次の日になっても、沙苗の心はざわついていた。
日常の中に存在するはずのない光景が脳裏にこびりついて、なんど振り払おうとしても消えなかった。
昨日の光景・・・友人である玲奈の姿・・・
沙苗はふと、視線を玄関に向けた。
そこにはタブレットに写っていたのと同じ作りの光景が広がっていた。
玄関に向かう廊下には、あの光景と同じようにトイレと浴室と小部屋の扉があった。
そしてその奥には、玲奈が跪いたのと同じ玄関があった。
作業服の男の姿を思い出した。
跪く女を睨むような目で見下ろしていた。
ズボンのチャックは一番下まで下ろされ、その中から血管の浮いたグロテスクな肉棒が反り返り、生き物のようにビクンッと跳ねていた。
2人の間には一言の会話もない。
なのに女は赤い口紅の唇を開き、小さく舌を出して男の股間に近づいていった。
ビクンッ・・・ビクンッ・・・ビクンッ・・・女の顔の前でチンポが跳ねるたびに、尿道口からは透明の汁が溢れて滲み、磨りガラスから差し込む光に光っていた。
小さな舌がゆっくりと近づき、その先に触れた。
チロチロと左右に舌を動かしながら、女は男の目を見つめている。
その動きは男の視線を熱くさせていった。
肩で息をするほど男が高まるのを見て、女は妖しい笑みを浮かべた。
そしてゆっくりと口を開き、赤黒いカリを口の中に含んでいった。
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