<翌日>
しかし翌日になって、今まで抱いていた疑念は、全てが明らかにされた、
と同時に、僕は果てしない暗闇の井戸に、突き落とされてしまいました。
電話のベルで、微睡みを破られた・・・、 母さんは居ないのかな?
「もしもし、○○○○です。」
「よう、久しぶり。 俺だよ、孝一だよ。」
「おおお、孝一か。 元気にしているか? 一体どうした?」
「なにね、日頃のお前の疑問にお答えしようと思ったものでね。」
「僕の日頃の疑問に答える? どういう意味だ、それは。」
「電話じゃ話しにくいこともあるから、これから会わないか。」
そして電話で呼び出され、大学時代の友人から聞かされた話は、
到底信じられるものではありませんでした。 しかし、例の写真の送り主であると共に、
そこに写っていた男が、彼自身であることを知らされ、
最後の写真に添えられていたメモにあった、豊富に取り揃えられたシリーズの、
決定的な瞬間を見せつけられては、そうでないことを願う、極僅かな望みさえも、
完膚なきまでに、叩き潰されてしまったのです。
シリーズ第2段、1枚目。
全裸の男女が、まるで愛を誓い合った恋人同士のように抱き合い、
互いの唇と舌を絡め合う、濃厚なキスシーン。
2枚目。
ベッドの上で69となり、それぞれの股間部に顔を埋め、貪り合うシーン。
3枚目。
女性の膣穴に、2本の図太い指が差し込まれ、
シーツを濡らすほど大量の淫液を滴らせながら悶絶するシーン。
4枚目。
愛しい人を迎える時のように、男に向かって大きく拡げられた足の間に、
男の腰をしっかり抱き込み、堅く反り返った怒張を子宮まで届くほど深く飲み込んだシーン。
5枚目。
まるで獣同士の交尾のように、四つん這いとなって、男にお尻を高々と差しだし、
お尻の肉を大きく左右に拡げられながら、男の腰が密着するまで叩き込まれ、
今まさに絶頂を迎えんとする、喜悦の表情を浮かべるシーン。
そして、6枚目。
ぽっかり開いた女性の膣口から、白濁しとろみを持った獣液が、零れ出るシーン。
これは、写真の女性が、写真の男により、肉欲のるつぼに放り込まれ、
経験したことも無いような、悦楽の高みに押し上げられてしまった証拠でした。
さらに男が絞り出した溢れ出るほど大量の精液を生で注ぎ込まれているということは、
その男の子供を、自分のお腹の中に宿すことさえも、承諾したことを示すものなのです。
男に向かって自ら足を開き、女の聖域である子宮の中まで、
男性自身を導き入れ、孕まされることを承知の上で、男の種を植え付けられる。
こんな行為は、夫婦のみに許されたもののはずです。
ということは、写真の中の2人は、夫婦だということでしょうか。
2人は、肉体だけでなく、心までも結ばれているのでしょうか。
たとえそれが、戸籍上許されないことであっても・・・・。
その証拠に、写真の中の表情は、普段からは全く想像すら出来ない姿であり、
性の歓びに満ち溢れたものだったのです。
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