35.支配する者と、される者
「・・・やめて。」
椅子から降りた私は、股間の星を覗き込みながら、醒めた頭でユウジに告げました。
「私はあなたの物にはならないわよ。
これは、あなたが私の言い成りになる契約の刻印。」
「え?どういうこと?」意外な物言いに、阿呆の顔を下げているユウジ。
「私のご主人さまは、私にあなたをご褒美として下さったの。そうでしょ?」
「僕は父さんになんて支配されていない。(きてるきいてる)
「いえ、されているわ。私はご主人さまの奴隷だから判るもの。
しかも、あなたは、ご主人さまの道具よ。
奴隷に使われる、ただの ド ウ グ 。」
「嘘だ。やめてくれ。」(涙目?情けな~ぃ。)
「いい事。これからは私の言いつけも、ご主人さまの言葉だと思って聞きなさい。」
「何を・・・。」
「先ずは私を家まで送りなさい。」
ユウジは大型のオートバイを持っていました。
私の実家まで、ユウジの運転で僅かに1時間の距離でした。
家の近くで、フルフェイスのヘルメットをユウジに返しながら言ってあげました。
「気持ちよかったわよ、エッチも。少し単調なテクニックだったけど。」
自宅に戻ると、母屋の両親は既に就寝しているようでした。
軽くシャワーを浴びた後、全身の傷に薬を塗り、
マッサージにスキンメンテナンスを終えると、少しホッとしました。
自室の寝台に横になり、パッドのSkypeを使って、ご主人さまに連絡を取りました。
直ぐにご主人さまがinしてきました。
「ユウジから聞いたよ。本当にお前は賢い女だ。
明日から、私がもっと賢い奴隷にしてやろう。」
「ありがとうございます、ご主人さま。
でも、明日は新居の事でお伺いできません。」
「まぁいいだろう。その代わり、それなりの罰を与えんとな。覚悟しておけよ。」
「もちろんでございます、ご主人さま。どのようなお仕置きも覚悟いたしております。」
「では、もう休むがいい。」
「ありがとうございます、ご主人さま。お休みなさいませ。」
電源を落としたパッドをクッションに投げ出すと、
私は暫く振りに自分のベッドで、本当に泥のように眠りに就きました。
その夜、私は不思議な夢を見ました。
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