その14
時刻は夜中の12時を回っていた。
「友達と飲んで帰るから、晩ごはん1人で食べてね。
おかずは冷蔵庫の中。味噌汁も作ってあるから温めて食べてね。」
麻衣子からそんな内容のメールが来たのは夕方の事だった。
それにしてもこんなに遅くなるとは。。私はスコッチをチビチビと舐めながら
麻衣子を抱く事をイメージしては激しく勃起し、その後麻衣子に泣かれたり、責められたりする事を想像しては
萎えて、やはりやめた方が良いかもしれない。と考え直す事を繰り返していたが、
スコッチで胃が満たされ、酩酊し始めると、私の頭の中の麻衣子は
服を着てない状態ばかりになり、勃起は収まる事が無くなった。
「くそ。。麻衣子はまだか。。こんな時間まで、どこで遊んでるんだ。」
股間を膨らませながらも吐くセリフは一応父親らしいものだったが、そんな私は帰ってきた娘と
SEXをすると心に決めているのだから、情けなくて涙が溢れそうになった。
そんな時だった。時刻は12時40分。玄関を開ける音と同時に「ただいまー」と
麻衣子の大きな声が玄関から廊下を通り、私のいるリビングまで響いた。
私はいよいよかと、覚悟を決めて大きく深呼吸を1つすると玄関に向かった。
「麻衣子!おそかっ。。。た」
「おとうさ~ん。ただいまー。」
麻衣子はかなり泥酔しているようだ。。一人では立っていられないほどに。。
「すみません。こんな時間にお邪魔してしまって。。私、麻衣子の友人で
佐々木と申します。この子、何だか今日は珍しく飲みすぎてしまったようで、
家まで送ったら私は帰ると言ったんですが、泊まっていけって、しつこくて。。」
何という事だ。こんな日に麻衣子の友達が泊まるだと?最悪だった。
「そ、そうですか。それは麻衣子がご迷惑をお掛けしました。
どうぞ、どうぞ。狭い家ですが、遠慮せず上がってください。」
私は佐々木と名乗る友人と2人掛りで麻衣子を二階にある麻衣子のベッドまで運んだ。
「よいしょー!この子意外と重いですね。」
そう言ってイタズラな笑顔を私に向けてくる、佐々木という女の子をチャーミングだと思った。
「この子、朝まで起きそうにないですね。まったく、あたしの部屋で飲みなおそうなんて言って
無理やり誘ったくせにやんなっちゃう。。」
「この度は本当に娘がご迷惑をお掛けして、何とお詫びを言っていいやら。。」
「やだな。お父さま、冗談ですよ?私こんな事で怒ったりしません。
むしろ、麻衣子がこんな風に酔っぱらうの見るの初めてだったから、何だか楽しかったです。」
そう言ってはにかんだように笑う娘の友人を小悪魔的な魅力があるなと思った。
「娘がこんな酔い方をするのは初めてなんですか?」
「はい。麻衣子はいつもしっかり者でいつも私の方が介抱されてる側なんですよ。
だから、今日はちょっとびっくりでした。でも麻衣子の酔ってる姿も可愛かったですね。」
そう言って階段を下りて行く長くてスベスベな生脚を見て私はセクシーだと思った。
「それではお父様、私はこれで失礼します。」
「えっ。お帰りになるんですか?でももう終電もないですよ。」
「そうですよね。。でも、麻衣子も寝ちゃったし。。私少し飲み足りなくて。。」
「それでしたら、私で良ければ、お相手しますよ。実は麻衣子が帰ってくるまで一人酒だったもんで。」
「あら?そうだったんですか。それじゃ、麻衣子にフラれた者同士で飲んじゃいましょっか。」
私はナゼこの子を引き留めてしまったのだろう。
麻衣子は酔い潰れている。この子が帰れば、いよいよ麻衣子を抱く事が出来るというのに。。私はやはり、まだ娘を抱くのが怖いのかもしれない。。
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