次の日も、その次の日も由紀は同じ時間に家を出た。
下着を着けずに、Tシャツだけの姿でゴミ収集小屋に向かう。
管理人はいつも小屋の扉の隣に立ち、由紀を眺めていた。
その視線は回数を重ねるごとに卑猥に、露骨になっていく。
そして、由紀の心にはっきりと自分の性癖を知らしめた。
由紀は自分が見られて興奮する女だと、恥ずかしいのに感じている変態だと自覚していく。
10日目を過ぎたころ、ようやく由紀は顔を上げた。
管理人の視線は想像していた通り・・・いや想像以上に卑猥なものだった。
(やだ、この男・・・)
由紀は作業服の股間の膨らみに気付いた。
(私を見て大きくなってる・・・)
それはオスの性欲だった。
旦那からも向けられなくなった欲望・・・自分をメスとして見ている証拠だった。
(あ・・・ポケットに入れた右手が・・・)
管理人は見せつけるように、ポケットの中の右手を動かしていく。
(わたし・・・今・・・)
それは上下に、左右に・・・ゆっくりと動いていく。
(この男・・・わたしで・・・いま・・・)
後頭部に熱い液体が流れていくような気がした。
体の芯に何かが湧きあがるような気がした。
触れてもいないのに絶頂しそうなほどの興奮だった。
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