涼子の心を最後に折ったの、は名前や住所が晒される恐怖ではなかった。
名前など山崎からの紹介状で最初から知られていた。
盗撮画像を送りつけられたのだから、住所を知られている事もわかっていた。
確かに怖かったが、それだけなら今までも耐えていた。
涼子の心を最後に折ったのは、送りつけられた画像・・・その中に写っていた自分の笑顔だった。
精液が何筋も這う、下品に口紅の剥げ落ちた唇の顔、、、それが、うっとりとした笑顔を浮かべているのを見て、心が折れた。
私は淫乱なのだと、本当に変態なマゾなんだと心が理解した。
そして、自分は貪り食われる獲物であり、襲われる被害者であるべきなのかもしれないと思った。
最初から、木村から逃げ切るのは不可能だと思っていた。
こんなにも執念深い男・・・そして山崎の背に隠れていても、平日の昼間のほとんどを一人で過ごすのだから・・・
「そうだ、もっと・・・もっと腰を下ろせ・・・」
カメラを構えた木村が涼子に命令する。
床に吸盤で固定した黒いディルド。
涼子は命令されるまま、そのディルドに腰を下ろしていく。
「いいぞ・・・そのままこっちを見ろ」
免許証を額に貼り付けられた涼子が顔を上げると、部屋にシャッター音が響く。
「そうだ・・・そのままピースしろ・・・舌を出して笑え・・・ほらっ」
パシャッ、、、、パシャッ、パシャッ、、、
※元投稿はこちら >>