<堕ちていく母(2)>
男に射すくめられていた母も、我が子のことを思う、母親の理性からか、
ようやく呪縛から逃れだし、男の手を振り解こうと、精一杯体を捩りました。
そして一瞬男の手が離れた時、母は一目散に台所へと駆けていき、包丁を手にしました。
母の後を追って台所まで来た男は、包丁をこっちに向けて突き出す、母を見たのです。
「来ないでぇ!! 来たら・・・・、刺します!!」
母は精一杯の虚勢を張って、男を牽制しました。
「刺すのはいいけど・・・・、そうすると、あいつはどうなるのかな?」
なんということでしょう。またもや男は、僕を出汁に使ったのです。
母は武者震いしながらも、男の言葉の意味を理解した時、母の手から力が抜けていきました。
もしこの男を刺し殺したならば、自分はどうなってもいいが、後に残されたあの子には
『人殺しの子供』の烙印が押されてしまう。そうなれば、彼の責任ではないのに、
世間の風当たりは冷たくなり、会社での立場までも危うくしてしまう。
私のせいで、あの子は路頭に迷うことになるのだ。
僕のことなど、どうでもいいのに、我が子を愛する母親の気持ちが、
包丁を持つ手を押し止めたのです。自分の身がどうなっても、あの子だけは、悲しませたくない。
これほど優しい、まるで聖母のような母なのです。
それなのにこの男は、僕の優しい母を、またもや凌辱しようとしているのです。
今日こそは・・・、徹底的に・・・・、完膚無きまでに・・・・。
母の手から包丁を取り上げると、男はその包丁を使って、逆に母に脅しをかけてきたのです。
「さあ、どうする? またこの前みたいに、着ている物をズタズタにされたい?
切られた服を玄関に置いておけば、あいつも驚くだろうなあー。」
「いっ、いやっ!! やめてっ!!」
玄関に置き去りにされた、母親の切り裂かれた服を、あの子が見つけたら、
一体どうなってしまうだろう。 あの子のことだ、私を心配するあまり、
半狂乱になってしまうかもしれない。 そんなことだけは・・・・。
今は・・・・、素直に従うしかない・・・・。
母は、男の差し出す包丁の前で、セーターを脱ぎました。
さらに男に顎で催促され、ブラウスを腕から抜くと、スカートを床に落としました。
水泳で鍛え上げ、均整のとれた体は、ちょっとした気分転換にと母が選んだ、
ピンクのセクシーな下着を残すのみとなってしまいました。
母は今日こんな下着にしたことを後悔し、両手で体を覆うように、男の目から遠ざけました。
「陽子、とっても綺麗だよ。 僕のためにそんな下着を着けてくれたのかな?」
男が、エロチックな下着姿の獲物に満足した分、母はよけいに涙を流し、屈辱に体を震わせていました。
「お、お願い。 もう、いいでしょう・・・? もう、帰って!!」
「こんな姿を見せつけておいて、それはないだろう。 さあ、続きをたのむよ。
それとも、また僕に脱がせてほしい?」
こんな男の手で、下着が剥ぎ取られるより、まだ自分で脱ぐ方がましだ。
しかしそれは、美しき獲物の前に立ち塞がる野獣の目の前で、
自らの手でストリップショーを演じることを、選んだことになるのです。
母は涙を飲みながら、白のレースで縁取られた、淡いピンクのハーフカップブラを
肩から外しました。 ほとんど垂れを感じさせない乳房を手で覆いながら、
母は男に懇願の眼差しを送りました。しかしどんな願いも聞き入れない獣の顔を見て、
母は目を固く閉じ唇を噛みしめながら、最後の1枚に手をかけました。
寝室ならまだましでした。 しかしここは台所です。
こんな所で、全てを晒け出してしまった母は、もう後戻りする術を失ったかに思えたのです。
そんな悲しみのどん底で打ち震える母の体を、男はまるで、
人間の心を取り戻したかのように、優しく包み込みました。
「お・・・、お願い・・・、もう・・・・・、しないで・・・・」
耳から項、肩へと男の舌が這い、手のひらが乳房に押し当てられ、
乳首を指の間で弄ばれながらも、あわや崩れ堕ちそうになる気持ちを鞭打つため、
母は抗う気持ちを口にしました。 しかし内に秘めた快感に翻弄されるのは、
今や時間の問題であることを、母の体が如実に物語っていました。
そして、母の性感帯を知り尽くした様な、男の執拗な愛撫で、
敏感な肉体を持つ女は、いつしか潤んできました。
「いやぁ・・・、いやぁ・・・。 やめてぇぇ・・・・・」
体の反応を拒絶する、母のせめてもの抗いの言葉でした。
「陽子・・・。 感じてきているね。」
言葉とは裏腹に、母の肉壷が、男を迎え入れる準備を整えたことを知ると、
男は母の上体を食卓テーブルに押しつけ、足を開きお尻を掲げさせると、
母の足の間に腰を割り込ませ、潤む泉に怒張の狙いを定めました。
「んんっ・・・、ううっ・・・、ぐふっ、ううっーん・・・・・・・」
男は台所で母を全裸にし、一家団らんを過ごす食卓の上で、毒牙を母の体内深くに沈めたのです。
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