やっと手首の紐を解いて、両足の紐を解いた時足がガクガクしてすぐには立てませんでした。
床に落ちていたバスタオルをなんとか拾って、ソファに座ったまま身体に巻き付けるようにすると、
なんだか少し怖いような感覚に襲われていましたが、身体の奥のほうの疼きみたいなものは完全には収まっていませんでした。
翌日午前中に、貴之さんは自分の住んでいるアパートに帰って行きました。
約3週間後、予定より早く夫が出張から戻って来ましたが、2週間後には再び出張、
今度は2~3ヶ月になるかもと言っていました。
夫がいる2週間の間、1度だけお願いして抱いてもらいました。
気持ち良いとは思えましたが、なんだか物足りなさを感じて・・・。
夫が出張に出る前の週末、夫と貴之さんの働く車屋さんに出かけました。
夫が2~3ヶ月留守にするとなると、少し不便な事も出てくるので、運転があまり得意じゃない私でも、
運転できる様な車を買おうということになったのです。
夫も私も車のことには疎くて、折角ならそういう仕事をしている貴之さんに相談して見ようとなったのです。
始めて訪れた貴之さんの職場は、輸入された新しい車を多く扱いながら、中古車も扱う大きな展示場のある車屋さんでした。
夫が事前に連絡していた様で、スーツ姿の貴之さんが出迎えてくれました。
夫、貴之さんそして私の3人で、大きな展示場の展示車を見て回りその中から3台のどれかということになりました。
3台全て軽自動車ですが、うち2台はミニバンとかいう感じで残りの1台は少しクラシック風な可愛らしい感じの車でした。
夫はその場で決めるつもりの様で、どれかを選ぶように言ってきました。
貴之さんにお願いして、もう一度3台の車を見せてもらいました。
夫はショールームの中で、貴之さんの同僚と楽しく話しているみたいでした。
3台の車をもう一度みている時、夫が再び出張に行くこと、そして、貴之さんにされたことが忘れられない事を話してしまいました。
車は、貴之さんの勧めもあって少しクラシック風な車に決めました。
ショールームに戻り、貴之さんと夫がやり取りしているのを夫の横で見ていました。
男性にしては綺麗な字を書く、貴之さんの綺麗な手に見惚れるようにしていました。
それから10日後、夫は既に出張に出てしばらく帰ってきません。
貴之さんが休日を使い、車を届けてくれると連絡がありました。
その日はなんだか朝から落ち着きませんでした。
何度も化粧を気にしたり、服装を気にしたりして・・・。
お昼少し前、家の前で車のドアが閉まる音がして、玄関に行きドアを開けてみました。
貴之さんが、車の周りを見ていました。
私に気がつくと、少し他人行儀におじぎをして、
「納車です」
と、一言だけ。
車の傍に行って、貴之さんにその車の説明を受けました。
一度、家の前の駐車場に入れて、家の中で書類の確認をしました。
確認と言っても、貴之さんの説明を聞いていただけでしたが、丁寧に説明してくれました。
ちょうどお昼時、お昼ごはんの事を話すと外で食べようということに。
中古とは言え、納車されたばかりの車を私が運転して、貴之さんが助手席に乗ってアドバイスをしてくれました。
家からそんなに離れていない、ファミリーレストランに入って昼食を取りました。
ファミリーレストランを出て家に戻ろうとした時、車に慣れるためにももう少し遠くまで行って見ようと言われて、
貴之さんに言われるままに、30分ほど離れた球場のあるスポーツ公園の、他にはほとんど車のない駐車場に。
貴之さんの指導で、枠内に駐車する練習をしたり、少しスピードを出して急ブレーキの練習をしたりさせてもらいました。
そして、昼間のいつ誰が来るかわからない駐車場の片隅の車の中で、貴之さんに抱かれていました。
狭い車の中、ほぼ身体が密着しているような感じで・・・三度目。
3度目も貴之さんは体液を私の中に・・・。
その後、ブラとショーツを貴之さんに奪われたまま、少し離れたトイレまで歩かされました。
貴之さんが出した体液と、私の体液が混ざったものが、足を伝わり流れ落ちていくのを感じながら。
多目的トイレに入って鍵をかけると、裸にされて・・・手洗い場の鏡の前で後ろから・・・
何度も何度も、自分の姿を鏡で見るように言われて・・・
後ろから突かれる度に揺れる自分の胸、口が半開きで喘ぐ自分の顔が写っていました。
鏡を介して見る貴之さんの顔は・・・どこか楽しそうに微笑んでいました。
少し焦らすように、ゆっくり突き上げてくる貴之さん。
立っていられなくなって、腰を落とそうとすると、両手で腰を掴まれました。
私は、何度も何度もイッていました。
貴之さんが体液を私の中に流し込んで、身体が離れるとそのまま崩れ落ちるように、
床に座り込んでいました。
息が乱れて、少し息苦しさを感じていました。
息使いが落ち着いて。息苦しさを感じなくなった頃、貴之さんが信じられない言葉と、行動をしました。
「そのまま車まで戻ってきて」
そう言って、私の衣類を全て手に持って多目的トイレから出て行ってしまいました。
目眩の様なものを感じました。
少しの間呆然としていました。
やっと動ける感じになり、ふらつきながら便器まで移動して股間をトイレットペーパーで拭き、
そのトイレットペーパーを流すと、その時起きている現実に愕然としていました。
鍵のかかっていないトイレ、誰かが入ってきたら裸で居る所を見られてしまう。
かと言って、鍵を掛けて貴之さんが戻ってくるのを待っても、戻って来てくれる気がしない。
このトイレに入る時、他に車はなかったけど・・・もしかすると、他の車が駐車場に止まっているかも・・・。
そんな思いがグルグルと頭の中で巡り続けていました。
ついに、とにかく車のある所までこのまま戻ろう、そう思いを決めてトイレの扉を少しだけ開けて、
外の様子を伺うようにしました。
離れた所に、私の車が1台だけあって、その他に車はありませんでした。
意を決して、片腕で胸を隠すようにして小走りで、何度も転びそうになりながら車まで行きました。
不思議な事に後ろのドアを開けて、後ろの席に転がるようにして乗り込んでドアを閉めていました。
助手席にいた貴之さんが一言だけ、
「待ちくたびれたよ」
そう言って、私の衣類を放り投げるように身体の上に掛けて来ました。
悔しさ、情けなさ・・・よくわからないまま、涙がとめどなく溢れてきて止まらなくなっていました。
服を来て落ち着きを取り戻した頃、貴之さんの運転で駅に向かい、駅で貴之さんが車を降りたあと、
ゆっくり自分で運転して家に帰りました。
シャワーを浴びて、服を全て着替えてダイニングテーブルに伏せるようにして、貴之さんとの事を思い出していました。
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