涼子は浴室に向かいシャワーを浴びると、下着すら身につけずにリビングに戻り『準備』を終えた。
時計の針はまだ10時にもなっていないが、それほど涼子は飢えていた。
山崎の到着までにはまだ3時間以上はあるはずなのに、旦那の使った食器を片付けるよりも、洗濯物を洗うよりも、掃除よりも、到着した山崎から1秒でも早く『診察』できるように、そのための『準備』は涼子の中でなによりも優先された。
涼子はダイニングテーブルの皿に手を伸ばした。
数時間前に旦那が使った食器を、山崎に言われた通りの姿で洗い、片付けた。
山崎に与えられ自分でも何度も口にした罵りの言葉のせいか、旦那への背徳の感情は涼子が理性をとりもどすほどの強さはなかった。
続いて涼子は家事を進めた。
山崎が来るまでに全てを終わらせなくてはと思っていた。
いつもよりも丁寧に掃除するために四つん這いにもなった。
乳房を揺らしながらフローリングの床を拭き、M字に足を開く形でしゃがんで便器を洗った。
下着すら身につけていない姿では、全ての動作がまるで羞恥調教を受ける奴隷のようなかっこうになったが、他人の視線から守られた自宅の中では、『診察』への期待に満ちた涼子が羞恥に戸惑うことはなかった。
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