資料を手に廊下を歩く。
委員が交代で行う昼休みの校内放送。
私の担当の日は週に2回ある。
すれ違う友人に声を掛けられ立ち止まる。
曲のリクエスト、小さなエピソード、、、たわいもない雑談に笑顔を返す。
私は下着を着けていない。
スカートは頼りなく、上着の厚い布は乳首を刺激して、羞恥と快楽に愛液が太ももを伝っている。
「呼び止めてゴメンね」と見送られる頃には、足首に落ちた雫を自覚しながら歩いていく。
階段を登り、放送室の扉を開けて、ようやく深く息を吐く。
「大丈夫ですか?」
心配そうに後輩の男子生徒が声をかけてくる。
私に気があるのかもしれない。
そう思わせる態度と言動が目立つ男の子。
その声に、スイッチの並ぶテーブルに座ったもう1人までこっちに振り返っている。
「大丈夫。準備できてる?」
先輩らしく、ズルい声色を使って質問を遮り、私は放送室の中のブースに繋がる思い遮音扉を開く。
スイッチに右手を伸ばした後輩の視線を感じながらも無視して進む。
「あ、はい、大丈夫です」
後輩が言い終わるのを待たずにブースの中に逃げ込む。
重たい扉をロックして椅子に座る。
マイクとマイクスイッチの置かれた机に向かうと、視線の先の小さなガラス窓から2人の後輩が私を見ている。
私はポケットから小さな鍵を取り出し、引き出しの鍵穴に差し込む。
静かに開くと、中に隠していたピンクのポーチからローターを取り出す。
右手に持った書類を見ながら、机の下では左手でローターをスカートの中に入れていく。
ローターは濡れた膣の中に、簡単に埋まっていった。
このローターは私へのプレゼントだ。
邪な悪意に満ちた改造を施されたプレゼント。
もともとリモコン式だったらしいローターにはスイッチもコードもない。
分解され改造されたスイッチは、放送室の引き出しの奥にあるのを知っている。
スイッチからはコードが伸び、電源と強度に分かれ、後輩が操作するスイッチ板に繋がっている。
窓の外で後輩が指を立てる。
放送のカウントダウン。
3本、2本、1本、、、ローターが振動を始める。
「それでは、今から・・・・」
いつもと同じセリフを言っていく。
後輩は音楽を流すタイミングを探るために私を見ている。
私は自分の息が熱くなるのを感じながらセリフを続ける。
「・・・を始めます」
最後のセリフを言い終わると、私はマイクのスイッチをオフにする。
瞬間、後輩が音楽をかけ、同時にローターの振動が強まる。
顔が歪んでしまう。
ブースの外には聞こえていないはずだけど、薄く開いた唇の隙間からは情けない喘ぎ声が漏れていく。
ぁ、、、ぁ、、、ぁぁ、、、、
後輩はまだ窓から覗き込んでいるのに、私は声を我慢することができない。
私からは見えない後輩の指が、スイッチ盤のボタンに触れるたびに振動が強くなり、弱くなり、断続的になったり唸っていく。
明るい密室に、後輩達の視線に、他人のタイミングで変わる振動に、快楽の波が高まっていく。
後輩が音楽を止めるとローターの振動が弱まる。
私はマイクをオンにして、またセリフを話す。
声が上ずらないように気をつけながら、熱くなった息を気付かれないように抑えながら。
またセリフを言い終わると、後輩が音楽のスイッチを押し、ローターの振動が強まる。
気付かれたくない。
けれど、我慢できない。
もうだめ。
私は後輩の視線の先で絶頂する。
※元投稿はこちら >>