部屋に残ったのは木村だった。
涼子は凌辱され尽くし朦朧とした意識のままは木村を見上げる。
木村はカメラを片手に、楽しそうな下品な笑顔でカバンの中をまさぐっていた。
そして、自分が用意した小物を涼子に向けた。
それは診察券と書かれた小さなカードだった。
存在しない病院の名前の下には涼子の本名、住所、生年月日が書かれ、少し大きめの顔写真が貼り付けられていた。
木村はそれを涼子の胸に貼り付けると「笑え」と命令した。
まだ快楽に酔いしれている涼子は、とても妖しい・・・誰が見ても一目で幸福を感じていると思うだろう笑顔をカメラのレンズに向けた。
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