38.私はエッチだ!でも、それでいい。
そういえば、最後にSEXを楽しんだのは何時だったでしょう?
10年以上前の初体験の相手とは、毎週末にデートとSEXをして、少し楽しかった記憶があります。
若い獣のようなSEXでした。
そのあとのSEXした二人の男性とは、成り行きのSEXで楽しんだ記憶はあまりありません。
そして、私を捨てたあの男とは・・・最後の2、3年は、ただ求められるのに応じて、
お付き合いで身体を開いていただけでした。最後の1年はそれすら無くレスでしたが。
夫になる男とは、愛しい気持ちで身体を許しましたが、私から求めてSEXをしたことは今までありません。
すると、干物女の私が、自分で男のペニスが欲しくなって、純粋に性的関係を求めたのは10年振りということになります。
私に性欲が戻ってきた。女として、嬉しく恥ずかしい気持ちですが、幸せな感じもしています。
このキューピーのお陰?いえ、昨日のユウジにも少し感じていました。
私の上で一所懸命に腰を振る大家の頭髪の薄い、脂臭い頭を抱きしめながら、嬉しくて、少し涙が滲み出ていました。
私は、奴隷としての隷属を知ることで、逆に自分の身体を自由に使って快感を得る幸せを取り戻したのです。
これが、旅立つ前に、あの男の言っていた、「お前に本当のSEXを取り戻させてやる。」という言葉の意味だったのだと、今、はっきりとわかりました。
旦那様、あなたのおかげで、私、自分のSEXを取り戻しました。
「愛しています。旦那様。」小さいですが、確かに声に出して言いました。
大家は、私の言葉が、何の意味か判らずに、不思議そうに私の顔を覗き込みながら、
ただただ絶頂を迎えようと、ラストスパートのピストン運動をしています。
この時から、私にとってのエッチ、いえ、SEXの全ては、
自分が人生を楽しむ為の生き方の一部となりました。
私、里美は、エッチな女に、なりました。
私が高まりの絶頂に達して逝くのと同時に、キューピーが、呻り声を上げて、四回目?の射精をしました。
子宮口に、ペニスの先から暖かいものが大量に浴びせられているのが、見えているようにわかります。
大家が動きを止めると、ベッドの軋みの途切れた部屋は、静寂そのものです。
重低音で聞こえていた筈のトラックの騒音も、全く聞こえていません。
「本当に夜中は静かなんだね。」
禿げ頭を撫でならが、私が呟くのを大家は満足そうな表情で聞き、
目を閉じてキスしてきました。
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