(旦那は情けない・・・情けない男・・・)
いつからか、そう考えるだけで体の芯が疼くようになっていた。
体が熱くなり、膣に愛液が滲むのを感じた。
それは涼子の心がサディスティックになった訳ではなく、山崎に植え付けられた快楽の記憶・・・数えきれないほどの絶頂とともに、洗脳のように繰り返された『診察』の成果だった。
(触られたい・・・)
そう考えると快楽への欲望が高まり、クリトリスが自分以外の指の感触を求めるのを自覚するようになっていた。
何度も繰り返された『診察』のせいで、脳裏には山崎だけではなく、顔の見えない見知らぬ男までが浮かんだ。
ふとした瞬間にそれらの言葉が脳裏によぎると、それをきっかけに心には次々と仕込まれてしまった言葉が浮かんだ。
私は淫乱女・・・私は変態女・・・触られたい女・・・妊娠したい女・・・淫乱で変態・・・
それは別々に、同時に、何度も心に渦巻いた。
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