃ…もう6発目かの…儂ゃお前さんらのバズーカ砲
と違ってピストルみたいなもんじゃから、数をこなして
ナンボなんじゃ」
今度はバックから挿入し、小刻みに腰を動かす。
「このお嬢さん、ヤレばヤルほど反応が良くなって行くわ」
執拗に徳さんに弄虐され、理江は憚ることなく喘ぎ声を上げ、
快楽に身を沈めている。
ブルブル…とメールの着信を告げる振動音がした。
谷本のスマホだ。
「おう…来た来た…クククお前も見るか?」
谷本はスマホの画面を覗き、それをベッドの上で徳さんと
繋がっている理江の目の前にかざした。
理江の虚ろな目には初めそれが何か分からなかったが、
「よく見ろや…お前も持ってるものの拡大写真だよ」
と谷本に言われゆっくりと理解する。
「うぅ…これって…」理江は思わず目を背けた。
それは女性器のクローズアップ写真だった。
恐らく送信主が自撮りしたものだろう。
2枚、3枚と立て続けに届く。
よほど取り慣れているのかピントも合い鮮明な画像だ。
「誰のマンコか分かるか?」
谷本がメールを返信するとすぐにまたメールが届いた。
新しく届いた画像を見て、理江は愕然とした。
そこには誰あろう理江が最も信頼する友美の顔が
写し出されていたのだ。
理江が断りもなく休んでいるシャルールで友美は
一人店番をしている。
(もうお昼も過ぎてるのに…一体どうしたのかしら…)
メールをしても電話をしても返事はない。
(しっかりしてる理江さんのことだから心配すること無いか)
それより理江がいなくてもしっかりお店を守らなくちゃ。
メールが届いた。
(理江さんかしら?)
しかしメールの主は谷本だった。
『マンコ画像送れ』
あぁ…15分以内の返信は有効だ。
友美の頭は一瞬で奴隷モードに切り替わる。
店内にいるお客の目を盗み、何食わぬ顔でスカートの中に
スマホを差し入れた。
谷本と阿部ちゃんが店に来た日以来、友美はノーパンだ。
カシャッ、カシャッ…オマンコの自撮りにすっかり慣れ、
手際よく撮影した画像を急いで谷本に送信する。
1枚だけでは谷本の気に沿わないこともあるので2枚3枚と
続けて送る。
数分後、再度命令が届いた。
『顔も撮って送れ』
珍しい要求だったが躊躇っている暇はない。
友美は自分の顔を撮影し、それもまた谷本に送信した。
「あぁ…友美さん…何てことをしているの…」
理江は谷本に見せられた画像を何度も見直す。
友美の背後に写り込んでいるのは見覚えのあるシャルールの
ディスプレイだ。
壁に掛かった時計は正に今の時間を指している。
友美が谷本の命令に即応し、例えシャルールで働いている
最中でも猥褻な画像を撮影し、送信しているのは明らかだった。
「ククク…お前の先輩奴隷だ。よく仕込んであるだろう。
マンコ写真を見たいときにはこうしてすぐに送って来るんだよ。
いずれお前にもやってもらうからな」
谷本は得意げに続ける。
「ククク、一緒に働いていて気が付かなかったか?
友美はチンポのためなら何でもする肉便器奴隷でな…俺たちの
ザーメン処理を一手に引き受けてるのさ。
ああ、初めは男の経験も乏しくて苦労したが、俺の教えが良かった
んだろうな…今じゃ10人でも20人でも楽々こなしてるよ」
谷本の言葉に理江は自分の耳を疑った。
「うっ、うぅ…あなたたち…何てことを…友美さんには
立派な旦那さんがいると言うのに…」
学生時代に知り合った友美は当時から引っ込み思案で内気だった。
先輩後輩の間柄で性格もまるで正反対だったが不思議と理江とは
気が合い、理江にとっては実の妹のように可愛がって来た。
男性恐怖症とも思えるくらい上がり症の友美が生涯の伴侶に巡り
逢えるのか本気で心配したものだ。
だから大学を卒業後しばらく経って友美が結婚すると聞いて
理江は自分のことのように嬉しかったし、伴侶も『姉』として
友美を充分に任せられる素晴らしい男性だった。
加えて嬉しかったのは理江が開いたシャルールで幸せになった
友美と一緒に働けるようになったことだった。
なのに理江が見たものは友美の幸せを一瞬で覆すものだ。
事情があるに違いない…私のようにこの卑劣な男たちに騙され、
脅されているのだ。
私はどうなってもいい…友美さんだけは守らなくては!
理江は必死に身をよじらせる。
その時、奇跡が起きた。
理江の自由を奪っている手錠の鍵は徳さんが持っていた。
徳さんは変態的な体位で交わろうと手錠の錠を外したところだった。
(えっ?手錠が外れた?)
一瞬の間だった。
考えるより前に理江は自由になった手で徳さんを力任せに
突き飛ばした。
徳さんの小柄な身体はベッドの下に転げ落ちる。
すかさず理江はスマホを翳していた谷本の腕を掴んだ。
不意をくらった谷本はそのまま床に捩じり伏せられた。
阿部ちゃんが思わぬ反撃にギョッとしながら理江に掴みかかろうと
するところを理江の脚が蹴り上げる。
見事に股間の急所に決められ阿部ちゃんはその場に崩れ落ち、
苦悶の形相で悶絶する。
「あなたたちみたいな最低の男たち、絶対に許さない!
一生刑務所から出てこれないようにしてやるから覚悟しなさい!」
さながら悪の組織に乗り込んだヒロインだ。
合気道を絡めた護身術は一瞬で組織を壊滅させた。
谷本の鞄に縄やバイブなどの淫具が詰まっている。
大人の玩具と称されるものだと察しは付いたが、具体的な使い道
など理江には知る由も無い。
しかしあのまま男たちに屈服していたら自分に使われていたもの
なのだろう。
改めて3人に対する怒りが込み上げる。
谷本と阿部ちゃんと徳さんは鞄に入っていた縄で縛り上げた。
警察が踏み込んで来た時に全裸ではいられない。
自分も着衣を整える。
ブラウスは引き裂かれていたのでジャケットだけを羽織る。
洗面器の汚物はトイレに流し、その洗面器は使われたアナル栓
と共に洗った。
暴行の証拠品かも知れないが、自分の排泄物を他人の目に晒す
のは耐えられない。
3人のスマホもビデオカメラもすでに理江の手にあった。
心配なのは友美の画像がどこにあるかだ。
この男たちの自宅に保管してあるのだろうか?
しかしそれは警察が押収すれば決して友美が困るようには
ならないはずだ。
事情聴取を受けたとしても旦那さんには知れないように
慎重に行ってもらえばいい。
そうだ、その辺のところは知り合いの弁護士に頼もう。
「な、なあ…森さん、反省してるよ…もう絶対にあんたや友美には
近付かないから警察だけは勘弁してくれよ」
「儂もこの年でムショ暮らしはきついんじゃ…後生じゃから
許しておくれや…」
阿部ちゃんも徳さんも別人のように卑屈に理江に哀願する。
「ふざけないで!あなたたちのような人間のクズに私や友美さんが
どんな酷いことされたかわかっているの!?
謝って済むなら警察はいらないわ…一生後悔してもらうから」
あとは警察に通報するだけだ。
友美がこの男たちにどれほど苦められて来たかは分からない。
それも今日で終わり…私も友美さんも元の生活に戻るのよ。
理江は取り戻した自分のスマホで110番をダイヤルする。
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