「んっ・・・ん・・・・・・・・んっ・・・ぁ・・・・ん・・・・・」
涼子は自分の右手を噛み、漏れそうになる声を抑える。
最初こそ大きく息を吐いて耐えていたが、20分を超えた頃からどうしても声が出そうになってしまう。
医療用のゴム手袋のまま2本の指が挿入され、ピストンが繰り返される。
医師は指を根元まで挿入したまま上下に、左右に動かす。
涼子の膣の粘膜を押し広げ、内壁を掻くように曲げたままピストンする。
そうやって丁寧に時間をかけ、涼子の膣を『診察』した。
さすがに医療的な知識があり、また今まで何人もの女性を堕落させた経験をもつ山崎は、指の感触と反応だけで涼子のポイントを見つけ出していく。
内壁の上側にあるポイントを刺激し、涼子の反応が強くなると指を抜いてしまう。
暫くクリトリスの周辺を触り、涼子の反応が少し落ち着くと今度は左右の内壁に見つけたポイントを指先で掻きむしっていく。
快楽のポイントを刺激され、けれど絶頂しそうになるたびに鎮められ、少し回復するとまた別のポイントを刺激される。
そんな繰り返しが30分を超えた頃、涼子の意識に変化が始まる。
「ぁ・・・・んっ・・・ぁ・・・・ぁ・・・・・ん・・・・ぁ・・・」
催淫剤を投与され始めて3週間、体の疼きを自覚し始めてから10日・・・。
その間にたった一度しか旦那に応えてもらえなかった体は、完全に医師の指の動きに反応し始め、その意識は「声を抑える」ではなく「イクのを我慢する」に変わっていった。
「あぁっ・・・んっ・・・んっ・・・んっ・・・あ・・・・あぁっ・・・」
膣の粘膜がヒクヒクと痙攣するように指を締め付けはじめ、医師は涼子の体が巨大な絶頂を迎えようとしているのを感じた。
「あぁっ・・・あっ、あぁっ・・・ダメ・・・あぁっ・・・ダメ・・・ダメ、あぁぁぁっ!」
それは涼子にとって、人生で最高の絶頂だった。
いや、これに比べたら今までのは絶頂とは言えないのかもしれない。
そんな事を想いながら、涼子は旦那にすら感じたことのない幸福感に包まれていた。
「・・・あっ!」
医師の指がクリトリスに触れ、涼子が驚きと快楽の混じった声を上げる。
ゴムの感触のするその指先は、30分前と同じように丁寧にクリトリスを押し潰し、愛液を掬って塗り付けてくる。
(もしかして、また・・・)
涼子の心には小さな恐怖が芽生えた。
けれどそれは、ついさっき与えられた巨大な絶頂の余韻と幸福感に掻き消されてしまう。
そしてまた、医師の指が膣の中に挿入されていった。
『診察』は1時間20分かけて終わった。
涼子は合計で8回・・・後半の30分だけで6回も絶頂に達していた。
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