直哉さんが箸をカウンターの上に置き、私の身体を攻めていた動きを止めた。
先ほどまで触れていた箸先が外されたにも関わらず、私の身体には箸先の感覚がはっきりと思い出されるほど残っていた。しかも、それが微妙に動いているような感覚に私はしばらく身悶えていた。
身体をミミズや虫が這うような感触が絶え間なく私の身体の皮膚に襲いかかってきた。やがてそれは数を増やしながら私の全身へと広がり私はカウンターの上でじっとしていられなくなった。
カウンターから落ちないようにしながら、身体を左右にくねらせいつまでも続く快感に身を悶えさせていた。
※元投稿はこちら >>