「あっ、ちひろさん…大丈夫ですか?」
直哉さんの声は少し低めのダンディな声でそれすらも私はドキドキしてしまいました。彼はテーブルにあったペーパーをごそっと取り出すと私のスカートにかかったキャラメルマキアートを丁寧に叩くようにシミを取り除くと床やテーブルに溢れた液体も素早く綺麗にしていきました。
その姿はまるで紳士そのもの。それだけで私の心は完全に直哉さんに奪われてしまった。
「すみません、私が余計なメールをちひろさんに送ったばっかりにこのようなことに…」
「いえいえ、私がそそっかしいので…それにしても直哉さん…すごく紳士的で落ち着いた雰囲気で…初対面なのに私…すごく好きです。」
「そう言っていただけると光栄です。ですが、私はこれからあなたを調教していくのですよ?」
「直哉さんにだったら私…なんでも受け入れてしまうかもです。」
私は数分前に面識した直哉さんのことを心から信頼していました。
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