<堕ちていく母(5)>
「はんんっ・・・、ぐふっううぅぅぅ・・・・・・・・」
1本の指では物足りないのか、緩んできた母の菊座に、男は2本の指を捻込んだのです。
たった1本の指でさえも、これほどまでに悍ましいのに、2本もの指で弄くられることは
母にとって正に、死ぬほど恥ずかしいことです。 そして最も耐え難いのは、
自分のあんなところがその2本の指を受け入れてしまったことでした。
と、その時、部屋のドアの外で声がしました。
あっっ・・・、あの子だっ・・・・・
しかし、牝犬のような姿で、男に差し出したお尻の穴を2本の指で翻弄されていては、
まともに返事さえも出来ません。
「ほら、どうした? 返事をしてやらないと、怪しまれるぞ。それとも、俺が返事をしようか。」
心臓が凍り付くようなことを言われては、なんとかこの場をしのぐしかありません。
しかし返事をしてやれと言いながらも、男は指でのいたぶりを、一向に収める気配がありませんでした。
母は、そんな男の指によって引き起こされる感覚を、なんとかして意識の外に追い出そうと
気力を振り絞りながら、一言一言、息を切らせながら、辛うじて返事をしました。
僕が2階に上がっていく足音を確認すると、男は一層の力を入れました。
「んっ、んはっっ・・・・、あぐっっ・・・・、んぐっっ・・・・」
男は2本の指を、ネジを切り込んでいくように回転させながら、1本の時よりも、
さらに深く押し込んでいきました。 そして母の腸腔の奥に潜むものを、
指の感触で確かめると、ぐいっと捻るようにして、もう一段深くを探り、
今度は2本共指を曲げたまま、ゆっくりと引き出しにかかりました。
「んんんんんんん・・・・・・・・・・・、ぐっ・・、うっはぁっ!!」
部屋の外には絶対に漏らすまいと、必死の形相で噛みしめていた口でしたが、
曲げられた2本の指が、一気に出口を滑り出た衝撃には抗しきれず、
到頭声を漏らせてしまいました。
(今の声は、2階のあの子の部屋まで、届いたかも知れない)
しかし今の母には、それすらも考える力が残っていませんでした。
僅かに茶色に変色した指先を、男は生まれて初めて味わった肛虐に、
未だ打ち震える母の目の前に、突き出しました。
「陽子ほどの、静淑な奥様でも、こんなものを隠しているとはな・・・」
「えっっ・・・? ううううぅぅっっ・・・・くううぅぅっっ・・・・」
母は、鼻先に突き付けられた、男の指の匂いを嗅いだ途端、
ベッドに突っ伏して嗚咽を上げ始めました。
(ひどい・・・・、あまりにも、ひどい・・・・・)
(こんなこと・・・・、しんじられない・・・・・)
(もう、いや・・・・、もう・・・いや・・・・・)
可哀相な母です。 この時の母は、気も狂わんばかりだったのでしょう。
それにしても、この男には、悪魔でも取り付いているのでしょうか。
悪魔に魅入られた男は、その本性を現したようです。
「こんなものを溜め込んでいるんじゃ、きれいに掃除する必要があるなあ。
そうしないと、その先に進めないしねえ・・・・・。
まあ、今日は用意していないから、次回のお楽しみにしておこうか。」
母にとっては、指を入れられたことだけでも恐怖でした。 そんな母ですから、
男の言葉の意味を、理解することは出来ませんでした。
「も・・もう・・・、帰ってください。 お願いですから・・・・・。」
やっとまともに息が出来るようになった母は、なんとかして抵抗を試みました。
「おやっ? ついさっき、自分から腰を押しつけたのは、誰でしたっけ。」
こんなことを言われては、母の折角の意志も、崩れ去ってしまうのです。
「夜はこれからだろう? もっと楽しまななくっちゃ・・・・」
僕が2階で、彼女の夢を見ている間も、母は凌辱を受け続けていたのです。
母の両足は、男の肩の上まで持ち上げられ、そのまま上からのし掛かられました。
そして男は、二つ折りにした母の体に、真上から杭を打ち込むように、肉棒を突き立てたのです。
「ううっ・・・、うくぅぅっっ・・・、はーん・・・・、はあーん・・・・」
男の全体重をかけて、激しく突き入れられる母は、苦しさと共に、感じてはならない感覚のせいで、
いつしか鼻にかかった声が出ていました。 これが若さなのか、全く衰えを見せない男によって、
母はさらなる高みに、舞い上がってしまいました。
今日だけで、いったい何度の絶頂を、経験させられたのでしょうか。 もちろんこんなことは、
母にとっては生まれて初めてのことでした。 性の快楽という、ただ一つのことのみの追求に、母の肉体は酷使され続けたのです。
この日の出来事は、まさに悪夢としか言いようがありませんでした。
今日の半日間だけで、もう精も根も尽き果てた母は、泥のようにベッドに沈み込みました。
しかし、今日のことなどは、男にとっては、ほんの序の口に過ぎないのです。
本当の悪夢は、まだこの先にあったのです。
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