しのぶは息をすることも出来ないまま、震える手で
スカートの裾を摘まみ、ゆっくりと生地を持ち上げ始めていた。
今はまだスカートに隠されているが、剥き出しの下腹部にある秘裂が、はしたない汁で濡れそぼっていることは見るまでもない。
目の前に立っている二人の少女、確か中学二年生と言っていた、は表情を強張らせて、しかし固唾を飲みながらスカートに隠されているしのぶの下腹部が徐々に曝け出される様を凝視し続けていた。
(あぁ。あたし・・この子達に・・はしたない姿を見られちゃう。ううん、自分から進んで見て貰おうとしているんだ。)
ついに完全にスカートの生地を捲り上げた瞬間、二人の少女が同時に息を飲む音が聞こえ、次の瞬間、一人の少女が呟いた言葉にしのぶの精神は打ち砕かれた。
「・・本当に・・ノーパン・・露出狂・・。」
黙り込み喰い入るようにしのぶの下腹部を凝視している二人の少女。
スカートを完全に捲り上げたまま、屈辱に唇を噛みしめるしのぶ。
三人の様子を興味深そうに見守る清水。
三者三様、いや四者四様というのだろうか、その時、少女の一人が素朴な疑問を発する。
「・・恥ずかしく・・ないんですか?」
それは詰問ではなく、純粋な質問であった。
「・・そんな格好・・他人に見られて・・あたしだったら・・。」
『恥ずかしくて死んじゃう。』とでも続けたかったのだろうか、少女はそこまで言うと口を閉ざす。
「ん?どうなの?答えてあげたら?」
「・・恥ずかしい。・・死にそうなくらい・・恥ずかしい・・。恥ずかしくて・・死にたい・・。」
そこから少女達は代わる代わる質問を投げかけてくるが、質問のひとつひとつがしのぶの心を抉ぐり、答えるたびにしのぶは自らを貶めながら昂ぶっていく。
質問攻めが一段落した頃、暫しの沈黙を経た後、少女の一人、性的な知識に疎そうな子が口を開く。
「・・もっと・・よく見せて・・貰えませんか?」
「え?」
「あはは。興味あるの?」
「え。だって・・他の・・大人の女の人の・・見たことないし・・。」
既にしのぶの意思は無視され、話は独り歩きを初めている。
(・・そんな・・嫌・・。あたしの・・こんなに汚れているのに・・。)
そう思いながらも、しのぶは脚を僅かに開き、腰を前に突き出すとスカートを更に捲り上げ、下腹部を少女に晒す。
次の瞬間、少女の行動はその場の誰にとっても予想外であったに違いない。
少女はしのぶから三十センチ程の正面に移動すると、その場にしゃがみ込む。
結果、しのぶは股間を下方から少女に見上げられていた。
「うわぁ。こうなってるんだぁ。」
むしろ無邪気な、そして恐らくは無垢な視線に晒された股間から恥ずかしい汁が溢れ続ける。
「・・これって・・濡れてるってこと・・?」
しのぶが更に昂ぶっていることに気付いた少女は、羞恥心と性的な昂ぶりの関係を遅馳せながらに理解したのか、頬を赤らめる。
上気した顔を上げ、しのぶに向かい遠慮がちに質問を投げかけた。
「・・触って・・みても・・いいですか?」
それだけは嫌だった。
見知らぬ、そして自慰についての知識すらない少女。
穢れを知らぬ少女に淫らに汚れた牝の部分を触られたら、自分はどうなってしまうのか。
だが、しのぶは拒否することが出来なかった。
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